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愛とは何か。私なりに感じたこと



人は時間に逆らうことはできない。


最愛の人が亡くなったとき。


友人から訃報が届いたとき。


ペットとの永遠の別れがきたとき。


人は別れが多い。
人に限らず、物との別れもある。


幼少期に使っていたぬいぐるみ。


たくさんの場面を切り取ったアルバム。


親との思い出がある実家。



それがあるだけで息遣いを感じるほどに
私の中にそれがある。

それを愛と言うのだろう。

その愛を感じて安心する。

別れると心に穴が空くほどに。

ある内は、別れたくないと希望する。

なくなって、戻って来いと切望する。

満たされていた「あの心」を戻したくて
また何かを可愛がる。

それもまた、自分の心に不可欠なものとなり

また泣く。

それが好きなのは確かだけど

接している時間がとても心地よい。


だから私は

「愛とはそれを愛している自分」


と考える。


すると自分の中に愛が、まだ在るように感じる。

「あの時まで」で切ることなく

「今も側に」で続けられる。

なくしものの多い人間は

愛で人生の荒波をくぐり抜けられる。


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