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懸命に生きれば、きっと誰かが助けてくれる(エッセイ)


救われる場所がある。死ぬほどつらい時に誰かが助けてくれる。

だったら、もう一度頑張ってみてもいいんじゃないか?と思う。



だって、私が人生において一番つらかったことは何かと考えると、頑張れなかったことだからだ。


社会人になってから、私は諦めてばかりだった。本当はやりたかったのについ逃げてしまったり、つい楽な方に逃げようとしたりしていたが、人生はサークルと違って逃げても逃げても逃げられない


永遠に逃げられないと思うと絶望しかない。働かなければならないということは、また精神を病んでしまう恐怖と戦わねばならないということだ。

これは私も自分が適応障害と診断されて鬱状態になってから知ったことだが、うつ病になってしまうと、実は『完治する』ということが難しい。

『完治』と言わず『寛解』という。

症状は治まっているが、また再発する恐れがある状態のことだ。


いつ再発するかわからない持病のようなものだと解釈した方が良い。つまり、精神病は一度なると感知することが難しい。パニック障害や双極性障害等も、調べてみて知った病気であり、どの病気も『寛解』と呼ばれる状態になっても数年後に再発する恐れがあるのだ。


ただ、このまま逃げ続けていても仕方がない。私は私を受け入れて強くなるしかないし、私自身はおそらく鬱病手前状態なので、ストレスを軽減させるのに必死なのが今の状態である(笑)


鬱病は辛い。なりかけたからわかるが、毎朝こんなにつらい目に合わないといけないのかと感じた。数分すれば収まったものの、不安に殺されるという感覚

自殺要因で多いのが精神病というのも納得がいくし、そもそも何かしら精神を病んでいるから自殺するのだと思う。


ただ診断書さえあれば手帳がなくとも就労移行支援施設に通うことはできるし、担当さんがついて面談してくれたり心のケアをしてくれたりする。

私は一度胃痛で号泣したことがあったが、担当さんが相談に乗ってくれて随分救われた。心の弱さもコミュ障もすべてを受け入れて前を向かせてくれる、そういう施設ばかりである。


ちなみに、精神科は薬と診断書をくれるだけの機関なので期待しないでほしい。会社を辞めるか休むかの申告がしやすくなるし、診断書さえあれば案外あっさり辞められるが、最終手段程度に思っていてほしいと思う。


会社なんて、診断書があれば簡単に辞められるものだ。続けるのは難しいが辞めるのは簡単。だがそのあとを考えなければ地獄でしかないし、今の私の状態がそんなところである(笑)


だから辞めた後で後悔することになる可能性があるならしがみついた方が楽だ。私はあえて過酷な道を取ったわけではなく、単に会社に縛られるのが怖くなっただけだった。


それでも、まだまだ人生は長いし、副業として趣味をやることもできるし、ライターになりたいなら人生経験があった方が数倍良い。何か専門知識を身に着けるのも大事であるし、どの仕事も何かしら辛いことがあるのならば、自分が誇りを持てる仕事がしたい。


私は会社で働きながら副業するような余裕なんてなくて、非正規の方が副業もしやすいと勝手に思っていたけれどダメだった。私はそんなに器用ではない。けれど、今ライターになろうと思っても、良い記事は書けないと思う。

漫画家と違ってライターは年齢関係ないだろうし、漫画家だって最近は年齢を重ねた後でデビューする人もたくさんいる。Twitterで発信もできる。若い人至上主義の時代は終わったのではないかと、私は思う。


あと人生が何十年もあるのなら、20代のうちはせめてキャリアを積めるよう頑張ろう。30代、40代、50代~と人生はずっと続いているけれど、私が誇りを持てる生き方をしよう。

それで精神を病んだとしても、また就労移行支援施設に戻ればよいし、年齢が高めな人もたくさんいる。

ただし就労移行支援施設は人生において2年間だけという決まりがあるので、今回あまり使わなくて済みそうでラッキーだったなくらいに思っている。


私自身、まだ自分のストレス対処法を学んでいる最中であり、施設で学べるのは心身が健康でいられるための術であり、生きるうえで大事なことだ。


施設によりだいぶ特色が違うが、私はコミュニケーション重視の施設に通っている。皆、巣立つのも早い印象だし結構話しかけてくれる人が多い。スタッフさんも私が困っているとすぐに誰かが話しかけてくれる。


日本もそこまで悪くないなと思えるのは、福祉があるおかげで、その職員さんたちの献身のおかげだ。申し訳ないくらいに良くしてくれる。私もそういう働き方がしたいと思ったのは、この居場所のおかげだと感じた。


会社で働くと時間を失う。ずっとそう思っていた。

けれど、働いてなくても時間なんてあっという間に過ぎてしまう。むしろ働いていた方が惜しみなく使える時間が増えるように思う。休みの日は力いっぱい遊ぶことがどれだけ大切だったかと気づけたのは、すごく大きなことである。


私はわたし。貴方はあなた。

お金を稼げた方が幸せなのかもしれないけれど、一生懸命生きれば、きっと自ずと貯まるでしょう。


なにせ、書くのはスマホかPCがあればできますからね!※通信料くらいは払えますように……(誰かと会わなくもネットでつながれる世界に感謝!)

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