一昨日の早朝に撮った桜 今はもう既に散りつつある また来年

ウソみたいだけどホントの話

おや……お客さんかな？時刻は深夜3時。部屋のインターホンが突如として何度も何度も鳴る。床についていた私は夢現な状態で上体を起こす。 チョモランマ山脈麓のコーポしょんべんクラスター701号室、ここが今の私の住んでいる場所ではあるが、こんな時間に客人とは、そうそう起きない事だ。確かにネオニューヨークの15倍くらい発展してる世界一の繁華街ではあるが、いくらなんでも夜中過ぎる！流石の私も怒りのあまりさくらんぼとメロンを同時に窓から投げ落としてしまった。 「やぁ。相変わらず果投高地し

俺達は情報を食ってる

３月末、森永牛乳瓶が廃止になるニュースを見た。古くから日本人の銭湯の相棒として存在し続けた瓶の牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳…それら全ての飲料が３月末に製造を中止しこれからは紙パックに媒体を変えるらしい。一見銭湯に通う多くの人の湯上がりに求められ時代の波にも負けず需要を保ち続けたように見えたがどうやら現実は甘くないらしい。 聞けば製造中止理由は主に大量生産のコスパの悪さにあるとのこと。牛乳を入れる瓶を制作する費用、重量が他の容器よりもかさむため運搬の作業量増加、その他諸々の

言葉に触れ続ける

今日久しぶりに本を読んだ。 学生時代永遠と時間を持て余していた頃腐る程読んだものだが、ここ最近めっきりと読まなくなっていた。それどころかアニメや映画、ゲーム、様々なサブカルチャーや創作から離れてひたすらにハリウッドザコシショウと猫ミームを抜け殻のように眺める毎日だった。 脳みそを使いたくなかった。 日々の流れについて行けなくなり崖から落ちてしまわないように、それでいて努力は御免だったので出来るだけ手を抜きながら泳ぐようにしているうちに崖際で落ちるギリギリの距離を保ってその日

招かれたのは　私か彼か

目が覚めた。辺りはまだ暗い。 部屋は異常なほどにシンとしており耳鳴りすら起こらない。 薄暗い朝方は普段であれば多少なりとも肌寒いものだが今日は違う。なんの温度も感じない。 布団からはみ出た手足も布団の中にある身体も等しく無機物のように冷ややかな温もりを宿したまま一切の変温を示さない。 "今この空間に私を含め生きている物質はいない" そう直感した。 私は布団から身体を起こそうとした。しかし私の身体は思うように動かないうえに酷く頭も重たい。どうにかばたばたと手足を動かしながら

さっきの投稿何度も再掲して申し訳ありません。気になって気になってしょうがなくて

その山　あの世行き

#一度は行きたいあの場所 ふむ……い〜いハッシュタグだぁ。気に入った！いや…感動した！！ いや……… おっと失礼開始早々取り乱しました。小泉進次郎はほっといて本題に入りましょう。 ※上記写真に反応した！って人は仲間です。 ──私の一度は行きたいあの場所かぁ……とても悩ましい。何故なら私はインドアヲタク君だからだ。そもそも遠出が苦手だし行きたいと思った場所は近場ばかりで大体行った事があるからだ。 海外はおろか県外すらもとても怖くて行けない……確かにいいなと思う場所はいくつ

花粉さん今年もこんばんは

日々の空気に春の匂いが含まれて来た今日このごろ、ようやく冬の終わりを肌で感じるようになった私は歓喜の悲鳴を上げた。 しかしそれと同時に……目　鼻　口（喉）と頭部に集中した違和感。さぁさぁ今年もやって参りましたね……… お久しぶりです。花粉さん。 暖かくなってきたと同時に生命の息吹を上げた樹木や木々の皆様方、冬の間に部屋に籠もりむんむんとしていた思いを一気にさらけ出して己の子種を大放出！〜世界一はた迷惑な性行為〜 などと深夜テンションのAV監督が作った作品のタイトルみたい

再開して思った事

いやはや皆様こんにちは。私ここnoteで文章をそれなりに書いて来ました　sora kaze と申します。少し前まで失踪に等しい期間文章から離れていましたが様々な理由があってお恥ずかしながら戻って来ました。 「いやいやいや、お前ちょっと前に随分大層なタイトルの文章で復活宣言してたやんけ！なに改まって挨拶しとるねん！」 ……はい"再帰"ってタイトルの記事ですね。 確かにそちらの記事で休んでた理由。再開した理由共に供述しております。 しかしですねぇ！もう一回書きたい！！そう思っ

毎日毎日新たなアイデアや書きたい文章が産声をあげているが育てる余裕も気力もないまま死なせてしまっている。創造の大虐殺者である。

鳥山先生が亡くなったニュース、未だにピンと来てない。身近な存在が突然消えてしまったような喪失感だけがじんわりと湧き上がるような感覚がある。何故だろう、ドラゴンボールを読んでいた訳でもファンだった訳でもないのに。

ベントマン　貴方を待っています。

その日はあんまり通らない道を歩いていた。 明確にこの景色を知っている訳ではないが、どこか見たことのあるような、懐かしさを漂わせた道だった。 しばらく歩いているとベントマンを見つけた。 「よっ！まってました〜ベントマン！」 のCMでお馴染みの彼である。そこ以外のフレーズは思い出せないので延々と私の脳内に「よっ！まってました〜ベントマン！」がイヤーワームする。騒がしい。 ……久しぶりにベントマンを見たなぁ、懐かしいなぁ。子供の頃は良く見たきがするけど、知らない内にほっともっとの