サム・ペキンパー 情熱と美学
映画製作に一生を捧げたバイオレンス映画の巨匠、その孤高の生涯に迫るドキュメンタリー。
サム・ペキンパー監督は大好きな監督のひとりである。ペキンパー監督は観客に媚びを売ることなく、自分の信念を貫いて映画作りしている偉大な監督だと思っているからである。彼の映画で初めて観たのが『ワイルドバンチ』 あの破滅の美学あふれる銃撃シーンに衝撃を受けた。あの後世に残る銃撃シーンは、一度は名画座で観に行かねばと思っている。
ダスティ・ホフマン主演の『わらの犬』も主人公の精神的に追い詰められた末の大爆発な銃撃戦も忘れられないし、スティーブ・マックイーン主演の『ゲッタウェイ』はマックィーンのイケメンぶりに心が躍る名作であり、『戦争のはらわた』は一度は観ておけ!!な戦争映画であった。
このドキュメンタリーで初めて知ったのが、ペキンパー監督のコカイン中毒やアルコール中毒に苦しんでいたというくだりである。
後年、コカイン中毒やアルコール中毒の問題を抱えている監督ということで映画会社から敬遠されてしまい、好きな映画作りができなくなっていく・・・。そして、彼の映画人生はとても寂しい終わりを迎えることとなる。享年59 この世を去るには若すぎると思わざるおえない
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