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中判カメラ遊び フジGW690Ⅱ その1 写真屋さんが使っていた機材だけど

ヤシカフレックスのほかに、中判カメラがもう1台有る。
フジのGW690Ⅱ。

ヤシカフレックスで中判カメラの模写に魅せられて、他の物も使ってみたい欲求が高くなってきていた。
このカメラは、2016年にヤフオクで購入したもの。

中判カメラというと、フォーマットも結構種類が有る。
6×4.5、6×6、6×7、6×8、6×9と色々。
ただし見ていくと、6×4.5と6×7はものすごく高かった。
比較的値段が手頃のものが6×8と6×9。
特に、6×9は集合写真などで写真屋さんがよく使っていた機材という事もあって、たくさんオークションに出ていた。おそらく、写真屋さんでもデジタル一眼レフなどの画質が上がり、集合写真を撮るのに中判のフィルムを使わずとも品質を保証することが出来る様になったのだろう。
そういうことで、数も出ていたし珍しさも少ないことから値段も高くない状態だったのだと思う。
だから1万円しなかった。

買ったは良いが、使わずにずっとそのままだった。
何せ、露出計も何も付いていない純粋なフルマニュアル機。
露出の勘所など何もわからない自分にとっては、使いこなす自信もなく、怖じ気づいてただの飾りになっていた。

しかし、ようやくというかフィルムを通して見ようという気持ちになった。
まずは、モノクロフィルムから。
ネオパンアクロス100の120フィルムを手に入れていたのをこれまた冷蔵庫にずっと入れっぱなしだったもの。
なんと、現像してフィルムを見てみると、8枚撮れるはずが4枚しか撮れていない。
失敗の原因は、レンズキャップ。
つけっぱなしでシャッターを切っていた。

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同じ失敗をしないようにと、次にフジプロ160NSを入れて撮影。
これは、何日かに分けて撮っている。

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いつものベランダから。
フルマニュアルなので、最近練習している16/fを目安に撮影。

写真屋さんでスキャンしてもらったデータは16baseのものなので、600万画素。
35mmフィルムを16baseでスキャンしてもらっても600万画素。

同じ画素数のはずなのに、ブローニー版の方がものすごく緻密な写り。
お金がないのでプリントをしていないけれど、しっかりプリントしたらすごくいいんだろうなぁと想像してしまう。

ちなみに、カラーネガの方は日陰の露出は多分大分アンダーのはずなんだけど、それでもしっかりと映り込んでいる。フォーマットが大きいという事とフィルムの性能の良さとで、日陰であっても光を捉えることが出来ているんだろうなぁ。

ちょっと試しのつもりでと思っていたけれど、持ち歩いて色々撮ってみたい欲求に駆られる。しかし、写真屋さんが三脚を使って撮っていたようなカメラだけあって、とても重たい。
これで、スナップというわけにはいかない。
覚悟して、どっしりとした被写体と向き合うような撮り方の方が良いのだろうなぁ。

しかし、とても実用的なカメラである事にうれしさを感じる。

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