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神隠しにあう

その日は散歩をしていたんだ
いつも遊んでる山の近くの林
同じ道を歩く

すると突然足元が揺れたんだ

その瞬間何者かが私を覆う
晴れ渡った空が暗闇になった
一等星の星がキラリとしている

"何が起きたんだ?"

私は頭の片隅でそうつぶやいた
すると

「ここはお前が望んだ世界だ」
と暗闇から答えが返ってきた

"誰?あなたは一体だれなんだ?そしてここはどこ?"
そう暗闇に頭の片隅で問うてみると
また

「ここはお前が望んだ世界だ」
と答えてきた


あの一等星…見覚えがある
私は夜寝る前に星空を眺めるのだがその時必ずそこに輝いてる星が居てね。毎晩寝る前に話しかけていたんだよ…あぁ、あの一等星なのか…
しかし私の望みなどあの星に話した事などあっただろうか?いつも、キラキラして綺麗だなぁ〜と見ていたのだが。


ガサガサガサ

という音でふと我に返る
元いた林の中だった
私は一瞬どこへいたのだろう?
空は昼の光に満ちていた…

私は一体?
どうしてしまったんだ?
あぁ
散歩…そうだ散歩をしていたんだ

ふと時計を見る
時が1時間消えていた

"おっと、急いで戻らなきゃ"

そう私は林を出て元の生活圏へ戻った
その日の夜、いつものように夜空を見上げていた。いつも通りあの一等星がそこに居た

「お前が望んだ世界だ」

そういえばそんな事言われたような
え?何が起きてるんだ?私はどうしたというのか?私がなのか?世界がなのか?この瞬間だけなのか?
(きっとここ数日の忙しさから幻聴が聞こえるだけだろう早く寝よう)
そう思ってベッドへ横たわりいつものように
「おやすみなさい」と手を合わせ目をつぶった


「お前の望んだ世界だ」


ここは、夢の中…夢の中の私
夢の中の私?私の望み?がここにあるというのか?夢の中の私は何を望んでいるのだ?
私は、私ではない?なんだと?

目の前に広がる暗闇の世界
またなのか
あの一等星がそこに居た


私の望みってなんなのだろう?
ねぇ!その一等星の君は私の何を知っているの?私には分からない私の望んだ世界が
ねぇ!いつもみたいに答えてよ!
私の望んだ世界ってなんだったの?

一等星はキラリと光ったまま沈黙を続ける

「どうやら、お困りのようですね」

後ろから突然声がした
慌てて振り返るとそこには白いマントを着た男が立っていた…その顔に見覚えがある
私がいつも心が落ち込んだ時に思い描いていたその人だった。

"えっ?あなたは私が妄想で作り出したあの人"

「そうです、ここはあなたの望んだ世界。あなたの望むがままに全て実態化される世界です」

"今日の昼、いつもの林の中で同じ事があったのですがそれも私の望んだ世界ということなのですか?"


「そうです。あの瞬間あなたはあの世界を望みました。それもかなり強く」


私はいつも通り山の近くの林を散歩していただけだったのだが、いつの間にこんなことを望んでいたんだ?ただ、ここ数日忙しくて眠れる時間が少なかった。それは事実だ。
だからといって世界が暗闇に包まれるようなことは望んでは居なかったはずなのだが…



下書き保存して置いといたんだけど
読み返してみたら星新一チックななにかだなって思ったけどあんなふうに完璧に終われそうもないからこのまま表に出してしまえばいいのでは無いのか?と思いましてね

なぜこんなものを書いたのかも分からなくて

文章を書く能力が著しく悪いのだと
それは文学とヤラをよむことをしないからだと
なんかそう思う
本を読むことができない性分なのでね。
とはいえ1日3行でもいいから読むことにしたいと何度も願ったんだけど今のところ叶ってない。本は常に傍らに置いててスっと開けば読める事はできるのに。
3行ではなく片面でも読みなさいよ

そういえば活字を読もうと思って、星新一の本を買ってきたような気がしてるのだがどこにあるのか分からないのだ。
買ってきた事実もあるのかどうか曖昧だ。

この時空があの時私のいた時空では無いのかもしれないなんて思うことが増え始めている
私は色々なパラレルを行き来しているのかもしれない。そんな事を思って上の謎のお話を書いたのだったなぁ〜と何となく思い出したけど
あの続きはどうやっても書けないようです。


鳳凰がこっちを見ている気がする写真
今見て気が付いた

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