見出し画像

空通信vol.3_【姫路の大学生が送る】姫路の魅力発信インタビューVol.3【HelloEatProject】

こんにちは!
「空」インターンの宮本です😇
今回は、『HelloEatProject』というお名前でフードドライブ活動を行っている、坂本栄里さんにインタビューしました!この取り組みの背景や愛のあるお話をお聞きできました😊

スクリーンショット 2021-08-11 18.56.33

小見出しを追加 (11)

高校生の時に、同級生の養護施設に住んでいる子達と仲良くなりました。高校を卒業する際は施設を出ないといけなく、就職先を決める必要があるという、その子たち特有の悩みがあったんです。
その場面に直面したときに私は何も言ってあげられなかった。当時18歳だったので、自分自身のことでいっぱいいっぱいで何も寄り添ってあげられなかった。そしてその事がずっと心の中にあり、親に頼れないまま、自立を強いられることが、「どんなに大変やったことなんやろう」と大人になって感じ始めました。

 15歳で高校進学を選ばなかった方は、その時点で施設を出ないといけなく、しかし15歳で自立するのは難しい。かといって20歳で自立できるとも限らない。18、19、20歳と自分も過ごしてきて、大人の目が行き届きにくい年齢層こそサポートがいるのではないかと思い、ここを問題視して社会的に取り組まないといけないと感じました。

小見出しを追加 (1)

 ちょっと遡るんですけど、15歳の時、中々家に帰らない子だったんですよ(笑)日々を投げやりに何年も生きてしまった分、19歳頃に思い立って、投げやりな人生をこのまま生きていくのはそろそろやばいぞと思って神戸のボランティアセンターにアポなし、手ぶらで「私に出来ることはありますか」と行きました。
 介護施設とかでボランティアさせていただいたり、普通の仕事だけじゃ触れ合えない方達と触れ合える経験をさせていただいて、こういう世界あるんや!って感じました。ボランティアには自分の罪悪感を払拭しに参加していたけど、ありがとうと言われると自分が救われました。

小見出しを追加 (9)

 店に入らなくていいように、店前の回収ボックスに通りすがりに、気軽に物を入れられることがフードドライブの鍵だと思います。
対面じゃないからこそ気軽に寄付ができ、気持ちも晴れ晴れすると思うんですよね。
 対象年齢は、15歳〜30歳にしています。14歳までは社会で見守るという法律があるけど、15歳〜30歳にはそういったケアがほとんどないんです。青少年に対して、対象の年齢をはっきり伝えることで「自分が対象なんだ」とわかりやすいと思っています。


小見出しを追加 (3)

無料弁当と一緒に保存食、日用品、お米を希望している方に渡しています。この4つは生活に必要な物、貰って助かる物だと私が決めました。ボランティア活動で学ばせていただいた時に、持って来られる方が「これがあると助かるんじゃないか」と自分で考えて持ってきてくれていて、必要最低限の物はそこにあるかなと。
フードドライブを行う前の新聞社さんの取材効果で、1回の募集で予想の100倍位集まったんですよ!お米が200キロ位あって(笑)声が届いたと思いありがたく感じました。

基本的には賞味期限が1ヶ月以上先の食品などをを手渡しで行っています。人と接することは生きていく中で1番重要なことで、対面で話すと安心感があったりするので、なるべく手渡しの提供を行っていますが、現状では支援したいという方が多く、どうしても期限が近い物が出てくるので、いただいた寄付金を送料にあてて、SNSで見てくれた子、姫路に来れない子、ひとり暮らしの子に発送しています。これからも3ヶ月に一回位の定期で発送をしていき、来れない子達に寄り添いたいです

小見出しを追加 (4)

しょっちゅうあります(笑)
お弁当限定15食作るのにこんなに大変なんやと。栄養に配慮したり、ありがたく食材をいただくのですが、何を作ろうかなと献立を決めるのが大変です。

行動に起こす前の呼びかけで、皆に届かないとショックやな、変なことしてると思われたらどうしようという感じで行動に起こす前が1番怖いです。 夫の「なんでもやってみて、あかんかったらやめたらええやん」という言葉に救われています。一度やって見て、一歩前に出ると、本来やりたかったことが出来る、それが1番自分の心が喜ぶなと思いました。


小見出しを追加 (10)

実際に困っている人と接することができたことです。これが1番求めていたこと。
何年も人の手作りを食べたことない子、ひとり暮らしが長い子、親の事情で生活費、家賃を養っている子が昔からいて、その子たちが今、コロナのご時世で全体的に孤立してしまっているんです。この現状を、私の活動するにあたって、しっかり自分の目で改めて確認できました。私の行動に賛同してくれる方が増えたり、取り組みを知られることによって子供食堂ならぬ青年食堂が一般的になれば素敵だと思います。そのために私が先人を切ってやっていき、あかんかったこと、よかったことを人に伝えていきたいです。

こういう困っている子たちは人の顔色を伺うことが上手で、背景としては親の顔を常に伺っていたりだとか。時代の背景もあるのかもしれないけど、LINEのメッセージにすぐ既読をつけないなど。自分を守るために距離をとっている、足を踏み入れてこないでという感じでこっちを警戒しているのかなと解釈しています。LINEの返事が、連絡が遅くても挫けず向き合っています。

スクリーンショット 2021-08-11 19.52.47

小見出しを追加 (6)

 愛情ってなんぼでも沸き上がってくるものやけど、私は若い時は何をしても、人からいただいている愛情を愛情として受け取れなかったんです。
でも結婚して、家庭を持つと、もらった愛情を誰かにあげたくなりました。愛されているという実感をしっかりもらうと、どんなことでも頑張れる、そういうことを伝えたいです。

 もっと人からの愛情が欲しい!とういう子がいるけど、誰に愛されているからOKではなくて、”自分が自分を愛しているから愛情だ”と気づくまで目をかけていきたい。親が気にかけてくれないなど、愛情を感じない、「そういう子達の声聞くで!」という大人がいるとその子の人生がパーンっと変わることもあると思います。
大人になった時に、後々この人は愛情を持って接してくれてたんだとわかってくれると思います。

小見出しを追加 (7)

支援する子どもをもっと増やしたいです。提供してくれる方、寄付してくれる方の数に対して、頼ってくれる子の数が少ないです。今は学校や家庭の事情で引きこもりの子が増えているので、出かけるきっかけになればいいです。ちょっとの勇気を出してくれた子にはよう来たな!と迎えていきたいです。


小見出しを追加 (8)

LINEやインスタのDMに、相談でも、なんでもいいので「参加したい」などと送ってください!
ちょっとしたものでも”ありがとう”という気持ちになります。
お弁当を一緒に作ったり、若い子同士の悩みを話あったり、この取り組みを拡散してほしいです。お弁当作りを経験することによって、自立の練習にもなるし、作ったお弁当を持って帰ってもいいです。人の役に立ちたい、でも自分でも困っているという方に来てほしいです

スクリーンショット 2021-08-11 19.54.51

こちらでインタビューは以上になります!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
坂本さんは本当に愛情深い方で、人に寄り添っていきたいという思いがとても伝わりました。私もぜひお弁当作りに参加させていただきたいと思います😄そして何かお手伝いしたいと感じた方もぜひ連絡をしてみて欲しいです!
インタビューにご協力いただいた坂本さん、ありがとうございます🙇‍♀️


スクリーンショット 2021-08-06 15.13.42

◆◇◆◇◆運営者情報◆◇◆◇◆◇
坂本栄里
Instagram:https://instagram.com/hello_eat_project?utm_medium=copy_link
Eメール :helloeatproject@yahoo.co.jp




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?