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オススメ映画を紹介するよ! 明日朝起きたら小松菜奈になってますように編

眉村ちあきさんが「ピッコロ虫」で「明日朝起きたら小松菜奈になってますように」と歌ったのはいつのことだったでしょうか。その当時もそして今も、変わらぬ美しさで他を魅了する小松菜奈さん(以下敬称略)。今回もコンパクトに紹介していきます(目標)。

恋は雨上がりのように

怪我で陸上の夢を絶たれた高校2年生の橘あきらは、偶然入ったファミレスの店長・近藤正己の優しさに触れたことをきっかけに、その店でアルバイトをはじめる。45歳の近藤はあきらより28歳も年上で子持ちのバツイチだったが、あきらは密かに近藤への恋心を募らせていく。ついに思いを抑えきれなくなったあきらは告白するが、近藤は彼女の真っ直ぐな気持ちを受け止めることができず……。

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女子高生がおじさんに恋をするというストーリーはひとつ間違えば気持ち悪く感じられるところです。それでもこの映画がそうならなかったのは、小松菜奈の真摯な演技と、大人が大人として真剣に考えて対応しているからではないでしょうか。

しかし何よりブチ上がったのは、ポルカドットスティングレイの「テレキャスター・ストライプ」が流れた瞬間。SF映画ヒロインのような小松菜奈の疾走シーンと相まって、「最高かよ!」ってなります。さらにエンディングで流れる「フロントメモリー」も最高。MV置いておくので是非聴いてください!

あ、相変わらず松本穂香の扱いをなんとかしてほしいと思います。

恋する寄生虫

極度の潔癖症から誰とも人間関係を築くことができず孤独に生きる青年・高坂賢吾は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙ひじりの面倒を見ることになった。露悪的な佐薙の態度に閉口する高坂だったが、その言動や行動が自分自身の弱さを隠すためだと気づき、彼女に共感を抱くようになる。2人はクリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリをスタートさせる。次第に惹かれ合った2人は初めての恋に落ちていくが……。

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不思議と記憶に残らなかった映画。小松菜奈は可愛かったですが。多分最後のシーンを見せたかったのだろうなとは思います。林遣都演じる高坂が、潔癖症かつコミュ障だったはずが、すぐに女性と仲良くなれてしまうのも映画とは言え現実味がなかったです。

さよならくちびる

インディーズ音楽シーンでにわかに話題を集めただけの2人組女性ユニット「ハルレオ」のハルとレオは、それぞれの道へ進むため解散を決める。2人はサポート役であるローディの青年シマとともに日本縦断の解散ツアーに出るが、レオはシマに、シマはハルに思いを寄せており、ハルもまたレオに友情を越えた感情を抱いていた。複雑な思いを胸に秘めながら、各地でステージを重ねていくハルレオだったが……。

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「ハルです」「レオです」『ハルレオです』でお馴染み、ハルレオの解散までを追いかけた音楽ドキュメンタリー、ではなく、ロードムービーです。淡々とラストまでいくつかのライブを追っていく合間に、過去を振り返るシーンが挟まれる構成。ハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)、そしてシマ(またもや成田凌)の微妙な関係性がエモく描かれます。

しかしこの映画の見どころは、やはりハルレオのライブシーン。門脇麦と小松菜奈の歌声は、上手い!とは言い難いけど、優しさと味わいに溢れています。代表曲「さよならくちびる」は秦基博、他2曲はあいみょんの作詞作曲と、盤石の作家陣です。「さよならくちびる」のMV置いてみました。どうぞ。

いいよねえ。アルバムダウンロードしちゃいました。ライブのセトリが毎回一緒だったり、地味なのに何故人気が出たのか謎だったり、ツッコミどころは多々ありますが、楽曲の強さが説得力ありすぎです。悲しいストーリーではありますが、ラストも爽やか。ハルとレオの関係性にはジェンダーの問題もあり、ちょっと登場する女子高生2人にも投影されているのも良き。是非音楽に浸ってください。

余命10年

難病をテーマにした映画です。別記事書きました。

ありがちな設定ではありますが、藤井道人監督の時間をかけた丁寧な作りで、感動できる映画になっています。病が進行していく様と心の動きを繊細に表現した小松菜奈の演技に注目です。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

美大生の高寿は、通学電車の中で見かけた女性・愛美に一目ぼれする。勇気を出して声を掛け、会う約束を取りつけようとする高寿だったが、愛美はなぜか泣き出してしまう。意気投合した高寿と愛美は付き合うことになり、幸せな日々を過ごしはじめるが、そんなある日、高寿は愛美から信じられないような秘密を明かされる。

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ありがちなラブストーリーと思わせて、SF設定は結構本格的です。短い期間しか出会えない2人の切なさを増幅させる装置として効果的な働きをしていますが、作り手の恣意的な意図が見えてしまうと、なんだかなあということにもなってしまいます。まあでも、小松菜奈が見せる涙とか、決意とかが、それを感じさせない作りになっています。

また舞台が京都というのもポイント高いですね。見たことある風景が登場します。福士蒼汰は少しわざとらしかったり、モテない男として登場したり、違和感はちょっとあり。小松菜奈の若い頃を、清原果耶が演じる豪華リレーもありますよ。

来る

日本ホラーの怪作、「来る」。小松菜奈は比嘉姉妹の妹、真琴を演じています。他の出演作品と違ってファッションも独特。違った味わいの小松菜奈を見られます。個人的に比嘉姉妹シリーズ大好きで、澤村伊智原作は全て購入して読んでいます。その際真琴は小松菜奈のイメージががっつりインプリントされていて、脳内で活躍したり窮地に陥ったり。

映画自体は原作を換骨奪胎した後半の除霊バトルが激面白く、柴田理恵の怪演も見どころ。前半は世の男性に刺さるホームドラマが気味悪く、一粒で2度美味しい作品です。いつか原作と絡めてnote書いてみようかな。

ところで

小松菜奈さんは菅田将暉さんと結婚。2024年3月にはお子様が生まれたそうです。おめでとうございます。かつて眉村ちあきさんは「MCマユムラ」の中で、「菅田将暉と付き合いてえ」と歌っていました。眉村ちあき界隈では、「眉村ちあきはふたりの結婚を予言していた」と一時話題になりました。是非菅田将暉・小松菜奈夫妻と、どこかでつながらないかなって期待しています。

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