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私の好きな日本語

私が好きな普段使いの日本語をまとめてみました。
超個人的な見解であり、ただの好みです。あらかじめご了承ください。


すこぶる

ときどき「とても」とか「すごく」とかと言えばいいところ、あえて『すごぶる』を用いることがあります。なんでしょうね。その時の自分の気持ちの中で『すごぶる』の方が副詞としてマッチする気がするんですよね。


きらいがある

とくに報告書やレポートなどの分析でたまに使う『きらい』。「傾向がある」という意味ですが、ぱっと見で理解できない人がいるかもしれないので多用はしないようにしています。『きらいがある』といった方が、その裏にあるストーリーも伝えられている気にさせられるこの一言です。


鑑みる(かんが-みる)

仕事でメールを書く際に、私が使いがちな単語の代表格。この一言でいろいろな思考や工程、気持ちを簡潔に表せるところがお気に入りです。今まで誰にも言ってなかったけどこの言葉を使うたび、ひそかに鑑真和尚を思い出しています(どうでもいい?)。


喫緊の課題(きっきんのかだい)

見てこの漢字から伝わる緊迫感。分析結果の提示や報告書作成の際によく使う言葉です。『きっきんのかだい』という”か行だらけ”の音の響きも緊張感を後押ししています(個人の感想です)。

この一言で文章を締めくくるだけで、いろいろな角度から分析、考察し結論を導き出しましたよ、という”やりました感”。そして「急いで何とかしないとやばいんだから!」という”説得力のある緊迫感”を相手に同時に伝えられる(と私が勝手に思っている)魅惑の一言。


加味する(かみ-する)

便利ですね、加味する。「XXXXXの状況を加味しますと……」と言うだけで「きちんと丁寧に考察している」感がいっきょに増し、"できる感じ"を演出できる(と私が勝手に思っている)言葉です。


【番外】鋭意(えいい)

『鋭意作成中です』
メールで『鋭意』を使っている人をはじめて見たとき、しびれた。「ご勘案ください」と同じくらいしびれた。「何このかっこいいエッジの利いた表現!」そう思った時の感動は今でも覚えています。

しばらくマネして使っていましたが、『「鋭意」を使う人はぜんぜん鋭意やっていない人が多い』というとある書き込みを見て、すっかり輝きが失せた言葉でもあります。


以上、いくつか紹介しましたがどこまで行っても私の独断と偏見です。これらの言葉がやたら文面にちりばめられたメールを受信したら、相手は私だと思ってください。

この記事を見て、私と同じような感覚で好きな日本語ある人がいらっしゃいましたら、どの日本語かを教えていただけるととてもうれしいです。

さいごまでお読みいただきありがとうございます☆

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