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インカトレイル 1

チチカカ湖を船で渡って、ペルーに入りました。

(チチカカ湖に浮かぶ太陽の島での出来事は「不思議な水」にまとめてみました。)


そこからさらにバスで進み、ペルーの首都クスコへ。

旅の途中、新しい街に着くと必ずやることが1つあります。

それは、「市場に行くこと」。。


何故なら、そこに暮らす人たちの「生活」が見えるからです。

売られている物、道具。。

野菜、果物、肉類などの食材。。

それらの匂い。。

音楽や言葉のリズム。。

同じスペイン語でも国によってリズムが違うし、市場とかだと、ケチュア語なんかも耳にすることが多い。。

そして、新しい味覚の発掘もします。味見しろって差し出されたものはなんでも口に入れるし、市場の中の食堂でご飯を食べるようにしてます。意外にうまくてはまったり、「うわ、これは不味い!」って思っても、日が経つにつれて慣れてきたり。。

そうすることで、「旅行者」としての壁が薄まるというか、より地元の人たちとのこころの距離が縮まるというか、波長が近づくというか、そんな感じがします。

今回初めて目にしたのは、「コカの葉」。

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コカの葉は、昔からアンデス地方では伝統的に嗜好品として、また薬や儀式のお供え物として親しまれてきました。葉から抽出したエキスが麻薬コカインの材料として利用されているため現在はほとんどの国でコカの葉の輸入・栽培は禁止されています。(昔はコカ・コーラにも入ってたそうです!)

上記の理由からコカの葉=麻薬のイメージがありますが、葉っぱだけでは幻覚作用・依存性は非常に低いです。アンデス地方高地に旅行したことのある方は飲んだことがある方も多い「コカ茶」は飲んでも幻覚を見たり中毒になったりはしませんので安心してください。ティーパックになったものもあるし、乾燥した葉っぱをそのまま湯に入れてしばらく置いてから飲む場合もあります。コカ茶は高山病に有効と言われているので、観光客の多いホテルなどではロビーに置いているところも多いです。味は少し苦味の強いハーブティーですが、日本人には割と飲みやすいと思います。高山病対策で、現地でコカ茶を飲むかたは、眠れなくなるので夜には飲まないように気をつけてくださいね。

ボリビアやペルーなどでは一般的に眠気冷ましや集中力を高めるとして、乾燥させた葉を口に含みガムのように噛んでそのまま口に入れておきます。高山の労働者やトラックの運転手など、過酷な労働状況にいる人たちに特に需要が高いですが、一般の人たちも普通に食べています。疲れたり眠い時に私たちがコーヒーを飲んだりするのと同じような感覚かなと思います。あとはお酒を飲む時のつまみのような感覚でコカを口に含んでいる人も多いです。眠くならない為なのかな…

僕もトレッキング中は噛み噛みしながら歩いていました。休憩の時にはガイドがコカ茶を淹れてくれました。ほかにもコカの葉を練りこんだ飴とか、いろいろありました。

確かに、シャキッとする感覚があって、長い道のりも難なく歩きとおすことができました。


今回取った宿は、市場の目の前だったので、何回も足を運ぶことができました。中には、「こんなもの売ってていいの?」ってものまでありました。

絶景スポットもいいけど、こういう市場の世界こそ旅の醍醐味かもしれません。

でも、今回の旅のメインテーマはインカトレイルです!

歩きます!!

(続きます・・)

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