ChatGPTをあれこれ遊んでみる
とりあえず使い倒してみようと、ChatGPTでいろいろ試したので備忘録的に記録。
もともとなんで使ってみたかったか?
仕事でも関係はあるので、使用感などリアルに把握したいのあった。主には2つやってみたい事があった。
息子の将来の学生生活が変わりそうだし、教える前に使い倒しておこうと思った。
自分の文を書く作業を効率化できないか気になっていた
ちょうど、よく読んでいる安宅さんのブログでも記事が公開されていて、改めて試さなきゃという事で使い倒してみました。
始めるのは30秒
ググって、下記のページをみながら進んで30秒で始められた。むしろ、開始できるのが早すぎて本当に大丈夫かを別の説明など確認して1分くらいかかった 汗
実際問題、以下のページにアクセスして、「TryChatGPT」からGoogleアカウントなどでサインアップしてスマホで認証して、この記事のタイトルの画面までたどり着いたら画面下部の入力欄から日本語で質問入れられます。
やってみた事
調べ物をしてみた
知らない言葉について調べてみる
手始めに、ちょうど今日聞いた「優しい終身の独裁者」について調べてみた。日本語で聞いて見当違いの答えがきたので、原語で聞くと的確な答えが出た。翻訳された用語だと、ミスる可能性がある。
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ちなみに、タイポした場合でも答えてくれる親切設計だった。
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ChatGPTのことを聞く
自分自身のことも答えてくれるので、気になることは同じ画面で操作を続けられるのはありがたい。この対応能力が一番の特徴だね。
得意分野とおもわれる学術的なことについて聞いてみる
一番得意そうな学術的な事を聞いてみる。内容は的確(参考ページ)で、簡潔に答えてくれる。学校の宿題に使えるというのもうなづける。
不得意そうに思われる日本のマンガ作品について曖昧に聞いてみる
意地悪く、ほぼ日本の中でしか情報(参考ページ)がなく、情緒的な面白さについて聞く。文章の体裁は整っているが、中身は適当。ある意味、適当に答えられるのが特徴だが。
あと、「ゴブリン」などの特定の単語は前後して異世界転生ものについての質問を投げるなどしていた影響が出ているように見える。ユーザー毎で質問履歴などからも回答に反映されるのか、日本語などその他の区切りで学習しているのか不明だが興味深い。
情報量が少なそうな事について聞いてみる
同じくマンガ(日本のマンガを意識していたが、質問は「マンガ」でしてしまった。)についてテクニックを聞くと、箇条書きでそれっぽく書いてきた。内容は、合いそうなところと曖昧なところがある。
「パネル」はコマ割りと解釈して納得感があるが、「漫画のパターン」は抽象度が高くて何を指しているのかわからない?
あと、マンガの文化はアメコミやフランスのバンドデシネとか最近だと韓国のウェブトゥーン(縦スク)もあって、カラーとかはアメコミの特徴じゃないかなと思わせる部分もある。演出などは、アニメや映画の要素の方が強い気がするし周辺のエンターテイメントからも集めた情報が混ざってきているように見える。
このあたりの参照範囲の区切りについては利用者側で判断しないと厳しそう。
要約させてみた
書いたものや、話した事を自動で要約できると助かるなーと思って、以前に試したNottaでの文字起こしを要約させてみた。
上記の中の「Web会議の文字起こし」で貼ってある12分で話した内容(1,849文字)についての要約が下記で254文字になった。元の文章の書き起こしミスもある中で、なかなか要約できてる?
伝えるために情報を補完しないといけない部分(場面転換など)はあるけど、概要はわかる内容になっている。全体の印象としては、強調したい部分がぼやけて、より一般的な説明の部分が残されている。学習をしていくと、強調する部分が分かれてくるのだろうか?
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ちなみに外部ページを読み込むのは対応していない。(自分でAPI使って作ればできるだろうけど)
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小説を書かせてみた
最後に小説を書かせてみようと、テーマや単語を与えて試してみる。最初は、最近ハマっているのですいませんが「私の息子が異世界転生したっぽい」で与えてみる。
架空の物語で答えてくれる。主語がいっぱい(私が、彼が)入っているのが印象的だが、ただ小説と指定してある程度起伏のある物語が出てくるのが面白い。
単語でテーマを与えてみる。日本のラノベ文化を期待する、ハードル高めのボールも果敢に打ち返してくれる。
冒頭に「私の息子が〜」と入るのは学習結果?
「中学生のゴブリン」みたいに明らかに意味が通らないのは、意味の取り方が人間と違うためで、冒頭で紹介した安宅さんのブログにも簡単な解説が書いてあります。
あと、いくつか質問していて気がついたけど550文字前後で回答文が途切れる。これは、チャットでの質問の場合の制限に見える。
と思ったら、他の人の使用例を見ていたら「続きは?」でさらに見れる事がわかった。
また、下記は質問が同じだけど別のchatで開いて書いてもらった場合で内容が変わるのが確認できる。
ちなみに続きを聞くと答えてくれるが、同じような調子の文章がどんどん生成されていく。物語の構造(試練を乗り越える)は持っているけど、1回毎に作っているようで最大500文字程度のプロットを出せるくらいに考えた方が良さそう。
使ってみて考えた事
やれそうな事
やはり学術的な事を調査する場合などには有用そうで、もう少し詳しく調べれば調査レポートを書くにはかなり使える。また、壁打ち相手として対話したり、説明のテンプレートやプロットを作って参考にするのにはとても良さそう。対話形式で調査できるので、曖昧な問いかけでだんだんと探したいものに辿り着くような調べ方にはとても向いていそう。
抽象度が高めの、あたりさわりのない文章を生成するのも得意そうで、インプットを工夫すればマニュアル作成などの作業軽減にも役立ちそうな気がする。
一方で、意味の解釈のしかたに差があるので伝える文章を作るのには難がある印象だった。
あと、物理的にURLを見に行ったり、参考のURLを返してくれると嬉しいがつれない返事をもらった。検索の参考にはできそう。
やってみたい事
・息子に教えてあげる
とりあえず、当初目的の息子に教えるのはできるかな。小学校の自由研究とか捗りそう。あと、対話してくれるので興味が続きそうなのが良い。
(漢字が読めない罠はありそうだが 汗)
・音声で収録した話の要約を作って記事にする
音声をテキスト化したもので、手軽に要約して記事を作るのは良さそう。ただし、軽くテストしたら入力する文字量にもある程度制限がありそうに見えるので1回2000字前後くらいが良さそうだった。
区切りをどうするか、話すときに工夫するなど課題がありそう。いずれにしろ、「音声ファイル→Nottaでテキスト化→ChatGPTで要約→記事化」とやるにも、まだ手作業で対応する部分が多いので自動化を併せて進める必要がある。
・キーワードなどから、小説を書かせて投稿サイトに投稿する
文章生成という意味で、上記と処理の流れが似ている部分もあるが小説が書けるようにしてみたい。現状の課題は、ある程度読み応えがある量(2000字から4000字程度)の物語を作るにはモデルの改善が必要そうである事。
何もないところから生成するのは難しそうで、文章の肉付けなど可能かトライ&エラーが必要かもしれない。
あるいは、小説にこだわらず短文(それこそTweetなど)の自動生成などはできる気がするので、Bot的なものは作りやすいのかもしれない。
気をつける事
・内容の精査は必要
特に、ニッチな分野の場合に近い関係にある分野のことも区別なく回答に混ざってくるので見極める目がないともっともらしい嘘をつくことになる。
・参照情報の範囲に限りがある
判りやすく質問に整合する回答をくれるが、必ずしも最新の情報とは限らない。レスポンスの良さに忘れがちだが、必ずしもChatGPTで参照できるのが世界の全てではない事も頭に置いておかないといけない。
・重みづけは難しい
何を強調するか、伝えるために重みづけするのは個別の場合に合わせるなど思ったよりも複雑な作業だった。もっとも万人向けの回答を出すには向いていそうだけど、特定の事情に合わせてカスタマイズするには工夫が必要そう。
おまけ
そういえば、コードが書けると話題だったので試してみた。なんか、もう、的確すぎて泣ける。
END
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