「食の風景・長芋とオクラのおかか和え」

　切り口が、お星さま～　サマーベジタブル～　待ってたヨ。　

　待っていたのは初夏の話で、いまはもう処暑も過ぎて、季節の移ろい感じるこの頃ですが、食の風景、季節に追い着こうぜ！と云う事で、夏を振り返ります。幸か不幸か残暑の波もまだ我々を襲う様ですから、暑っちいな～と云う環境でお読み下さい。ん？そんな場所では読みたくないですか？

　とろろ蕎麦を食べようと思い買った長芋ですが、量があるのでオクラと一緒におかか和えも作りました。

　オクラ、数年前までそれ程興味もありませんでした。つれないですね。魅力が不明だったんです。けれど、ある日突然美味しさに気が付きました。目覚め。丸ごと洗い、さっとボイルして、頭だけ切り落としたら後は適当な大きさにカット。長芋も洗って今日は皮を包丁で剥き、カット。お皿へ載せて、鰹節はらはら～で終わりです。和えと云っても味付けしてない。そのままも美味しいですし、お醤油かけても美味しいですね。

　夏の間は体温も上がりがちになります。冷たいトマトやきゅうり、ズッキーニ等は体温を下げる働きもあるそうです。余分な熱を冷ますことで、少しでも快適に過ごし、暑い夏とも仲良くやっていきたいです。他にも、長芋、とうもろこし、茄子に、南瓜など、夏野菜には、夏を乗り切るに適した効果をもつ食材が沢山です。やはり旬を味わうことは大切なのですね。

　これがつまり、美味しい薬膳。

　一寸かっこつけて言ってみました。けれど「薬膳」って、実はそれ程難しいことではないんですよね。うん。知らずに実践していらっしゃる方も、沢山居られることと思います。食材の特色に素直に、身体に素直に、そんな感じでしょうか。肩肘張らない為に、食の効能について云々、後はプロにお返ししますっ！

　狡いなあ、丸投げかよう。それじゃ一つだけ。トマトは、年中食べられる上に、温野菜として食すと今度は体を温める食材になるのが凄いです。一年中助けて貰っています。こちらからは以上です。

　ご飯は美味しく、楽しく。美味しく食べられれば、大変平和な人であります。因みに今の気分は酢飯です。酢飯が食べたい。そんな一日。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　いちでした。