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20221224 2022年は私的マイクロフォーサーズ元年・・・2台のOLYMPUS PEN E-P1

自分にとって、2022年はマイクロフォーサーズ元年となった。
オリンパスがスポンサーについていたとはいえ、 田中長徳氏が最初のOLYMPUS PENのムックを2冊出さなかったら、おそらく手を出すことはなかっただろう。
たまたま掃除をしていたら、枕元から出てきた2冊の本。

この本は、発刊されてすぐに購入したはず。
なぜなら、デジカメはフィルムカメラに比べるとライフサイクルが短く、すぐに新しいものが出てくる。
ならば、こうしたムック本は当然すぐに廃版になる。
なので、カメラはおそらく買わないけれど、田中長徳氏の写真集のつもりで購入すればいいいと思って、この2冊を購入した。
その2冊が、休職期間中に部屋の掃除をしていて出てきたのだ。
それ以来、何度も読み返すことになる。
そうして、カメラが欲しくなった。

新製品としてこのEーP1が出たのは2009年。
当時、自分のカメラ環境は、デジタルは基本的にコンパクトデジカメで、ここぞというときにはフィルムのEOS55を使っていた。
まだ、iPhoneは持っておらず、携帯は折りたたみ式のカメラ付き携帯といったところか。
デジタルの一眼レフを購入するのは、2011年になってから。
EOS55を使っていた自分としては、EOS Kissを購入するというのは中級機から入門機へとランクを下げる感じもあったりしたのだが、ない袖は振れないもので、これを購入することにした。
マイクロフォーサーズというフォーマットは、センサーが小さい。
せっかく一眼レフを購入するのだから、センサーサイズはそれなりの大きさの方がいいなぁというのもあった。
ほぼ同じ値段で、センサーサイズが大きい。
それが当時の自分の価値観としては頭の中を占めていた。

時代は巡って2020年。
noteを始める。
田中長徳氏のnoteも見つける。
その中で、ムック本に紹介していたホワイトのPEN E-P1にパンケーキレンズをつけたものを今でも使っていることが書かれている。
そんなときに、本を見つける。
触発されて、物欲が湧いてくる。
10年以上まえのデジタルカメラとなると、二束三文。
ヤフオクなどでみると、変な業者に騙されない限りはお手頃な値段で手に入れることができる。
そうして、2022年。
ついに、OLYMPUS PENのオーナーになることになった。

なるほど使い始めると、ちょうどいい感じなのだ。
1000万画素少しというのも、スナップ中心の自分としたら十分。
体力の無くなってきた中年おじさんとしては、重たくて大きな機材というのに抵抗感も出てきた。
 PENに興味を持つまでは、NikonのD7500かD500といったAPSーCのハイエンド機をどうやって手に入れようか?なんて考えていた。
でも、 PENを手に入れてからは、全くといっていいほど興味がなくなってしまった。
そこまでのものは、自分には必要ないな。
そう考えるようになったから。

病気をして弱ってしまった身体や精神には、ゴツいカメラは必要無くなったのだ。
身の程にあったものを選んで所有する。
そうした満足感を感じるようになったというのもある。
双極性障害の軽装状態になると、物欲がものすごく湧き立つが、高価な新品を購入するわけでなく、お財布にもやさしい。
そして、落ち着くところでもある。

自分に折り合いをつけることもできるカメラ。
それが、OLYMPUS PENだ。

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