子供に多様性を教える立場の先生に、多様性が認められてないよね。
こんにちは。
一昨日、防災教育のプロジェクトの関係で、中学校で授業をする際の『髪色』について指摘がありました。
僕は今明るめの茶髪なのですが、担当の方に
「さすがにまずいんじゃない?明るすぎるね。」
って言われました。
オシャレだから染めていたい!
とか
これが個性だ!
なんて言うつもりは全くありませんし、思ってもいませんが、
髪や服でテンションが上がったり、モチベーションが高まったりするわけです。
教師、またはこれから教師になる人は黒髪じゃないといけない
みたいな風潮ってめっちゃあるなって感じました。
大学の教職ガイダンス等でも、髪を染めてる人を指差しては、
「これはいけない見本だよ。」
みたいに注意されてました。
特に髪色のルールなんかは決まってはないのに
どうして、髪色に自由がないのか?
見た目が大切なのは分かるけど、
変な制約みたいなものの一つなのかなと思うわけです。
色々な意見を調べました。
黒髪派の意見
・教師たる者が、茶髪ロン毛では保護者として安心して子供達を任せられない。誠実なイメージの黒い髪色、スッキリした髪型が良い。(40女性/パート・アルバイト)
・髪色は黒か暗めの茶色で、できれば染色は避け地毛でいてほしい。子供と接するし体育などの授業もあるので、髪型は邪魔にならない程度に短くするか、まとめるかしてほしい。(20代女性/会社員)
・男性も女性も、髪色は黒か焦げ茶くらいの色が理想的です。茶髪などの明るい髪色は、生徒に悪影響をもたらすので控えてほしいです。(30代女性/専業主婦)
・髪色を過度に変えるのは止めて欲しい。男性女性関わらず、キチンと感のある髪型が望ましい。綺麗でもロングヘアを纏めもしない女教師は信用できない。(40代女性/専業主婦)
・子供たちへの指導を職業とし、大人として子供たちの手本となる立場上、派手な髪型や髪色にすることは推奨できない。
シンプルな髪型がベストと思います。(40代男性)
黒髪じゃなくてもいいんじゃね?派
・子どもにとったら「どうでもいい」。だって髪の毛が何色でもその人の価値は変わらないから。(30代/元小学校教員)
・白髪染めがあるんだから、教員が髪色染めても(常識の範囲でね)多分アリなんだとは思ってる。けど 同僚や保護者の方に「若いくせに生意気」って思われるのが怖い。(20代/高校講師)
・先生たちがいきいき働けるようにするにはもっともっと自由になって楽しんでもいいですよね。髪色もおしゃれも楽しめる先生たちが増えていくといいな。(20代/大学生)
いくつか抜粋して載せましたが、調べてみると批判的な意見が多いですね。
安心して子供を任せられないという意見には少し驚きました。笑
やはり校則というものや、
染髪=真面目じゃない
みたいな固定観念がありますね。
しかし、学生を含め30代までの若い世代は
髪色に対して理解のある意見が多くみられたように思います。
調べていて思ったことは、
めっちゃどうでもいいな
って思いました。笑
誰だよ、気にしてんのは。
大事なのは、保護者や社会の常識みたいな曖昧なものではなくて、
教師としてのその人の魅力だと思うし、
髪色や、服装で先生の魅力が少しでも増えるなら、縛る必要なんてないんだろうなって思います。
先生=黒髪
という常識があるのならば、先生がその常識を壊していかなければいきませんね。
○○=△△
みたいな思考回路を子供が持つほうがよっぽど怖いです。
世間や常識をつくる「人」を育てるのは、学校だし、
その学校を作っている教員が変わらないと世の中は変わらない。
教員がその意識を持たなきゃいけないんじゃないか、なんて思うわけです。
学校が社会を生産する。
これだけはしっかり意識して行動したいですね。
反発もあるだろうけど、
髪色の自由ぐらいは、勝ち取れる先生になりたいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?