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その山 あの世行き


#一度は行きたいあの場所

ふむ……い〜いハッシュタグだぁ。気に入った!いや…感動した!!
いや………

おっと失礼開始早々取り乱しました。小泉進次郎はほっといて本題に入りましょう。
※上記写真に反応した!って人は仲間です。



──私の一度は行きたいあの場所かぁ……とても悩ましい。何故なら私はインドアヲタク君だからだ。そもそも遠出が苦手だし行きたいと思った場所は近場ばかりで大体行った事があるからだ。
海外はおろか県外すらもとても怖くて行けない……確かにいいなと思う場所はいくつかあるがそこに向かうまでの労力や費用、万が一辿り着いた時の感動が予想を下回った時の悲しみ………諸々の憂いを考えると行きたいと思える場所がどんどん狭まっていって最終的にやっぱりいいやとなってしまうのが普段の私だ。
しかし折角の機会だ。いつか行ってみたいなと思っている場所を今一度思い起こしてみよう。私は自分の脳内に眠る記憶を叩き起こしてみる。
そしてついに見つけた行きたい場所!
そう…私が一度は行ってみたい場所…それは

      恐山だ!!



おっと画像間違えた、こっちらダ・ヴィンチの方でしたね。こっちじゃなくて…


この像絶対強い

こっちでしたね。失礼しました。

恐山とは青森県にある活火山のことである。
その恐山は黄泉の国と繋がっていると言われており日本三大霊場の恐山菩薩寺がある場所である。

結局国内じゃねえか」とお思われた事でしょう。お許し下さい。国外はやはり私にはハードルが高すぎて想像すらできませんでした。

これ恐山菩薩寺。覚えておいてね。

ここは所謂自殺者が出たから霊がでるとか曰く付きの心霊スポットとかとは違い由緒正しいいにしえからの言い伝えで極楽と地獄などの現し世とは違う世界を繋いでいる、いわば負のイメージのない心霊スポットなのだ(あんまり詳しくないからよくわからんけど)。そんな正式な手続きの下で霊界と繋がっている場所の恐山に私はとても心を惹かれている。まず名前がかっこいい。恐山て。RPGでも魔王城前の最後のステージ張れるくらい厳つい名前だ。そんな名前に加えて肩書き。
      「日本三大霊場」
黄泉の世界と繋がっている??おいおい属性盛り盛りだなぁ!!こんなの目に留まるに決まってるでしょう!
私は別に心霊スポットが好きな訳ではない。むしろ嫌いだ。わざわざ未練を残して亡くなった方々の魂に軽い気持ちで会いに行くほどリテラシーのない人間ではない。ゆっくりさせてあげろよ、と思う。そりゃ幽霊さんたちも呪いたくなるはそんな奴。
しかし恐山は上記の通り正式な手続きの下霊界と繋がっている場所だ。霊のいる場所に赴くという一点に置いては心霊スポットと同じだがそれ以外はまるで違う。心霊スポットはこの世に残された魂の精神を逆撫でする行為だが恐山のような霊場は我々肉体を持った存在が彼らの世界にお邪魔する行為だと思うので失礼さや礼儀が全然違う。異国の地を無断で踏み荒らすか入国許可証を発行して正面から入るかの違いだ。
霊場が気になるのならば日本三大霊場残りの比叡山と高野山はどうなのだと思われたかも知れないが、私個人の印象だと恐山に比べるとどうもインパクトが足りないと感じた。おまけに実際に行った人の発言によると
「恐山は他の三大霊場とは全く違う。圧倒的異質」らしい。
他にも「霊やらあの世やら全く信じてなかったけど恐山の雰囲気はまじでこの世のものとは思えない。あの世としか言いようがなかった」的な証言も多々見受けられた。
いや、こんなん行きたくなるやん。人間の好奇心全部刺激するやん。

この写真の"異界"感も最高

てことで私の行きたい場所は恐山となった。
「海外も県外も外出すらも恐れたインドアヲタク君の唯一行きたい場所はあの世でした〜ちゃんちゃん」
と自分で思った。なんだかめちゃくちゃ殺傷力の高い言葉のようにも聞こえるが要するに私は"現世では味わえないような雰囲気を正式な手続きで味わいたい"ってだけであって特に他意はないのであしからず。

いかがでしたか?皆さんはこの記事を読んで恐山に行ってみたいと思いましたでしょうか?春の暖かさが強くなってきた今日此の頃、あえて生命に満ち溢れる世界に踵を返してさっむいさっむい荒涼とした黄泉の世界に足を運んでみてはいかがでしょうか?

それではまたいつかお会いしましょう。




シャガラッチ!!!!

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