染谷拓郎

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染谷拓郎

1987年生/株式会社ひらく代表取締役社長 https://hiraku.info /「箱根本箱」「文喫」など"本のある場所"の経営 /プランニングディレクター/R5年度 茨城県常総市まちなか再生プロデューサー

マガジン

  • 株式会社ひらく オープン社内報

    株式会社ひらくの社長として月2回ほどメンバーに向けて送るメッセージを、外部の方にも読んでいただくためのマガジンです。プロジェクトや企画を進める立場の方に読んでもらえるとうれしいです。

  • よんだみたきいた

    毎月の終わりに、読んだもの、見た/観たもの、聞いた/聴いたものを紹介するマガジンです。

  • 小さな音楽

    【一分間の即興演奏】気が向いたときにさらさらとギターを弾いてみます。イヤホンをつけて、お楽しみください。

  • 感じたこと、考えること

    【気ままなエッセイ】ふだんの生活のなかで感じたことや考えたことを書いていきます。

  • 時間について

    「なくても生きていけるものを通じて、気持ちがうれしくなる時間と場所をつくる」を目標にしていたけれど、そもそも「時間とは何か?」がわかっていなかった! 時間に関する本を読んでいき、自分なりに言葉にしてみようという試み。

最近の記事

【オープン社内報#51】判断の重さと軽さ

こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  前回50号ではたくさんの方に読んでいただきました。引き続き、2週間に一回締め切りのある人生を続けていこうと思います。  普段はあまり社会的な事象について書かないようにしているのですが、あえてこのタイミングで書き残したいことがありました。  7月7日の日曜日、東京都知事選をはじめ、全国各地で首長を決める投開票が行われていました。以前ある地方自治体の仕事をしていた際、首長が変わったことでプロジェクトが一つなくなった経験があり、今

    • 2024年6月のよんだ みた きいた

      6月もいろいろあった。会社のメンバーとの1on1を25名ほど行い、それぞれの価値観に出会った。日帰りで京都に行き、初めて鈍考とエースホテルを訪れた。文学批評家、教育家など、複数の分野で活躍している人と話す機会があった。積極的に本を手に取り、新しい価値観に出会った。11月のフルマラソンの申し込みをして、蛍光黄色のウェアを買った。 一見普通に暮らせているように見えても、裏側はボロボロになっている。月末には急な体調不良に見舞われ39度の熱と強烈な下痢になった。1日で2kg体重が落

      • 【オープン社内報#50】どっちつかずの経営

        こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  22年4月から続けてきたオープン社内報、ついに50回目を迎えることができました。いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます。  隔週ごとに迫り来る締め切りに(自分で始めたくせに)「もう無理!」と叫ぶこと数十回。でも、締切のおかげでアウトプットしつづけることができました。あと、たまに「読んだよ」とか「あれ参考になりました」という声も励みになっています。ふだんあまりおねだりしませんが、100回を目指していくためにも、ぜひ「いい

        • 【オープン社内報#49】京都雑感

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  今号も本来の締め切りをとうに過ぎてしまったので(毎回すいません!)、30分で書くという縛りをつけてできるところまで。先週木曜日、弾丸日帰りで京都と名古屋に行ってきて、いろいろ感じるところがあったので書いてみます。 ・エースホテル京都  始発に乗り9時前に京都に到着(早すぎ)。いつものイノダコーヒと思ったけど、初めてのところに行きたくてエースホテル京都のカフェへ。素晴らしい空間設計で、新旧の素材感の使い方がとてもよかった。柚木

        【オープン社内報#51】判断の重さと軽さ

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        • 時間について
          4本

        記事

          2024年5月のよんだ みた きいた

          ライフ・イズ・カミングバック? やっと、本を読む習慣が少しずつ戻ってきた。後述するが、なぜ本を読めなかったのかが客観的に理解できたこともあり、視界がひらけた。 仕事も家庭も相変わらず忙しく、忙しすぎて最後の31日は体調が悪くなってしまった。でも、文脈としてはもうこれでいける、ということがわかったからこそ本を手に取る余裕も出てきたんだと思う。 本も音楽も映画も、それ自体を受け取っている時に自分が没頭できている時間と体験そのものが素晴らしい。そしてそれが、いつか心を温めてくれ

          2024年5月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#48】視線の向かい先

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  いま福岡に向かう空の上。本来の締め切りをとうに過ぎてしまったので、飛行機が着陸するまでに原稿を書き上げるタイムアタックを始めます。  5月も終盤、あと1ヶ月でFY24の第1Qが終わってしまいます。前期末に立てた予算や目標に対して予定通り進行しているかを確認する良い機会。僕は、大きなビジョンや事業目的といった北極星さえずれていなければ、それを構成する星座は柔軟に変わっていくべき、というスタンスです。  3カ年計画とか5カ年計画

          【オープン社内報#48】視線の向かい先

          【オープン社内報#47】「ってふつうは思うじゃん」思考法

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  GWがすでに遠い過去。僕はほとんど家にいたら終わってしまったのですが、円安の影響もありインバウンドの旅行者がたくさん日本に来ていました。いま箱根本箱の3~4割は外国人のお客様をお迎えしていて、それに合わせて、今回台湾の映画監督や撮影チームをお呼びし、海外向けのプロモーション映像を撮ってもらいました。どんな仕上がりになるのか、とても楽しみです。  先週金曜日のたった半日だけでしたが、台湾のクリエイターの方達の撮影風景を見ていて、

          【オープン社内報#47】「ってふつうは思うじゃん」思考法

          2024年4月のよんだ みた きいた

          1月に末っ子が生まれて、2月は育休を取り、3月は期末で死ぬ思いをし、4月は期首で大変なことばかりだった。ほうぼうの体で迎えた5月の大型連休も、アレよあれよという間に過ぎてしまった。その間に、庭の草刈りをし、あやめは三つ花を咲かせた。 まだ確証は持ててないことが(というかまだ信じてないことが)起き、そのことを通じて久しぶりに友人たちと連絡を取り合った。夜遅く、雨の降るコインランドリーの駐車場で、20分ほど電話で話した。 いま僕は、仕事と家庭の両面で自分が頑張れば頑張るだけ良

          2024年4月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#46】きれいな窓です

           こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  今年の桜は長く楽しめたと思ったら、今度はユキヤナギが白く咲き誇り、ツツジは今年も強烈なピンク色の花を咲かせています。春は楽園ですね。ここから5月なかばくらいまでの新緑の季節が、僕は一年のうちで一番好きです。  そして、ひらくが進めてきたプロジェクトも大きな花を咲かせるタイミング。文喫チームが数年に渡って仕込んできた二つの大型案件が開業を迎えます。表参道交差点のハラカドにできる「COVER」、名古屋中日ビルの「文喫 栄」。どち

          【オープン社内報#46】きれいな窓です

          2024年3月のよんだ みた きいた

          2月は育休期間で、ひたすら家事と雑務に追われていた。新生児が家にいる生活はやはりハードで、とてもじゃないが「休」ではなかった。そして3月。仕事に復帰していきなりフルタイムで月から金。そして土日稼働が2週連続、その翌週も土曜日に働く。 とてもじゃないがいきなり働きすぎだ。別に家に赤ちゃんがいなくても、ここまで仕事を入れすぎると疲れ果てる。挙げ句の果てに、3月末は会食や送別会も重なり、いよいよパンクした。 なんと、3月も通読できた本が一冊もない。ひどすぎる。いまエツィオ・マン

          2024年3月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#45】FY24をはじめるにあたって

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  新しい期がはじまりました。この4月からは、引き続き株式会社ひらくの代表取締役社長に加え、新たに箱根本箱を経営する事業会社である株式会社ASHIKARIの代表取締役社長、日販プラットフォーム創造事業本部の副本部長を務めることになりました。  2009年に新卒で入社してから15年(15年!)。その頃は(いまも!)まったく将来の姿を想像できず行き当たりばったりできましたが、自分の働きを通じて少しでも会社や社会に貢献できるならば、その

          【オープン社内報#45】FY24をはじめるにあたって

          【オープン社内報#44】「ヴィジョンズ」を聴いて

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  オープン社内報、2ヶ月ぶりの更新となりました。2月の1ヶ月は育休で家で過ごす時間が中心となり、仕事はメンバーに任せて過ごすことができました。改めて、この期間を支えてくれたみなさんに感謝します。ありがとう。  朝早く起きて部屋を整え、朝ごはんとお弁当をつくり、名付けようのない様々な雑事をこなし、夕食をつくり、新生児の世話をし、子どもたちをお風呂に入れ、掃除洗濯をして、気絶したように眠る。「それでライフ・イズ・カミングバック、こん

          【オープン社内報#44】「ヴィジョンズ」を聴いて

          2024年2月のよんだ みた きいた

          2月は、育休で一ヶ月仕事を休んだ。2009年に社会人になってから、一ヶ月間仕事をしなかったのは初めてだ。新生児の世話は妻が見つつ、上の子たちの世話、家事をひたすらしまくる。仕事をしていないはずなのに、普段より忙しかった。育休って休むという字が入っているが、全然休んでない。「育児のために仕事を休んでいる」という状態を指すだけだ。名前を変えたほうがいい。育事とか。 ということで、本は一冊も読めなかった。全員が寝静まったときに見る映像、台所仕事をしながら聴く音楽。それらが2月のよ

          2024年2月のよんだ みた きいた

          2024年1月のよんだ みた きいた

          2月4日は誕生日だ。今日で37歳になった。30代も残り丸3年、そうか、40歳も見えてきているのか。すごい。社会的にも家庭でも、責任がどんどん増えていく。大きくなっていく。減ることはない。 自分らしさとは、自分のために行動するときに発揮されるものではない。誰かのために、社会のために自分を使うときにのみ発揮される。それがようやくわかったので、30代の残り3年間も走っていける(はず)。できれば上の世代にも下の世代にも足を引っ張らず、老害にならず、そうこなくっちゃと思えるようなこと

          2024年1月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#43】マイ・アービトラージ

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  気づけばもう一月も終わりますね。2024年も残り11ヶ月。やるべきことだけでもままならないのに、やりたいこともやりたい。そのために、もっと自分を崖から突き落とさねばと焦っています。残された時間は長くないぞ、という実感があります。  さて今日は、先日開催した「うれしいの断面図」第2回を振り返ってみます。「うれしいの断面図」開催報告についてはこちら   今回のゲストは建築設計を軸にさまざまな活動をされているオンデザインの代表西田

          【オープン社内報#43】マイ・アービトラージ