6年前、就活直前、の自分の文が出てきた怖い

FaceBookを読み返していると、

2012年に自分が書いたノートが出てきました。

これがもうとても痛々しくて、若々しくて、

そしてなんとも自分らしい。


6年前の自分に声をかけるなら、

「キミ、予想してるのと同じくらい変わってて、変わってないよ」

という感じですねー。


槇原敬之的に言うと、

「大事なのは 変わってくこと 変わらずにいること」(『遠く遠く』)

みたいな。


一人の人間の、数年またぎの文を読むというのも一興なので、

以下に、そのノートをコピペしておきます。


就活に関するメモ書き
2012年2月19日 16:16
結婚とか子供の養育費とか将来発生するであろう介護費とか考えてたら、好きなことやって生きていくのには本当に相当な覚悟が要るんだなと気づく。就活に関しては、やりがいとか自己実現とか、内発の動機に関する議論はよく聞くけれど、自分がいくら稼ぐ必要があるのかという必要性義務性から見た考え方ってあんまり見かけない。
見かけないだけで皆しっかり考えてるんだろうか。
安定安定言ってる人たちってどうなのって思って、福利厚生とか給与とかをあまり気にせずに来たけれども、それはやっぱり現実が見えていないからなのか。
でも難しいのは給与の高くて安定的と今言われる職場が今後ずっと在り続ける保証はないってことで、ある日急に職が無くなった時に、若しくは現職から待遇の良さが無くなってしまった時に、「安定してるから、給与が高いから」って外発的動機に基づいて仕事をしていた場合足場がぽっかり無くなってしまう。だから自分がその仕事を好きでいる必要は少なからずある。
理想論的には内的外的要求をどちらも満たせる職に就くべきだけど、本当にそれは理想論。単に「給料高くてやってて楽しい仕事やりたいっす」ってことだから。
実に安易に分けると、
内的欲求:好きな仕事やりたいっす!
外的欲求:稼げる仕事やりたいっす!
この2種類の欲求をバランス良く満たせるところを見つけなければいけないと。内と外の使い方がおかしい気もするけどまあ気にしない。
ここで見ぬふりをしているのが能力値の問題で。
上記は自分が仕事(企業)を必要とする理由であって、仕事(企業)が自分を必要とする理由も同時に満たせないといけない。双方が必要とし合って成立する契約だから。上の欲求を満たせる職であってもそこに就けるだけの能力がないといけない。
ちょっと分類しなおしてみよう。
改めて、就職を成功させるために考えるべき3つの要素とは。
①これやりたい!「欲求」
②これやるべき!「義務」
③これができる!「能力」
社会貢献とか、日本を良くするとか、よりマクロな要素もあるけど申し訳ないことに今の自分にはそこまで考えられないので現時点で上記3要素について検討していくことにする。
①欲求
今までの経験から考えると、いざやり始めるとその仕事を好きになれる可能性は高い。つまり、今持ってる「こんなことしたいなー」は将来塗り替えられる可能性が高い。だから、欲求に重きを置き過ぎる必要はない。
だったら好きになれそうもない仕事を考えるのが近道なのかもしれない。何が嫌いか。ルーチンワークだったり、既に答えが出てるものだったり、その辺りかしら。もちろん成長の前段階に必ずあるルーチンワークはするけれども、それだけで終わってしまう予感がしてしまうといけない。その予感自体が視野の狭さから来るものである場合は往々にしてあるけれども。
ただこれだと「ルーチンワークやりたくないっす」ってだけになっちゃう。マイナスの欲求だけ考えるのも良くなさそうだ。
じゃあプラスの欲求って何かしら。ルーチン嫌いの裏返しで考えるなら成長欲求かなあ。ただ成長欲求って何かの前段階のような気がするんだな。「成長したいっす!」「で、成長して結局どうなりたいの?」「ぐぬぬ・・・」てなもんで。具体性に欠けると言っても良い。
具体的な欲求とは如何に。これ難しい。ここでは内的な欲求に限って考えるから、つまりどんな人間になりたいか、を具体的に設定することだ。自分の面倒を自分で見られるようになった上で、他人の面倒を見られるようになることかな。いや、抽象の極みだけどさ。突き詰めようとするとなんかテツガクテキになっちゃうな。今あくまで就活にあたって考えていることだから、仕事という枠で考えて行ってみようか。
例えば起業したいとかどうだろう。当たりでも外れでもないような気がする。起業できるようになっておきたい、が当たりに近いか。あ、あ、今ちょっと思いついた。企業に頼らずに生きられる能力を身につけたい、かもしれない。成長欲求からも繋がるし、時勢的にもありだし、暫定的にこれにしておこうかな。
②義務
自分のためでなくて必要な出費について考えてみる。さくっと検索したら結婚に約400万、子供一人育てるのに約3000万、両親の介護に300万、くらい?厳密性は今はいいや。仮に結婚して子供二人で考えるなら7000万くらい必要になるのか。うへー!仮の仮で30歳結婚、32歳で子供を持つとしてみたら、今23だから大体、
25~30歳の6年間で結婚費400万
31~32歳の2年間で出産費200万(くらい?)
33~54歳の22年間で養育費と介護費6300万
を捻出する必要がある。奨学金の返済もあるからもっといくな。
密に考えるのは一旦止して、働き始めてから30までに年間70万くらいの貯金が必要になる。月額にして6万円。
これはどの程度可能な金額なのだろう。流石に就業前からわかりそうにない気がするので今度誰かに聞いてみよう。社会人のかた良かったら教えて下さい。この見通しの甘さも(笑)
③能力
どだい学生風情の持つ能力なんてどんぐりの背比べに過ぎないので、入社後に良き社会人になれる可能性を示されることが就活における能力だろうか。
時間が無くなったのでまた今度。
こういう机上空論遊びみたいなのいいからさ、現実と向き合っていこうよ。
って時期でもあるんだけども、下地ってきっと必要よね。
平台の下の箱馬みたいな。
ピラミッドの一段目みたいな。
こういう、基礎がしっかりしてないとその上に綺羅びやかなもの建てても崩れちゃうよみたいな格言って何だっけ?


昔の僕へ。

いいんだけどさ、

とりあえず長いよ!笑