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頑張り続けない勇気~ある野球少年の40年後

ワタクシが小学生だった昭和40年代。ジャイアンツ全盛のプロ野球ファンの少年は、地元の少年チームに入りました。が、日に日に実力を自覚してきた少年は、練習のある日曜日は憂鬱に。河川敷の野球場へ向かう自転車のペダルは重くなっていきました。

好きで始めたことも前進を感じないことを長く続けることは、ツラいことでした。。

生来マジメだった少年は、”休む”ことに罪悪感があり、練習や試合は皆勤。とはいえ上手でなければ試合にも出られません。声出し要員です。
雑誌や本の見様見真似でひたすらに毎日素振りや自主練にも励んだものです。努力は必ず報われる。。。

たまにお情けで試合に出してくれたときもありましたが、守備中も内心は”ボール、こっちに飛んでこないで!”と祈りつつ守備についていました。もちろん打席に立っても打てません。

あるとき保護者参加イベントの試合があり、父親が見事に三振する姿をみて、”あっ、こりゃ無理だ”と子供ながらに感じたのでした(-_-;)。
で、さっさと辞めればよかったのですが、その勇気がありませんでした。

そんな折、少年家族は、引っ越しすることになります。これほど説得力のある辞める”理由”はありません。

お別れのとき「野球、続けろよ!」とコーチから励ましのお言葉をいただき「ハイ!」などと答えた少年は、その後野球をすることはありませんでした。なので、プロアマ問わず野球選手の皆さんは、ホント凄いなと思います。

あれから40余年、カイシャ員としてメンタル不調となり、”職場に迷惑がかかる”、”職務をやり遂げなければ”と出勤を続けた結果、休職するに至ったワタクシ。
できないことは抱えず手放す。アカンときは頑張りすぎずいったん離れる、ときには人を頼っていい。この辺のおハナシはまた別の機会に。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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