見出し画像

【小説】サンタクロースは宇宙人だった

作:高円寺猫

クリスマス・イブの夜にそれは地球に降り立った。

金属にも、樹脂にも見える素材でできた白い物体。
ほのかに銀色の光を放っている。

大きさはちょうど家庭用の大きめの冷蔵庫くらい。
形もそれに似た直方体。

しんと静まり返った夜空のかなたから降りてきた。
音はほとんどしない。かすかにモーター音に似た低いうねりが響いている。

地表に近づくにつれてそれは徐々にスピードを落とし、最後はゆっくりと、音もなく着地したのは住宅地にある1軒の家の庭。その芝生の上だった。

その年は例年よりも初雪が遅く、庭の芝生はまだ緑色を保っている。

しかし、その物体が降り立った瞬間、それが触れた周囲にある芝生は一瞬にして凍り付き、白い雪の結晶に変わった。

物体は恐ろしいほど冷たく、凍り付いていた。モーター音のようなうねりはすでに鳴りやんでいる。

やがて、真空の容器を開けるときのようなプシュっという音とともに、その物体の前についている扉が開いた。
ドライアイスを炊いたような冷たい空気が開いた扉から漏れ出る。

中から出てきたのは紫色の発光体だった。大きさは人間の大人ほどの大きさ。しかし、明確な形は持っていない。

その紫色の発光体は数十万光年のかなたから宇宙を旅し続けてきた存在。
生命体というよりは純粋なエネルギー、力そのものに近い。
全能の力を持ち、全てを破壊することができる存在だった。

男でも女でもない。性別という概念さえない存在。
しかし、ここでは便宜上、「彼」と呼ぼう。

彼はこれまで宇宙を旅し、飛来した星を全て征服してきた。
心に思い描くものを全て実体化させる力を、彼は持っていた。
そして、行く先々で自分に向けられた攻撃に対し、彼はその力を行使した。

ある星では数十万トンの火薬を搭載したミサイルが宇宙より飛来する彼に向って放たれた。
彼はそれを受け止めると、それと同じ、いやそれ以上の力で星の地表を全て焼き払った。

また、ある星では超高出力のレーザー兵器が地表に降り立った彼に浴びせられた。
彼はそれを受け止め、全身から光の束を全方位に向かって照射し、一瞬にしてその星をズタズタに引き裂いた。

そのようにして、彼は今まで訪れた全ての星の生命体を破壊し、征服した。
自分を攻撃する者がいなくなると、彼はまた宇宙へと飛び立ち、新しい星を探して何百年、何千年もの間、宇宙をさまよう。

そして、このクリスマス・イブの夜。彼が降り立ったのが地球だった。

***

その夜はクリスマス・イブ。
気象台の職員も、天体観測施設の研究者も、その夜は早めに仕事を切り上げて家族とクリスマス前夜を祝っていた。
宇宙から飛来した破壊者の存在に気付いた者はいない。

ただ一人を除いて。

庭の上に降り立った物体から紫色の光が出てくるのを見つめる目があった。

その家に住む5歳の女の子。

彼女は家の2階にある自分の部屋の窓から外を見ていた。
パパとママが帰ってくるのを家で待っていたのである。
クリスマス・イブにもかかわらずパパは他に身よりがない親戚が急病で倒れたため病院に駆けつけなければならなかった。
ママはどうしても外せないプロジェクトの大詰めの仕事が残っていて会社に出なければならなかった。

「プレゼントを買って帰ってくるからね。良い子にしていてね」

パパとママはそう言って家を出て行った。
近所に住むティーンエイジャーの少女が子守に来ていたが、彼女はずっと1階の居間にいて電話で恋人とおしゃべりをしていた。

だから女の子は自室の窓から外を見てパパとママが帰ってくるのを一人で待っていたのだ。

彼女は庭に降り立った物体とそこから出てきた紫色の光を穴が開くほど見つめた。

少し怖いような気もしたが、同時に一つの考えが彼女の頭にひらめいた。

「あれって・・・サンタさん?」

彼女がそう考えたのには理由がある。
それはその年のクリスマス・シーズンに子供たちの間で流行った噂話。

「サンタクロースは本当は宇宙人だ」

考えても見てごらん。
世界中の子供たちへのプレゼントをあのおじいさんが一人で届けられると思う?
あれはきっとUFOに乗った宇宙人が地球人の子供たちにプレゼントを配ってるんだ。

女の子はその噂話を聞いたときは少し懐疑的だったが、クリスマス・イブの夜に自分の家に空から降りてきたものを見ると、信じるほうに気持ちが傾いた。

だから彼女は自室を出てそっと階段を降りると、キッチンの勝手口から庭に出た。
居間で相変わらず電話をしている子守の少女には声をかけなかった。
どうも彼女はサンタクロースからプレゼントをもらえそうな「良い子」には見えなかったから。

***

紫色の発光体がゆっくりと庭を横切って移動し始めたとき、家の中から女の子が出てきた。

女の子はドアから庭に降りると、ゆっくりと彼に近づく。
まん丸に見開いた目でじっと彼を見つめる。

彼は女の子の前で紫色の光を放ちながらとどまっていた。
が、やがてその形を変化させ、人間のような形になった。
目の前の女の子の存在に合わせて自分の形を変化させたのだ。
彼は今まで訪れた星でも常に同じように対応してきた。
ミサイルにはミサイルを。レーザーにはレーザーを。
この地球でも彼は同じことをするつもりだった。

女の子がやっと口を開く。

「サンタさん?」

女の子の口から出た言葉を、空気の振動として彼は感じ取った。
彼はオウム返しに空気を振動させて答える。
その声は人間の耳には金属と金属をこすり合わせたように不自然に響いたが、それでも紛れもない地球の言葉だった。

「・・・サンタさん・・・」

その言葉を聞いて女の子の顔がぱっと明るくなった。
やっぱりこの紫色の人はサンタクロースだったんだ。
絵本やテレビで見るのとは全然違うけど、それはきっと本物のサンタが宇宙人だから。
彼女は嬉しくなって考えるよりも先に次々と言葉が出てきた。

「ようこそ!あ、えーと・・・メリー・クリスマス!サンタさんがうちに来てくれたんだ。すごい!パパとママにも言わなきゃ。あ、そうか、二人は今お出かけしてるから。ずっと二人がプレゼントを買って帰ってきてくれるのを待ってたの。そしたら、あなたが・・・サンタさんが来てくれた!えーと、私、今年は良い子にしてたわ。・・・うーん、時々は叱られるようなこともしたけど。でも、大体、良い子だった。サンタさんが来てくれるなんて・・・すごい!」

彼は女の子が夢中でしゃべるのをじっと聞いていた。
全てを破壊することのできる全能の力を持つ彼だったが、全知ではない。
彼は女の子の言葉にじっと耳を澄ませ、その意味を理解しようとしていた。

女の子は興奮気味に続ける。

「なんて素敵なクリスマスなのかしら!今までサンタさんの姿を見たことはなかったの。毎年、クリスマスの朝にツリーの下にプレゼントを置いてくれるだけだったわね。それでもすごく嬉しいけど、でも、やっぱり直接会ってお礼を言いたかったわ。去年はどうもありがとう!何かお返しをしたいけど・・・まさか姿を見せてくれるとは思わなかったから何も用意してないの。ごめんなさい」

じっと自分を見つめる彼の前で、女の子は心底悲しそうな顔をした。
しかし、すぐにその顔がぱっと明るくなる。

「そうだわ!クリスマスのごちそうがあるの!パパとママが帰ってくるまで食べずに待ってるつもりだったけど、サンタさんが来たならいいわよね。お返しのプレゼントはないけど、せめて美味しいものを食べてって。それからクリスマスケーキもね!」

彼女はそう言うと、ほのかに光を放つ彼の手を取った。
それはひんやりとしていたが、彼女は気にせず引っ張って彼を勝手口から家の中に迎え入れた。
彼が今まで訪れた星とはまったく違う、文字通りの歓迎だった。

勝手口からキッチンに入ると、女の子は冷蔵庫から七面鳥の丸焼きやローストビーフ、チーズやキャビアの載ったクラッカーなどなど、たくさんのごちそうを取り出してキッチンカウンターの上に並べた。
本当は温めて出したかったが、彼女の背ではラックの上に置いてある電子レンジには届かないからあきらめた。

「どうぞ召し上がれ!」

彼女はそう言って、七面鳥をナイフで切り分けて皿に載せて彼に差し出した。
彼がそれを受け取ろうとしないのを見た彼女は、きっとサンタさんは遠慮しているのだと思った。
そこで、自分が先に食べて見せることにした。

「ちょっと冷たいけど、でもすごく美味しいわよ!あなたも遠慮せずどうぞ!」

彼女は七面鳥の肉を口に運んで頬張りながら言った。
それを見て彼は差し出された皿の上の肉を手に取り、口に運んだ。
正確には彼には口と呼べるものも、舌も、胃も、小腸などの消化器官も何もない。
しかし、これまで別の星でやってきたように、相手がしたことをそのまま返すため、彼は彼女と同じように自分の口があるあたりにそれを運び、自分の体の中にそれを取り込んだ。

純粋なエネルギー体のような存在である彼には空腹や味覚という概念はない。
ただ、体に取り込んだ物質の化学的な組成を理解した。
それが自分にとって害になるものではないということも理解できた。

女の子は彼が七面鳥を一口「食べた」のを見て嬉しくなり、次々と料理を皿に載せて彼に差し出した。
ケーキはパパとママが帰ってきたときにロウソクを立ててクリスマスの歌を歌ってから切るつもりだったが、それもナイフで不器用に切って彼に差し出した。
彼女は自分もごちそうやケーキを食べながら幸せそうに言う。

「美味しいわね。今年のクリスマスはパパもママもいなくて寂しいと思っていたけど、こんなに素敵なことが起こるなんて!きっと私が良い子にしていたからね。サンタさんと一緒にディナーが食べられるなんて」

彼は彼女の言葉と行動から少しずつ色々なことを理解し始めていた。
今日、この星では「クリスマス」というものが行われていること。
「クリスマス」では「ごちそう」や「ケーキ」を体の中に取り込むこと。
しかし、わからないこともいくつかあった。
彼は彼女と同じ言葉を使ってそれを尋ねてみることにした。

「サンタとは何だ?」

彼の質問に彼女はちょっとびっくりした顔をして、しかしすぐに笑いながら答えた。

「サンタさんはあなたのことでしょ!」

「そのサンタというのはどういうものだ?」

彼の質問を聞いて、彼女はやっと理解した。
そうか。サンタさんは私を試しているんだ。
ちゃんとサンタさんのことをわかっているかを質問して、それにきちんと答えられたらプレゼントをくれるのかもしれない。

「いいわ。えーと、サンタさんっていうのは子供たちにプレゼントをくれる人のことよ」

「プレゼント?」

「ぬいぐるみとかお人形とかゲームとか・・・要するにその子が欲しい物のこと」

「なぜサンタはプレゼントをくれる?」

「それは・・・」

彼女は少し考えた。
どうしてサンタさんは子供たちにプレゼントをくれるんだろう。
あまり考えたことはなかった。
彼女は考えながら答えた。

「それは・・・きっと、ご褒美じゃないかしら。パパとママも私が良い子にしてたらほしい物を買ってくれることがあるし。サンタさんも良い子にしてたらプレゼントをくれるっていうし。うん、きっとそうよ!」

「なぜ良い子にしているとご褒美をくれる?」

「え?なぜって・・・それは当たり前だと思ってたけど。でも、確かにそうね。どうして良い子にしてたらご褒美をくれるのかしら・・・」

彼女は眉間にしわをよせて一生懸命考えた。
この難しい質問に答えられたらサンタさんはきっとプレゼントをくれるんだ。

「わからないけど・・・もしかしたら・・・私が良い子にしてたらパパとママは喜ぶわ。パパとママが嬉しい気持ちでいたら、私も嬉しくなる。私が友達にも良い友達で優しくしてあげたら、その友達も同じように嬉しくなって、私や、別の友達に優しくしてあげるかも。友達の友達も、そのまた友達も・・・そうやってみんなが優しくなっていくと・・・それってきっと素敵なことだわ。サンタさんはそうなってほしいと思ってるのね、きっと」

彼は彼女が一生懸命考えながら話すのをじっと聞いていた。
今まで彼が訪れて壊してきた星ではそんな考えには一度も触れたことがなかった。
彼は別のことを質問してみた。

「なぜ私に『ごちそう』や『ケーキ』をくれた?」

「それはあなたが来てくれて嬉しかったからよ。当り前じゃない」

「なぜ嬉しいとそうする?」

「嬉しい気持ちにさせてもらったら、お礼にその人がしてほしいと思ってることをしてあげるの。みんなそうするのよ」

彼は理解しようとした。
そして、また別の質問をした。

「ほしいと思っている『プレゼント』とはなんだ?」

女の子はその質問を聞いて、ぱっと顔を輝かせた。

「大きなドールハウス!パパとママにもお願いしたんだけど、今日、買って帰ってきてくれるかしら」

彼は女の子の思念を読み取って、その「ドールハウス」がどんなものかを理解した。
そして、彼の力を使ってそれを実体化させてみた。
彼の紫色の手から一抱えほどもあるドールハウスが生み出された。
彼女が思い描いていたものと寸分違わぬ、本物のドールハウスだ。

彼女は目を見開いて、ぽっかりと口を開けた。

「すごい!」

出現したドールハウスをよろめきながら受け取り、キッチンの床におろした。
夢の中で見た完璧なドールハウスだった。

「ありがとう、サンタさん!」

彼女はぴょんぴょんと飛び跳ねながら彼に言った。
そして、彼の目の前でドールハウスを外から眺めたり、開いて中の様子を確かめたりし始めた。

彼は女の子がドールハウスに夢中になっている様子をしばらく見ていたが、やがて音も立てずに勝手口から外に出ていき、庭に直立している彼の「船」を自分の体の中に取り込んだ。
そして、人間の形から、また元の発光体の姿に変わると、夜空に向かって浮かび上がり、夜の闇の中に消えていった。

***

彼がいなくなったのに女の子が気づいた頃、家のガレージに相次いで2台の車が到着した。
親戚の見舞いを終えたパパと大事な仕事に片をつけてきたママである。

彼らは一緒に玄関から家に入り、女の子の名前を呼んだ。

女の子はキッチンから玄関に走り出てきた。

「ママ!パパ!」

「あらあら、おちびさん、ずっと起きて待っててくれたの?遅くなっちゃってごめんね」

ママが玄関にしゃがみ込んで女の子の頭を撫でる。

「ごめんよ、僕たちの可愛いお姫様。良い子にしてたみたいだね!」

パパは女の子をひょいと抱き上げるとほっぺたにキスをした。

「パパ、ママ、聞いて!さっきね、サンタさんがうちに来たの!」

「サンタさんが?そいつはすごい。でもプレゼントはたぶん明日だよ。たぶん・・・明日の昼頃かな」

パパは女の子から頼まれていたドールハウスをまだ買えていなかったことに気付いて、ばつの悪そうな顔をした。
本当はおもちゃ屋に予約しておいたドールハウスを今日受け取りにいく予定だったが、親戚が急に倒れたためそれができなかったのだ。

「そうね。サンタさんも今夜は忙しかったみたいだから。明日まで大目に見てあげましょう」

ママもパパがドールハウスを買えなかったことを察して、そう助け船を出した。
しかし、女の子は興奮気味に言った。

「プレゼントももらえたのよ!サンタさんが来てくれてドールハウスを私にくれたの!」

「なんだって?」

「本当なんだから。キッチンにあるわ、見に来て!見たこともないようなすごいドールハウスよ!」

パパとママは顔を見合わせてから急いでキッチンに向かった。
そして、床に置いてある大きなドールハウスを見てしばし茫然とした。
パパが予約していたものより、いや、どこのおもちゃ屋に置いてあるのよりもはるかに豪華なドールハウスだった。

「ね!すごいでしょ!」

女の子ははしゃいで、またドールハウスをいじり始めた。
その様子を見ながら、ママがパパに耳打ちする。

「・・・やるじゃない、あなた。でも、いつの間に買ったの?それにあんな豪華なやつ、随分奮発したわね」

「え?あれは君の仕業だろ?僕は今日は時間がなかったし・・・」

「あら、私にまでサンタさんを信じ込ませる必要はないのよ。でも、まあ、いいわ。あの子も喜んでるし。サンタさんの仕業ってことにしときましょう」

「いや、僕は本当に・・・」

パパが何か言いかけようとするのをママはキスをして黙らせた。
女の子はドールハウスに夢中になっている。

そのとき、キッチンの戸口に子守の少女がやってきて、キスをして抱き合っているパパとママを見ると心底うんざりした顔をして、こう言った。

「私の仕事はやっと終わりね。深夜割増とクリスマス・イブの特別料金を含めて今日の給料、早く払ってください。私もこれから彼とデートなの」

***

女の子の家から空に飛び立った彼はどうしたか。

地球を後にして宇宙に旅立ったわけではない。

彼の目的は訪れた星を全て征服すること。
常に彼はそうして星を渡り歩いてきた。
地球でもそれは変わらない。

彼は早速、地球の征服に着手することにした。
ミサイルにはミサイルで。レーザーにはレーザーで。
地球でも同じ。

彼は自分の持てる力を使って、自らの分身を無数に作り出した。
そして、地表の上にあるすべての国のすべての街にその分身を送った。
分身たちはそのすべてが彼自身と同じように思い描いたものを実体化する力を持っている。
彼らはその力を使って街にいるすべての子供たちに、ほしがっているプレゼントを届けていった。

そのプレゼントを受け取った子供たちはサンタの存在を信じることになる。
そして、彼らは「良い子」になるはずだ。
人に優しく敬意を持って接すること、与えられたものに対して心から応えてあげること、誰かを傷つけないように気を付けること、もし傷つけてしまったら誠実に謝ること、そして真摯な謝罪にはこれを受け入れて許すことを覚えるだろう。

彼ら彼女らが大人になって子供を持てば、その子供たちにも同じことを教えるだろう。
子供を持たない人も自分が関わる誰か、友人や隣人や見知らぬ通りすがりの人にでも、やはり同じことをして、教えてあげるだろう。
その子供たちも。その子供たちの子供たちも・・・

彼は毎年、子供たちにプレゼントを届ける。
地球に降り立ち、女の子と出会ったその日から、彼は地球の征服に向けてプレゼントを配り続けている。
しかし、この星での彼の征服は今までのどの星よりも時間がかかっている。
地球上には不和や不寛容や差別が今も根強く残っている。
しかし、彼は自分のやり方を変えるつもりはない。
今まで、彼が訪れた全ての星が彼に征服されてきた。

だから、いつかこの地球も「優しさ」で征服される日がくる。


ーーEND--