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パルプ・フィクション
あらすじ:アメリカの低級犯罪小説であるパルプマガジン的なストーリーをコンセプトに二人組のギャング、強盗を計画するカップル、八百長ボクサーの物語が交錯する。
「パルプ・フィクション」を試写会で鑑賞したのが20年以上前。鑑賞後、即にCD屋へ飛び込みサントラを購入したことを覚えている。タランティーノ映画の名シーンに名曲あり!
オープニングからの「ミザルー」☞「ジャングル・ブギー」
ツイストコンテストでは「ユー・ネヴァー・キャン・テル」
ミアのツイストコンクールから自宅に戻ったときの「悲しきプロフィール」
これらの曲を聴いただけでそれぞれの名シーンが想い出される。タランティーノ監督はどういう想いで既存の音楽をチョイスしているのだろうか。
今作品が上映された当初、インタビューにて
「70年代の音楽にはその時代に生まれ育った人間にしか理解できない素晴らしさがあるんだ。曲の寄せ集めじゃなくてテイストが大事だ。パーソナリティが感じられる選曲さ。まるで曲が台詞の一部の様に聞こえてくる一体感のある楽しみ方。ありだよ。音楽は僕に映画作りの取っ掛かりを与えてくれる。いわば舵取りをしてくれるんだ。A・グリーンの名曲は何回も使われてて、僕だけじゃないんだ。全然気にしないさ。他の奴が同じ曲を使っても、僕の使い方にはかなわないさ」
そして、2014年カンヌ映画祭「パルプ・フィクション」20周年 記者会見にて
「曲を作らないのは会ったこともない人に仕事を頼みたくないからだ。それに僕の映画の本質を理解してくれるとは思わない。あまり人を信じてないんだ。映画に関してはね。音楽を使うなら選ぶのは自分でありたい。他人に任せて何時間も待つなんてごめんだ。我が子の行く末は自分で決める」
今作品は、映画&音楽おたくであるタランティーノ監督の心の宝箱を私たちに披露したような名作。今の若者が観ても古臭くない映画に魅えるのだから凄いとしか言いようがない。
日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。