あなたはWho(誰)? 神様視点でキャラに役を振ろう。設定決めの5W1H(ノベルゲーム制作講座20)
前回の記事を踏まえ、
設定決めの取っ掛かりである『5W1H』について
詳しく解説していきます。
今回は5W1Hの『Who(誰が)』について。
ノベルゲーム、特に美少女ゲームの場合、
登場人物=ヒロインは、企画の『顔』
商品としての『売り』です。
魅力的なキャラクター作りに情熱を注ぎましょう。
■メタ視点で、キャラクターの役割を決めよう
ここで言うメタ視点とは、
『作品を枠外から俯瞰する視点』のことです。
大統領をモチーフにしているから、
『メインヒロイン』は美少女化させた大統領で
主人公の『恋人役』。
企画のメインテーマを背負うため、過酷な運命を担っている。
二人目のヒロインは
メインヒロインの『ライバル役』で、
カウンターヒロインとして、メインとは正反対の性格をしている。
という感じで
主人公、メインヒロイン、サブヒロイン、モブキャラ
主人公の恋人『役』、仇『役』、先生『役』
など作中の登場人物では知り得ない『役柄』を、
舞台監督や神様の立場から、キャラクターに割り振ります。
■ボケとツッコミ、場の仕切り役も決めておく
キャラクターに割り振るべき『役』はもうひとつあります。
それが会話シーンでの立ち位置です。
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内勤ライターとして、美少女ゲーム業界で15年以上働いてきた経験と、そこで得たノウハウを文章にまとめています。ゲーム業界特有の謎規則や技術解説、仕事に取り組む際の心構えなどもご紹介。応援してくださると定期的に記事が更新されます(人間だもの)