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20211221 勘に任せた露出ではあったけど・・・Nikon FM-10 & ORIENTAL SEAGULL100

露出計の壊れたNikonのFM-10。
これにORIENTALのSEAGULL10というモノクロフィルムを入れて、秋口から何本か撮影した。

現像してもらい、そのままラボでスキャンしてもらったデータを見てみると、案外露出は合っている。
はずれもあるが、そんなに外れている感じでもない。

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フィルムを入れて、ベランダから。
9月の風景なので、そんなに影がない。

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街路樹もしっかりと茂っている時期。
横断歩道を歩いているおじさんも半袖。
カメラの設定は、オーソドックスな値にしていたと思う。
おそらく、F=11で1/250sのはず。
天気が良ければ、ずっとこのままで行くので、露出がそろうといえばそろう感じになる。

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やっぱり難しいのは、お店の中での撮影。
シャッタースピードを稼ごうと絞りを開けると、ピントを合わせたいところに合いにくくなることが起こる。
あまり、こういう写真は良い感じじゃないなぁと反省。

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アイスコーヒーのグラスを撮影するにしても、ピントをどこに合わせるかで悩む。
氷にピントを合わせているけれど、F=1.4だと他がボケボケになりすぎて、もう一つだなぁということを学んだ。

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打って変わって、街中のショット。
ビルの陰に入っているので、おそらく絞りは1段下げて、シャッタも1/125sにしている。
露出でいうと2段分下げた感じ。
あまり、光に濃淡のない状況ではあるけれど、こういうのってカラーの方が難しいかもしれないって思ったりする。
モノクロの方が、スッキリとしている印象。

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そのままの設定で、違う路地を撮影したら、アンダー。
この路地は、さらにビルの影が濃く、暗がりという感じだったので、こうなってしまった。

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暗いところから、明るいところへという感じの場所で撮っているが、これくらいの明暗の幅があっても写るということがわかって良かった。
このフィルムはかなり粘り強い様な、表現力のあるものという気がする。

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建物に露出を合わせるのならばこれくらいの露出で良いのだろうけれど、空の雲をもう少し写したいと思うのならば、もう一段絞っても良かったのかもしれない。

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どうも横位置に構えると、自分はカメラの右側が下がる癖がある。
これは、一眼レフのどのカメラを使っても。
縦横を水平、垂直にできないで写してしまっているものがよく出てくる。
これは、まさしくそのパターン。

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橋の欄干と歩道を歩くビジネスマン両方の露出は、ちょうど良い感じか。

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いつも淀屋橋を渡るときには、ここでシャッターを切りたくなる。
独特の世界観がある。

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木の表面の少し朽ちてきている様な質感を写し取ることができている。
もう少し寄ることができたら良かったかな?

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縦横の水平垂直の練習という感じの構図。
若干見上げた感じの構図なので、老端は垂直ではないけれど、真ん中で垂直を出せばそれなりにまとまりのある構図になるんだな。
高速道路の高架橋が水平を出していて、珍しく自分の撮影したものでは水平と垂直が出ている。

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50mmのレンズなので、水の上を走ってきたボートに寄ることができなかった。

まあ、これだけ露出がそろって撮影できる状態ならば、露出計がなくても良いかなぁなんて思ってしまう。
しかし、これは自分の腕が良いということではなく、おおいにフィルムに助けられているのだろう。
そして、一旦設定してしまえば露出を変えずに通して撮影したことがいい方向につながったのかもしれない。

モノクロフィルムで撮影するのも、楽しいと感じる事が増えてきた。

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