夜泣きの果てに行きついた、ママの思考
次男と出会い、生後3日目で授乳のやり取りでネタができ、4人家族の新しい日常がスタートした。
ママは産後でバランスを崩し、長男は環境の変化に追いつけず、おかしな行動をしていた。
ストレスフルなママには、動かない泣いてるだけの赤ちゃんは癒しの存在だった。生後3か月から4か月は特にかわいかった。
笑い出したから
動き回らない、よく寝る、母乳は相変わらずなかなか飲まないけど、ママの顔を見ると”ニコっ”と笑う。
最高の時間だった。
しかし、そんな時間はすぐに終わりを迎えた。
夜中に1時間おきに起きて泣く。
長男の時には夜泣きに苦労した記憶がないため、始まった時には、続くと思っていなかった。
しかし、毎日寝不足のママにこれはきつい。1時間おきに泣いてくれる。そんなに飲まないくせに、授乳で泣き止む。そして、その時間が昼間より長い。
これが、10か月まで続くと精神はおかしくなる。
夜になるのが怖くなってくる。
旦那がいるし、頼めばいい、みんなを起こして助けてもらえばいいけれど、それがその時にはできない。そして、毎日夜がやってくる。
月明かりのまぶしい夜。いつものように泣いてる次男。もう、乳を出すのもストレスになっていた。泣いている次男をただ抱っこして、月を見て、涙を流した。
だめだ、と思い、授乳をするけど、また1時間もすれば起きてくる・・・
この時間が苦痛で仕方がない。やめたい、投げ出したい、どうしたらいい。
泣き声が脳みそに響く。
泣かないようにしたい、でも生きてる。これは止められない。
そーか、私がここから消えたら、終わりにできる。
はっと、我に返った。
こうやって、産後うつは悪化して、自死という最悪の行動に移っていくのか、とその思考の過程を実感できたと思った。
こんな、所まで行くと、何かが吹っ切れて、同じく夜泣きに苦しんだママさんが本を貸してくれると言っていたことを思い出し、借りてみた。
何が解決したわけではないけれど、これまでしてなかった、旦那の手も借りて、この夜泣きを解決した。
恐らく、極限の思考をした自分に驚いたことで、動き出さなきゃと体が反応し、いろんな助けを求められるようになって、解決への道へと進めることができたのだろう。
この次男は、この先もずっと私を悩ませてくれる。
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