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業界の発展を想えない事業に価値はあるのか?SONHOの考え方の軸の話

まずは皆様、この記事に飛んできていただいてありがとうございます。
非常に固い雰囲気の表題から始めさせていただいたわけですが…

まず知っておいて欲しいのが、島原という人間が非常に「頑固」な人間であるということ。
これは、人の話を聞きません!という意思表示をしたいわけでなく、それなりにポリシーを持ってクラブ経営に向き合っておりますということ。

島原がクラブ経営に関わる以上はそういった思想は少なからずクラブに反映されていくと思うので、今回はそれとマーケティング、クラブの存在意義に関するお話を。


競合他社(他クラブ)との喧嘩に価値はあるのか?

何のために我々はサッカークラブを経営してるんだろう、と思うわけです。
別に哲学的な話がしたいわけではなく、事業を進める上で「如何に社会貢献をするのか?」という問いかけは必要不可欠なわけで。

僕は元々はフィットネス業界のベンチャー企業の立ち上げに役員として参画していたことがあります。
その時に感じたのが、「業界の発展(市場の拡大)」を考えられない事業は社会的な存在価値が少ないな、ということ。
つまり、「競合と顧客の奪い合いをすることって社会的に価値あるっけ?
ということです。

当然、競争なくして発展はないので、そんなことは意味がない!と声高々に言いたいわけでは毛頭ございません。

ただ、これをサッカークラブに置き換えると、
「ヴィッセル神戸のサポーターを奪ってSONHOのサポーターにすること」
が果たして社会貢献、業界の発展に繋がるのか?ということです。

市場の拡大を果たせずして同じターゲット層を取り合うと、サービスの多様化が難しくなり、値下げ合戦になってしまうのが世の常なので(マーケティング用語でいうコモディティ化)、長い目で見た時にサッカー業界の価値を下げることに繋がりかねないわけですね。

では、我々に課された使命が何かというと
「市場を拡大すること」「サッカー業界に流入するお金の量を増やすこと」
であると考えているわけです。

ここを理解していただけると、FC SONHO 川西のアクションはどんな想いと基準で動いているのかがスッと入ってくると思います。

サッカーに満ち足りている人には届かなくても良い

凄く極端な言い方をしますが、
サッカーをすでに趣味にしていてハッピーな方は、我々が関わるまでもなくハッピー」なので、僕らがその方々にサービスを提供することはさして意味がないことだと思うんです。

なので、僕らのプロジェクトのほとんどが
サッカーにこれまで触れたことがない人」や「人生を豊かにするために趣味や環境を求めている人」に向けたプロジェクトです。

そもそもが、大きいサッカークラブさんになればなるほどホームタウン活動や、所謂にわかやサッカーに興味がない人にアプローチしきれていない部分があるので、業界的に非常に手薄な層であることは間違いありません。

そんな層だからこそ、僕らみたいな街クラブが戦える余地があり(ヴィッセル神戸の試合を見慣れている人がJ9のクラブのサポーターになるのか?)、ここを抑えることこそが社会貢献価値の高いことだと考えているわけです。(勝算がある部分、ということ)

サッカーが届いていない人のために何を創るか?

ということで、僕らの頭の中は「サッカー好きが何を求めているか?」よりも、「サッカーに興味を持っていない人でさえ、興味を持ってくれるクラブってどんなクラブ?」が先行しているわけです。

故に、僕らがクラブを運営する中で最初に着手したことは、サッカーに興味を持ったことがない方々に向けた「初心者向けのフットサルコミュニティ」を作り運営の土台を構築することでした。(土台となるキャッシュポイント作り及びコアサポーターの獲得のため)

その他にも、クラブの「公式アンバサダー:水野わか」や「公式アーティスト:金島準一郎」を起用してサッカーが好きでなくとも興味を持つ入り口を用意すること、「関西初のFiNANCiEへの参入」を通じてクラブに興味を持つ角度を増やしてもらうこと、地域貢献活動にも積極的に参加しながら街の方々と直接的に関わりを持つことなどを意識して進めてきました。

サッカー好きじゃなくても面白いクラブにしていきたいんです。
出来るだけ、他のクラブがやらないことをやっていく。サッカー業界が未だ着手していない部分に着手していきたいわけです。


ざっくりとした今後のイメージ

さて、何となく事業として僕らが抱いている思想の基盤はご理解いただけたかと思います。

最後に、最終の着地地点に触れておきます。

イメージは、田舎のイオン。
田舎のイオン(昔のジャスコ)って週末になると凄い賑わいなんですよね。
地域のご家庭が一家総出で向かうわけです。

そこでご家族がどうするかというと、
お父さんはマッサージ屋さんで揉みほぐしを受けてリラックス、お母さんはご近所さんとお茶会、お子さんはゲームコーナーで遊んで…というように、「何の目的でもなく、週末にふらっと出かける先」としてイオンに向かうわけです。

いいですよね。
別に予定がなかったらイオンに行っとけばいいかな、くらいの認識があることが素晴らしい。

僕らも、地域が活性化するためのハブになれたら別に「サッカーを応援するためにピッチに足を運ぶわけじゃなくても良い」と思うんですよね。

文章も長くなったので、その辺りのビジョンはまた今後書かせていただくということで本日はこれまで。
これからは次にうつ施策の話や、今行っている事業の意図や細かい話、リアルタイムにSONHOで起こっている事を発信してまいります。

是非これからも暇つぶしにご活用くださいませ。

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