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内側に意識を向けることと自己受容すること

ヨーガは、呼吸やアーサナと呼ばれる体操を通じて、唯一無二の存在である自分自身の心と身体に寄り添ってあげる方法だと思っています。私は、そのためにヨーガが役に立っているのでヨーガをお伝えしていますが、その事ができれば決してヨーガでなくても良いと思っています。

「ヨーガのクラスでは、ポーズの完成度や見た目にとらわれないこと」

これはヨガ教室などに参加されたことがある方は、耳にしたことがあるのではないかと思いますが、soranoneのヨーガクラスでもこの事を大切にしています。

それはなぜか?
というとそれよりももっと大切なことがあるからです。

その大切なことは何なのかと言うと、動きやポーズ(ヨーガではアーサナといいます)の中で身体からの反応や身体の中で起きている事に意識を向けることが大切だと考えています。この時に大切にしたいのは、頭(思考)ではなく、身体の感覚です。

では、なぜ身体に起きている事に意識を向けることが大切なのでしょうか。

日頃私達は、社会で生きていく中で意識を外に向けて生活をしています。
家庭生活も、職場での(机に向かって仕事をこなす、職場や取引先の人とやりとりをしている)お仕事なども生きていく上でなくてはならない要素ですよね。

けれども、睡眠以外(人によっては寝ている間も外向きの意識が働いているかもしれません)の活動時間の全てをほぼ100%、または120%を外に意識を向けて生活をしていたらどうなるか。と想像すると恐らく、気づかないうちに身体を壊してしまったり、身体が疲弊しているのにも気づいてあげられないかもしれません。過去の20代、30代の頃の私がまさにそうだったなと思います。

ヨーガのクラスに参加してくださった方は、クラス後に「肩が思っていたより凝っている事に気づいた」「呼吸が浅いことに気づいた」「身体の(左や右に)違和感を感じた」など様々な感想をおっしゃってくださいます。
これは、なにが起きているかというとヨーガの体操(ポーズ)を通じて身体に意識が向けられた結果気づいたことで、ヨーガはこのようなシンプルな体験を積み重ねる練習をしていきます。

この小さな体験は、一見「それってなんのためになるの?」と思われるようなことかもしれませんが、その積み重ねが日常生活の中でも身体の些細な変化に気付いてあげられたり、感情の変化に気付いてあげられようになるといった自己理解につながるだけでなく、自己を受容していくことの練習にもなるのだと思います。(自己受容していくことは、呼吸とアーサナ(体操)だけでなく心の様子に意識を向ける瞑想が役に立ちます)

また、家庭生活でも職場でのお仕事でも社会で生きていく上で、外向きに意識を向けながらも内側にも意識が向いていられるような調和した自分自身をつくっていくことが出来るのだと思いますし、私自身もそのためにヨーガの実践をしています。

内側のベクトルを持ちつつ、外側と繋がっていくことが自己と調和することであり、それが心身の健やかさに繋がるのではと思います。

soranoneヨーガのクラスでは、身体や心の様子に意識を向ける小さな体験を積み重ねて唯一無二の存在であるお一人お一人が自己理解・自己受容を深めていくことのお手伝いができましたらとても嬉しいです。


soranoneヨーガクラス対面とオンラインで開催しています。


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