【9】大人びた小学生。

私の過去を少しづつ。
子どもだけど、大人だった。

*****

小学生の時私はよく「大人びてるね」「大人だね」って言われた。
正直、先生や友だち、友だちの家族に
そう言われるのは嬉しかった。

でも、それって子どもっぽくないとも言える。

家でも気を遣って生活しているうちに、
外でも相手のことを考えて、行動するようになった。いつでもいい子を演じた。

小学5年生の時、担任の先生から成績表を返される時に言われた。
「生活態度に付ける〇の数が非常に多い。こんな小学生初めて見たよ! すごいね!」って。

私の中では普通だと思っていたことが、
先生からは、いつもしっかりしてて、生活態度良くて、周りに思いやりがある。そんな風に見えてるんだって。

でも先生がちゃんと私のことを見ててくれてたんだって、すごく嬉しかったのを覚えてる。
初めて自分のことを見てくれる人がいたって思った。

私はずっと分かっていた。
他の小学生と何か価値観が違うこと。

「大人びてる」
これは洗脳だ。
祖母に精神的虐待をされ、心が傷ついた。
少しでも逃れるために自分の考え方も感情も
コントロールする。
小学生がすべきことじゃない。

私は小学生で、「あなたは大人」だと言われ
子どもではなく「大人」であることを選んだ。

*****
最後までありがとうございます。
皆さんに幸せが訪れますように...♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?