前職を辞めて1年経ったいま思うこと
・・・エッセイプロフィール・・・
字数:929字
殴り書き■ーーーーー丁寧書き
ジャンル
前向き/日常/恋愛/冒険
趣味/▶︎自分のこと/その他
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2019年の5月末に、新卒で入社した会社を退職した。
表面上は円満退社だったけれど、
蓋をあければ私の我慢と我慢でしかなかった。
セクハラ・パワハラされていることを上司に相談したって「そんなこと」と言って注意すらしてくれなくて泣いたこと。
査定の仕方が見えなくて、自分の評価が不満だと実績を訴えても報われずに終わり、辞めるときに「これからだったのに」とか言われた悔しさも。
意外と1年という時間は長くて、思い出す回数も随分と減った。
前職はシステムエンジニアとしてIT業界に揉まれていて、違う空気を吸いたいと思っていたのに今は戻りたいような気もしている。まだ1年しか経ってないのに。
仕事が嫌だったのではない、人がダメだっただけなのだと
問題を切り離して考えられるようになった。
辞めたことをもったいなかったかな、と思うこともあるけど
辞めたことが大正解だったという自信がある。
朝起きることがしんどくて、
大嫌いで仕方ないセクハラ野郎の顔がただでさえ向かいの席で毎日視界に入ってくる状況だったというのに、
プライベートでも脳内に張り付いたかのように消えなくて、
自分の顔色がどんどんどす黒くなっていくのを感じていた。
辞めてから2ヶ月くらいで同期たちと会ったら
「元気になったね」とすごい笑われたし、
いま、前の会社と関わりがないことに未練も何もない。
前の会社がつぶれればいいのに、というほど恨んではいない。
でも、もう私の人生に交わるのはご勘弁を、とは思っている。
「何か」の時のためにセクハラ・パワハラのログはとっていて、
もう辞めたからとそのログを見せたりすると
やっぱりこれは戦う余地があったみたい、そんだけのことだった。
でも戦う元気も、精神力もなかったから、
戦っておけばよかった…!なんても思わない。
ただ辞めてよかったんだ、私の選択は正しかったんだと
労われているような気持ちにはなれる。
新卒入社をすてるのがこわかったけど、
辞めてみたらどうにでもなるし、
辞めてみないとできない心の整理というものもある。
それから一度転職してみちゃうと
どうにでもなるもんだな!と強気になってしまう。
1年後、私はどうなっているかな。
5月の終わり、当分は毎年思い出すんだろうな。
生まれ変わるみたいで、いいじゃない。
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