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マーケターに必要な〇〇力とは

日々多くのマーケター志望者の方とお話させて頂いているのですが、その中でよくいただく質問TOP3に入るのが、

「マーケターになるために身につけるべきスキルや力は何ですか?」

マーケターに求められるスキルや力はたくさんあります。

ただ広告運用スキル、ライティングスキル、SNS運用スキルを身につける前にそもそも持っておいてほしい力が存在します。

その中でも今回は5つに絞ってご紹介します。

1-1.洞察力

洞察力とは、相手の心理状態や願望など目に見えないものを、表情など目に見えているものから推測し判断することを指します。

似た言葉に「観察力」がありますが観察力とは、“物事の様相をありのままにくわしく見極め、そこにある種々の事情を知ること”とされており、表面的な観察にとどまります。
観察力も大事ですが、それを上回る洞察力を鍛えていくことが重要です。

1-2.洞察力を鍛えるには?

それは、日常的に「人を洞察する」ことです。

私自身看護師だった経験もあり学生時代から教員から「この人が今なぜこのタイミングでこういった発言をしたのか、その裏の裏まで考えなさい」と言われてきました。

そんなこともあり、「この人はなぜ今こういうことをやっているのか?」といった視点が自然に養われたと思います。

洞察力は普段の生活で十分に鍛えることができます。
まずは、「自分自身を洞察する」ことからやってみるのも良いと思います。

なぜ今自分はこの行動を起こしたのか?そしてなぜそういった感情を覚えたのか……といった具合です。

まずは自分を洞察していき、他者も洞察することでデータが物語らない声や反応をできる限り色んなアンテナを張って獲得していく習慣が身につくことでしょう。

2-1.やりきる力

やりきり力はどの職種でも大事なことではあります。

ただマーケティングは終わりが設定されているものでなく、区切りというものが他の職種と比べると明確ではありません。

やることも多く、複雑化しているため「フルマラソン」を永遠に続けているかのような感覚になります。

チャネルも多様化し、中長期的に勝負をかけていかないといけないマーケターはすぐに効果が現れないからといってくじけて放棄するようでは務まりません。

反応や成果がなかなか出ない時期でも耐えてやりきる力、そして高速でPDCAを回していくことが求められます。

2-2.やりきる力を鍛えるには?

やりきる力を身につけるために重要なことは投げ出さないために無理のない範囲で継続すること。

自分の興味もないこと、将来に繋がる確信がないことを毎日やることは苦しいですし、結果的に継続できません。

目的もなく淡々とこなすだけでは単純な作業になってしまいます。

だからこそ、やる目的とゴールをしっかり定めてやっていきましょう。

3-1.思考体力

思考体力とは、考え続ける持久力のことです。
ある出来事について考えると脳が働きます。その脳の回転をどれだけ持続的にできるかを表すのが思考体力です。

マーケティングは常に考えてアウトプットを出す仕事になるので、かなりの思考体力が求められます。

3-2.思考体力を鍛えるには?

「正直ずっと考えるのは無理!」という方におすすめしたいのが仮説を立てた上で思考すること。

課題や事象についてをひとつづつ丁寧に考えていくとそれに時間がかかって疲れてしまい、肝心の解決策やネクストアクションに移りづらいです。

ある程度、課題を並べていくうちに、仮説で良いので結論を先に導き出して、それを逆説的に証明できるように課題を並べていくことで、
最終目標まで効率的に到達できるようになります。

こうすることで脳を過剰に疲弊させることなく、達成感を感じて次へのエネルギーも出てくることでしょう。

4-1.コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルといった時に、単純に口がうまいといったものではなく周りをうまく巻き込みながらプロジェクトを円滑に進めていくスキルです。マーケターの場合インサイドセールス 、フィールドセールス、カスタマーサクセスとの連携も重要になってくるので、相手の理解度に応じて正確に情報を伝えていくことが求められます。

4-2.コミュニケーションスキルを鍛えるためには?

ちゃんと相手に伝わるコミュニケーションが求められるので、人に伝える時に「伝えたいことは何か」「この話を聞いてどうなってほしいのか」といった、目的や結論を明確にすることを意識してみましょう。

よくあるのが何かを伝える時に私情を挟んで結局客観的な情報を伝えられていないケース。

まずは口に発する前に自分の感情を挟まずに起きていることを整理して、伝えるべき項目を明確にしてから発信するようにしましょう。

5-1.アウトプット力

マーケティングはアウトプットを出さない限り成果も出ませんし、評価もされません。そしてアウトプット時はスピードと質をかなりのレベルで要求されます。だからこそ日頃からアウトプットする力を習慣化して身につけておくことが重要です。

5-2.アウトプット力を鍛えるためには?

「とにかくやり続ける」と言いたいところですが、もっと分解すると自分がまずは興味の持てる分野で無理のない範囲で継続することです。

序盤に無理して中間で放り投げてしまうくらいであれば、少し強度は弱めても頻度はキープしておくことが重要です。

個人的には定期的なnoteでの発信やTwitterでのアウトプットをおすすめします。

マーケティング思考も身につきやすいですし、特にTwitterは140文字以内で情報発信ができるのでとても気軽に始めることができます。

まずは小さなことからでもいいので継続して成功体験を積んでいきましょう。

そうすることでアウトプットが楽しくなって自然と身についていくかもしれません。



コロナ収束まで、国境なき医師団に寄付させて頂きます。