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偏差値にこだわらない学校見学

偏差値にこだわらない中学受験で最も重要なのが、この学校に入りたい!と言う気持ちだと思います。
できるだけ早い段階で照準を定め、その学校の受験に向かって対策を練ることが合格に繋がります。

受験塾のチューターや先生方は、とにかく1でも偏差値の高い学校に入れたがります。初日、2日目、3日目で合格が出なければ、偏差値を落としてでもとりあえず合格を取りに行かせようとします。それが塾の実績と評判になるからです。

よくあるケースで、小学4年生で受験塾入塾→何度か模試を受けて偏差値が見えてくる→小学5年後半から偏差値に合わせていくつか学校見学、というパターンを耳にしますが、それで本当に行きたい学校が見つかるでしょうか?
何校の説明会に行けますか?本当に行きたいと思えるまで通えますか?週末は年間50回程度しかありません。

我が家が中学受験を始めた頃、同時にスタートしたのが学校見学でした。小学4年生だとまだ子どもの偏差値は大きく変わるので、偏差値は気にせずに、気になった学校には片っ端から見に行きました。その数は20校程度になります。
その中でも子どもが気になる学校には、繰り返し訪問しました。
最終的に、第一志望で合格をいただいた学校には、学校説明会、受験生向けセミナー、授業体験、校内見学会、受験体験会等を併せて10回以上足を運びました。当時はコロナ禍だったため一部はリモート参加でしたが、今なら体育祭や文化祭等イベントにも参加できるので、もっと行ったのでは?と思います。
今思えば、これが偏差値にこだわらず行きたい学校に合格をいただく第一歩だっと思います。

さて、中学受験の学校見学先はどのように決めていますか?
特に、中堅層の学校はボリュームゾーンだけに数が多いのです。とても全部は見に行けません。
学校のポジショニングを考えると、以下2つの軸があるように感じます。
1つは、伝統的な学校⇔先進的な学校。
もう1つは、大学受験を見据えた進学校⇔部活や課外活動重視の文武両道学校。

最初は気になった学校を片っ端から訪れていた我が家でしたが、いくつか学校見学をする中で、「先進的かつ部活や課外活動重視の学校」が相性が良さそうだとなりました。
(伝統校の見学では、校長のお話し中に居眠りしていました、、、)

その頃、我が子はゲームやMinecraftにはまっていて、工作も大好き。スポーツはそこまで好きではなく、勉強は苦手、旅行好きといういかにも現代の小学生といった子どもでした。
なので、先進的かつ部活や課外活動重視に、"工作要素"と"グローバル教育"というキーワードを加えて学校を絞り込みました。

小4、小5の週末は塾、模試、学校見学で埋まって行きました。模試の結果はイマイチでしたが、そんなことは気にせず志望校探しへと励みました。
その結果、小学5年生の夏頃には、第一志望校が朧げに決まっていました。
そこは先進的な教育や取り組みに積極的で、グローバル教育に力を入れている最近注目の成長校です。
自由な校風と親切で楽しそうな生徒たちに魅かれて、自分も行ってみたい!となったようです。
その学校に入るために頑張ろう!と家族で一致団結した瞬間でした。

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