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20240917 京都・新風館とNikon D40X

先日、映画を観に行ったことをnoteに書いた。

この映画館が入っているのが、中京区の烏丸通姉小路下ルにある新風館という建物だ。
地下鉄の烏丸御池の南改札からも直接つながっている。
新風館は、大正15年に京都中央電話局として建てられた建物を再開発に合わせて利用されている所になる。
色々とおしゃれなショップなどもあるし、映画を観に行った時にはとても有名なワインのオーパスワンの試飲会もしていた。
ただ、やはり地下から直接入るのではなく、建物や空間を楽しむためには地上から入るのが良いなぁと感じた。


ここは、三條東殿の跡地みたい
昭和41年に建てられた案内板が立っている。
というか50年以上まえの案内板が現役というのもすごい。
エントランス
ショップの案内もちょっと手が込んでいる。
どうやら金網がここの一貫したサインのデザインになっているよう。
「庭」と名付けられた空間。箱庭のような佇まい。
午前中ではあったが、光も丁度入ってくる。
青紅葉ではあるが、葉は少し傷んでいる感じかな?
見上げると、窓ガラスが反射して青空が見える。京都は建物の背が低いこともあって、空が見えやすいが、おそらく建築家がそんなことも計算に入れてのガラスの配置であろう事が伺える。
午前10時前だったので、店もオープンしていないし人影はほぼない。
映画はこれを見てきた。
地下1階にある映画館。東京にも同じ名前の映画館が有るので、系列なんだろうな。
ネオンサインがまぶしい。
上映中と上映予定の映画のポスター。薄暗い通路に映える。そういえば映画館はどこもエントランスが薄暗い感じが有るのは、目を慣らすためなのだろうか?
映画館から姉小路へと直接上がることの出来る階段。

京都という街の面白いところは、新旧織り混ざっているそのバランスかもしれない。
しかも、古の時代のものから、明治維新、大正デモクラシーと日本の先端を走っていた頃のもの、そして現代と、時間のスケールがとても幅広い。
やはり、文化の奥行きが違う。
街として、平安時代からずっと継続していて、途切れてしまったことがないというのが、やっぱりすごい。
だから、生活している人の存在感がありながら、けれども観光地でも有るという状況になっているのだろう。
ただし、これはこれで、オーバーツーリズムなど大きな問題もはらんでいるが。

自分などは、所詮よそ者。
それを自覚しながら、こっそりと楽しむ付き合い方が出来ればと思う。

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