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人生の方程式はゆらぎだらけだ。

以前、こんな動画を見た。

興味のあるゲームさんぽは見ているのだが、中でもこれらは爆笑しながら見た記憶がある。印象に残ったのは詳細な言葉は忘れてしまったのだけど、「戦争なんてしてる場合じゃないですよね」みたいに言っていたことだ。

んでもって、最近はこの本を読んでいる。まだ読み終わっていないが、シェアだけしておこう。たぶんこれも紙で購入する。

14歳のための~…みたいな本を何冊か出している方で、その総集編…みたいな印象のある本だ。新書くらいの厚さしかないので、読みやすい方だと思う。

理系じゃないし…と敬遠せずにぜひ読んでほしい。「私は文系だ」と言う人にこそ読んでほしい。理数物理の話も詩的に書いているので読みやすいはずだ。私は佐治晴夫さんの文章は詩のようで好きだ。

こんな風に宇宙を語れたらな…って憧れる人だ。

今回はこちらの本を読んで感じていることを書いていきたい。

読んでいて感じていること(現在進行系)

上記の本を読み進めていくと、「武器を捨て、協力し合い、人類滅亡の危機に立ち向かう日がくることを願っている」という旨が書かれている章を見つける。

ゲームさんぽの動画を見ていても思ったが、星や宇宙などの天文学に関する人たちって「戦争してる場合じゃないよね!もっとやばいこと(小惑星が地球に飛んできたり、温暖化etc)があるのに!」みたいのを口々に言ってるのだ。

スケールの大きいことと普段向き合っているからなのだろうか。目線がとても広くて、果てがない。

今も地球上のどこかで小さなものではスリからいじめ、人種や宗教、国家間での紛争・戦争が起きている。宇宙規模からしたら、そんなちっぽけなことは小惑星をぴゅーんとぶつけてしまえば木っ端微塵だ。核なんて目じゃない。ヒャッハー!!の世界が来るよりも先に人類滅亡だ。テッテレテッテテッテレテッテ♪でも済まない。スリ、いじめ、紛争、戦争をしている場合じゃないよねってことになる。

戦争はお金になる。とある小説でも読んだけど、戦争はある種の馬鹿な国民の洗脳にも使える。民をうまく利用したい人たちにとっては戦争はベストツールなわけだ。
けど、なぜそれでも尚、自分の権力のようなものを誇示するのに必死になるのかがわからない。なんで殺し合わなきゃいけないのかが理解できない。

なぜ戦うのかについても、佐治さんなりに考えて書いていたりするので、ぜひ読んでみてほしい。そうか、そう考えるのか…と私は思わず唸ってしまった。

自然と共に生きている人の言葉

この本を読んでいくと、佐治さんがカナダの原住民の方と話したときのことを読むことができる。

ネイティブ・アメリカンと呼ばれる彼らは独特の世界観を持っている。それは私が過去にカナダに行ったときにも思った。話している内容はちょっとしかわからなかったが、雰囲気は現代を忙しく生きる私達と明らかに違っていた。
落ち着いてるというか、どこかゆったりとしていた。

彼らは「始めは全て人間で、創造主が人を木や石、魚、動物に変えたのだ。だから周りに存在する全ては私達の友達だ。自然に耳を澄ますことで、皆で調和して豊かに生きていける」と語っている。

現代科学を知っている私達からしたら「はあ?」という案件だ。木は木だし、石は石で、魚は魚で、動物は動物だ。それ以外の何物でもない。人間ではない。

けれど、宇宙を構成する原子レベルで見れば、皆同じなんだよなとも思うのだ。燃えればみんな炭になる。炭素でできているからだ。ということは、彼らが言う通り、(元は人間ではないにしても)巡り巡って友達なのではないか…とも思うのだ。

創造主を信じるということ

ネイティブ・アメリカンの皆さんは、神様を信じている。その神様の信じ方が私のイメージと違っていた。

私は無宗教だ。日本人ならよくいるそういうタイプだ。クリスマスも祝うし、葬式をすればお寺に行くし、結婚式は知らん。予定はない。
宗教と言うと、「神様はあなたが超えられる試練を与えているのよ」「神を信じていれば救われるのよ」みたいな重苦しいイメージしかないのだ。神様は試練を与える存在、苦しみを与える存在ってイメージがある。
所謂、宗教アレルギーが私の中にある。学問としては好きなんだけど。

しかし、ネイティブ・アメリカンの皆さんは「日常の全ての出来事は例外なく、創造主、神の意思だ」と信じている。投げやりになっているわけでもない。
何が起きてもそれは神の意思で、全てを受け入れよう。そして、神様は絶対に自分たちを見捨てることはしない。そう、本気で信じている。

「これは神様の試練だ…ウワァ…」と絶望しているわけではないのだと思う。きっと、それは今を受け入れる・認知する姿勢だ。

今という時間は刻一刻と過ぎていく。その時間は私達の心臓が止まるまで生きるのを見捨てたりはしない。きっと、そういうことだ。

いろいろつながっていく

また別件で『ソローの日記』全4巻も読み終えることができた。いったん春だけ貼っておこう。

それらとなんとなく繋がっていくような感覚があって、うわぁ~~~~~~となっている。
何がどう繋がっているのか…は現在、絶賛内省中なので長い目でお待ち頂けると幸いだ。

世の中無駄なものは何一つなくて、何かに偏っているわけでもない。いい塩梅で調和しながら時間を紡いでいる。そんな世界で自分がどう生きていくのかは、私次第だ。

なんて、ちょっとかっこいいことを言ってみる。以上。


May the wind be ever at your back


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