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今更ながら、Macって色々できることがあるんだなと気づく

現像したフィルムをスキャナで取り込む作業をここ1週間の間に少しずつ始めている。

スキャンしたフィルムは、年月が過ぎたことで劣化しているものもあって、当時の色味が出ないことがある。
そうしたものを修正できるツールがあるというのは知っていたのだけれど、デジカメでRAW撮影することもなかったので使ったことがなかった。
そこで、Lightroomというアドビから出ているアプリをApp Storeからダウンロードしてインストールした。
使おうと思うと、月1080円かかる。
サブスクリプションというやつだ。
7日間は無料で使えるということなので、試しに使ってみて、いらないと思ったらやめればいい。

これまでは、自分にはそうしたアプリは縁遠いものだと思っていた。
自分がデジタルカメラで撮影するものは、あくまで記録であり「写真」(田中長徳氏に倣って、デジタルカメラで撮ったものは画像という定義で言葉を使うことにしているが、ここは世間一般的な使い方としての写真という言葉を使うために、あえて鉤括弧をつけて用いることにする)を作品として捉えたことがなかったので、JPEGの撮ってだしで十分だと思っていた。
だから、デジタル一眼レフのEOS Kissを使う様になっても、RAWで撮影することはほとんどなかった。
だから、フォトショップやLightroomというものを活用するというところまで至らなかった。

ただし最近、
「「写真」については、撮影したものを加工修正するところまでが大切だ」ということが言われているのを耳にすることが多い。
写真系のYouTubeを見ることも多くなったけれど、デジタルカメラで撮影されている方は、そこまでしている。

また、鈴木心氏のYouTubeで、RAWで撮影した画像を加工修正して写真として仕上げていく一連の流れを見せてくれいているのを見て、ちょっと考え方が変わったりしてきた。
こうして行けばいいのかという技術的なこともその中から垣間見えた様な気がする。
自分の興味の中心が、「記録としての写真」ではなく「記憶に残る写真」へと移っていっているのではないかということ。
シャッターを切るのに、その時の空気感を写し取りたいという欲求が生まれてきているのかもしれない。

ちょっと話はそれたが、フィルムからスキャンした画像を自分の印象に残っている状態にするためにLightroomを使ってみた。
正直なところ
「こんなことができちゃうんだ」
という感じがすごい。

しかも、今使っているMac mini Late2012という古い機種でも、ストレスなく動く。
CPUやメモリといったものも、フルに使っている様子もない。
なんだ、こんなに簡単にできちゃうの?と拍子抜けするくらい。

Macの調子が良くなってから、これまではしたことのない様な使い方を試したりすることが多くなった。
手軽に動画を保存する方法や、それを家庭内で見る方法など。
Apple  TVとMacをうまく連携させることで、こんなに有機的につながるのだということを実感している。
デジタルツールにありがちなことではあるが、知っているか知らないかで全然違いがある。
ちょっとした手間はかかるが、ちょっとした隙間に手順を加えるだけで、その後の楽しめる範囲が全然変わってくる。
知っていることで、生活の中の楽しみ方が増える。

仕事だけではなく趣味のツールとしてのMac。
持っている能力をようやく一部使いこなせる様になってきたのかもしれない。

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