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連番の日はshort short

本当は11の時に行ってみようかなと思っていたのですがまだ続けられるかも微妙ー
(そんな弱気な感じ?)

だったので

落ち着いてきたので連番shortshortをしようと思います。
そもそもこのnoteは文章力upのためにしているので、たまにshortstoryでも描かないと自分の力はつかないのでは?というのもあって。
本日初めてのshort。
キリ番ではなく、連番にしたのは、それぞれのシーンは別で続きものではないですが、登場人物や設定は同じものにする予定の少し変わった連番short。

よかったら読んでいってください。

遠い未来の話

2550年8月

私とクウはナブンから遠く離れた都市、ナルの資料館のエントランスにいた。
ここにはナブンにはない紙の資料やものがたくさんあるらしい。
昔は図書館とか博物館とか美術館ってわかれてたらしいけれど人の居住地が2つしかなくなって場所も限られてからこの形態になったそうだ。


ドーム型の資料館のエントランスは下には地球、上には宇宙空間が広がっている。
「綺麗だねえ」
「クウは本当の空の方が好きだなー。初めて見たときは感動したけどね。前に来たのは順子さんと一緒だったからもう、150年以上前だな」
「としこばあちゃんの時かー」
「ナブンでも夜空はあるけどニセモノだかんね」
「偽物言わない」
「葵はナルをよく知らないからな」
「・・悪かったわね、あんたより物知らなくて」
「まあ、それは仕方ないですよ、葵は人間だもの」
「そうね、あなたはAIだからね」
「そろそろ葵から次の代にいきたいなあ、大人は面倒だよねー。子供まだ?・・あ、結婚もまだか、環境問題、扱うより他にやることあるんじゃない?」
子供の顔をして言葉は大人っぽくないが、存在している時間が凄まじく長いクウは代々の私の祖先に鍛えられ言う事はもはや長老だ。
「・・最近、クウ、小姑みたい・・・昔は優しかったのに」
「昔っていつですか?100年前?」

私たちがごちゃごちゃ喋りながらエントランスを歩いていると向かいから資料館の人だろう、初老の男性がやってきた。

「今時珍しいですね、お友達AIですか」
男性はかけているメガネを上にやり、目を細めてクウに顔を近づけた。
「お友達AIって呼ばれるのも珍しいけどね」
クウは少しムッとして応える。
長い時を我が家で過ごしてきているクウにとって、AIと呼ばれるのは好きではないのだ。でも、相手はそんな事は知らない。
「クウ!初めての人にそんな言い方しない!・・すみませんっっ」
私は慌てて男性に謝った。
男性はにこやかに首を振りクウの背丈にしゃがみ込んだ。
「いいえ、こちらこそすみません、失礼でしたね、私は佐々木雅史と言います。あなたのお名前は?」
「クウです」
「クウさん、初めまして。」
きちんとした扱いを受けてクウも満足そうだ。
AIのくせにこの癖はどうにかならないだろうかと時折思うけれどきっとそんなことを私が言ったら1週間は口を聞いてくれなそうだからやめておこう。

「あなたはお名前は」
「森川葵です、初めまして、ナブンから来ました。よろしくお願いします」
「あー、あなたが・・。聞いています。そうでしたか、遠い中ようこそ」
「調べたいことがありまして、実際にいろいろ見ながら探した方がいいかと思いまして50年記念で申請を出してきました」
「その様ですね、もう50年間そちらからは人はいらっしゃってないし、大概、みなさんデーターで探されて終わりますのに・・」
「きちゃダメだった?」
クウがまた余計なツッコミを入れてくる。
そのツッコミに対して佐々木さんはにこやかに応える。

「いいえ、歓迎していますよ。さ、中をご案内しましょう」

でもその笑顔と裏腹に目がどこか笑っていないのを私は気に留めながら、クウと資料館の中へと進んでいった。



このnoteの基本方針出来立てホヤホヤ

私は、このnoteの基本方針として、直したものを他で出す事はあれど、このnoteの文章は基本的に直さずに進め、さらに、その日に書いたものを出すと言うこにしています。

それは何度も書きなおすと毎日書くと言うことができないこと、書きためるのでは私の本来の目的、毎日少しずつでも書くことで力をつけるというのとはズレるからです。また成長も見てもらうと言うことで後から直すと言うことも基本的にしていません。
もちろんこのnoteをベースに何度も書きなおすことで力をつけるということもするのですが。

というわけで

連番shortshortも今考えて書いたもの、出来立てホヤホヤ

です。
ただ設定やシーンはずっと考えたりしていたものですが。
そんなわけでもやっとすることも読んでていーっぱいあるかと思いますがよかったらまた読んでいただければ次は33の時に。


というわけでまた明日。

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こちらは直して書いて直して書いた小説。


主人公が日本人の普通から離れた場所、インドで奮闘する話。

普通の会社員の主人公が、ビジネスでインドに滞在し犬を拾ったことをきっかけに、インドの日常に横たわる人々の深層意識やカスタムに触れていくお話。
NewsPicksでも紹介されました。

なんと、るろうに剣心の大友監督と、ドラゴン桜の編集などもされている佐渡島さんからも書評をいただきました。

こちらで書評と少しだけお読みいただけますのでよかったらぜひ







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