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2023年度も大盛況!建設業界の人材不足問題に取り組む「e建機チャレンジ2023」参加レポート

2023 .9.1(金)に港区六本木ウイングアーク1st 36F特設会場にて開催されたTDBC&千葉房総技能センター共催「e建機チャレンジ2023」に参加してきました。

当日は、伊藤忠TC建機・千葉房総技能センター・ARAV様が共同開発中の遠隔操作建機システムを使い、プロのeスポーツチームも参加し「油圧ショベルとキャリアダンプを使った遠隔操作競技」が行われました。大林組様が開発された、自動・自律・遠隔操作建機で、六本木会場から大阪の建機を遠隔操作する実演や操作体験会もあり、まさに手に汗握る大会になりました!


TDBC&千葉房総技能センター共催「e建機チャレンジ2023」とは

「e建機チャレンジ2023」主催企業であるTDBC(一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会)は運輸業界(建設業界を含む)と、ICT等さまざまな業種のサポート企業が連携し、デジタルテクノロジーを利用することで運輸業界を安心・安全・エコロジーな社会基盤に変革し、業界・社会に貢献するために設立されました。

「事業者の課題をともに解決~DX実践」を活動方針にされ、共通の課題をもった事業者(タクシー、トラック、バス、ダンプ等)とさまざまなソリューション、技術をもった企業が連携して課題を解決するためにさまざまな動きをされています。

いずれも建設業界で深刻となっている人材不足問題解決への糸口へつながるために
・DX化の技術習得やi-Construction(建設現場の生産性向上)等の取組み
・深刻な人材不足による若年入職者の確保、育成
・自宅からの業務従事といった潜在的就労者の掘り起し
を掲げて活動されています。

「e建機チャレンジ」は2022年10月に初めて開催されました。主に、建設機械の遠隔操作におけるこれまでの技術研究、実証実験の成果を活かし、実際の建設機械の遠隔操作を体験できる公開イベントです。

将来的な建設業への就業の可能性につなげるために、大学生や非就労者の支援組織(千葉サポートステーション等)、女性、未経験者の積極的な参加を促されており、2023年は建設エキスパートチーム (丸磯建設)、学生eSortsチーム (駒澤大学eSportsサークル)、社会人チーム (ベルシステム24)、プロゲーマーチーム  (CERULEAN.EXE[セルリアンドットエグゼ])が参加されていました。

2023年度の見どころ

2023年の開催テーマはChallenge to evolution “進化へのチャレンジ” 6つのチャレンジを掲げて開催されました。

1. Distance:距離 70Km⇒400Km
2. Communication:通信技術 衛星/閉域網/LPWA/屋外Mesh wifi
3. Video technology:映像技術 3Dカメラ
4. Safety technology:安全技術 AI警報装置等
5. Pilot:プレイヤー 学生/女性/eゲーマー
6. Co-creation:共創 電力業界との業界を超えた連携

見どころは大林組様が開発された、自動・自律・遠隔操作建機で六本木会場から大阪の建機を遠隔操作する実演。現在開発されている遠隔施工システムで、六本木会場から400kmも離れた大阪府枚方市にある西日本ロボティクスセンターの建機を遠隔操作で作業する実演が行われました。

実演ではまるで現地にいるかのような建機のスムーズな動きが実演され、距離を感じさせない作業感がe建機の進化を実感できました!

さらに、防災の日として株式会社サナース様によるあらゆる地形で活躍できる小型油圧ショベル「スイスのメンツィムック社製スパイダー」がe建機チャレンジ2023に登場!スパイダーのダイナミックな動きがライブ中継されました。

そして、やはり大会の中心となるのは、伊藤忠TC建機・千葉房総技能センター・ARAV様が共同開発中の遠隔操作建機システムを使い、プロのeスポーツチームも参加した、油圧ショベルとキャリアダンプを使った遠隔操作競技。

手に汗握った「e建機チャレンジ2023」競技

本年の主プログラムであるe建機を使った競技は建設エキスパートチーム (丸磯建設)、学生eSortsチーム (駒澤大学eSportsサークル)、社会人チーム (ベルシステム24)、プロゲーマーチーム  (CERULEAN.EXE[セルリアンドットエグゼ])が順々にトライしていきました。

2023年度の優勝は、プロゲーマーチームの激しい追い上げを振り切った「建設エキスパートチーム」!
スムーズな連携で見事な作業効率・生産性を発揮していました!

2023年度順位

  1. 建設エキスパートチーム(丸磯建設)

  2. プロゲーマーチーム (CERULEAN.EXE[セルリアンドットエグゼ])

  3. 学生eSportチーム(駒澤大学eSportsサークル)

  4. 社会人チーム(ベルシステム24)

「e建機チャレンジ2023」参加を振り返って

まさに「事業者の課題をともに解決~DX実践」!建設業界における大きな課題は、2025年で130万人もの不足がが見込まれる深刻な人材難。この課題を解決する鍵として、遠隔操作技術を含めたDXが不可欠であると言われています。

e建機チャレンジを通して、建設業界における新しい取組の必要姓を肌で感ることができると共に、ゲーム感覚を取り入れるこの様な動きが、新しい働き方を提供し、若手を含めた建設業の次世代の担い手を呼び込むことにもつながることを改めて実感できました。

「e建機チャレンジ」が今後ともChallenge to evolution “ 進 化 へ の チ ャ レ ン ジ ”へ向かっていくことを応援しています。

当日の様子をご覧いただけます。
e建機チャレンジ2023
伊藤忠TC建機公式チャンネル

SORABITO株式会社について

SORABITOは、「建設のあらゆる『現場』をスマートに」をビジョンに掲げ、建設現場に必要な資機材の調達・稼働管理を最適化するサービスを開発・提供している企業です。代表的なサービスとして、建設機械レンタル業界の営業DXを支援するSaaS「i-Rental 注文」があり、規模や地域に関わらず様々なレンタル企業での導入が進んでおります。2023年にリリースした点検表をペーパーレス化する「i-Rental 点検」に関しては、建設機械レンタル業界だけでなく、建設業界、運送業界等、あらゆる現場の点検表のペーパーレス化に活用が進んでおります。

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