染谷拓郎

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染谷拓郎

1987年生/株式会社ひらく代表取締役社長 https://hiraku.info /「箱根本箱」「文喫」など"本のある場所"の経営 /プランニングディレクター/R5年度 茨城県常総市まちなか再生プロデューサー

マガジン

  • 株式会社ひらく オープン社内報

    株式会社ひらくの社長として月2回ほどメンバーに向けて送るメッセージを、外部の方にも読んでいただくためのマガジンです。プロジェクトや企画を進める立場の方に読んでもらえるとうれしいです。

  • よんだみたきいた

    毎月の終わりに、読んだもの、見た/観たもの、聞いた/聴いたものを紹介するマガジンです。

  • 小さな音楽

    【一分間の即興演奏】気が向いたときにさらさらとギターを弾いてみます。イヤホンをつけて、お楽しみください。

  • 感じたこと、考えること

    【気ままなエッセイ】ふだんの生活のなかで感じたことや考えたことを書いていきます。

  • 時間について

    「なくても生きていけるものを通じて、気持ちがうれしくなる時間と場所をつくる」を目標にしていたけれど、そもそも「時間とは何か?」がわかっていなかった! 時間に関する本を読んでいき、自分なりに言葉にしてみようという試み。

最近の記事

【オープン社内報#54】ちいさなライフアングル

こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  夏の暑さも朝晩はだいぶやわらぎ、少し過ごしやすくなってきました。街路樹のサルスベリはいまが開花のピークで、白やピンク、薄紫の花をいっぱいに咲かせています。サルスベリの花のちらちらした感じと樹皮のツルツルが好きで、この季節は結構気に入っています。  さて、今日のテーマは「ちいさなライフアングル」としました。流行ってますよね、「ライフアングル」。すいません、うそです、いま5分前に考えた言葉です。(検索してみたらライフアングルという

    • 【オープン社内報#53】謙虚と倦怠、代表作の呪い

       みなさま、こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  夏休みで一回分スキップしたらなんだか文章が書けなくなってしまい、少しお休みしていました。リハビリ的に書く今回のテーマは「謙虚と倦怠、代表作の呪い」についてです。(リハビリにしては重そうなテーマ)  以前、「もう自分が飽きた仕事こそ、お金になるものだ」と書いたことがありました。なにか物事に成すにあたり、周りの人が苦労しないとできないことでも、自分は目をつむってもできる。それが対価になる。プロとはそういう職能を持つ人の

      • 2024年8月のよんだ みた きいた

        8月は前半と後半で大きく過ごし方が異なる月になった。お盆前後はたっぷり夏期休暇として身体を休めた。本当は旅行でも行きたかったが、子供達がじゅんぐりで体調を崩し(四人もいると一つの病気が順番に移っていくのでキリがない)、お盆中は妻の実家でひたすら本を読み続けた。 仕事に関係がない本(と言っても結局は関係しちゃうんだけど)を読み散らかすときがとにかく楽しい。僕は本を読むのが好きだ。読んでいる最中の時間が好きだ。 茶杓や茶筅、器にこだわり、お軸や花でもてなしの心を添える。そして

        • 2024年7月のよんだ みた きいた

          毎朝4時台に起きて仕事と家事をこなし7時に家を出る。日中は18時過ぎまでひたすら打ち合わせや商談が入り、20時過ぎに帰ってきてからは子供達と過ごし、残った家事をして気絶するように寝る。そしてまた翌朝4時半に起きる。 というサイクルを繰り返していて、ついに月末にプツンとその糸が切れた。8月には少し休みが取れるので、体力を回復させたい。 7月は本をちょこちょこ読んだり、Tverでバラエティを見たり、という消費のみ。音楽は、Dr.dogが全て。 きいた Dr.Dog/Dr.

        【オープン社内報#54】ちいさなライフアングル

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        記事

          【オープン社内報#52】遠くにボールを投げる

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  暑さと忙しさと、その他いろんなことが重なってHPが0になってしまい、この週末はひたすら家にこもって養生しています。不幸中の幸いか、フジロックとオリンピックの配信があって助かりました。ただただ純粋に「お客さん」になれる時間があると回復できますね。個人的な楽しみはバスケ男子。1戦目のドイツ戦も3Qまではとてもいいゲームでした。アメリカ代表もとんでもないですね。レブロンとカリーとケビン・デュラントって冗談みたいなラインナップ。39歳の

          【オープン社内報#52】遠くにボールを投げる

          【オープン社内報#51】判断の重さと軽さ

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  前回50号ではたくさんの方に読んでいただきました。引き続き、2週間に一回締め切りのある人生を続けていこうと思います。  普段はあまり社会的な事象について書かないようにしているのですが、あえてこのタイミングで書き残したいことがありました。  7月7日の日曜日、東京都知事選をはじめ、全国各地で首長を決める投開票が行われていました。以前ある地方自治体の仕事をしていた際、首長が変わったことでプロジェクトが一つなくなった経験があり、今

          【オープン社内報#51】判断の重さと軽さ

          2024年6月のよんだ みた きいた

          6月もいろいろあった。会社のメンバーとの1on1を25名ほど行い、それぞれの価値観に出会った。日帰りで京都に行き、初めて鈍考とエースホテルを訪れた。文学批評家、教育家など、複数の分野で活躍している人と話す機会があった。積極的に本を手に取り、新しい価値観に出会った。11月のフルマラソンの申し込みをして、蛍光黄色のウェアを買った。 一見普通に暮らせているように見えても、裏側はボロボロになっている。月末には急な体調不良に見舞われ39度の熱と強烈な下痢になった。1日で2kg体重が落

          2024年6月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#50】どっちつかずの経営

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  22年4月から続けてきたオープン社内報、ついに50回目を迎えることができました。いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます。  隔週ごとに迫り来る締め切りに(自分で始めたくせに)「もう無理!」と叫ぶこと数十回。でも、締切のおかげでアウトプットしつづけることができました。あと、たまに「読んだよ」とか「あれ参考になりました」という声も励みになっています。ふだんあまりおねだりしませんが、100回を目指していくためにも、ぜひ「いい

          【オープン社内報#50】どっちつかずの経営

          【オープン社内報#49】京都雑感

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  今号も本来の締め切りをとうに過ぎてしまったので(毎回すいません!)、30分で書くという縛りをつけてできるところまで。先週木曜日、弾丸日帰りで京都と名古屋に行ってきて、いろいろ感じるところがあったので書いてみます。 ・エースホテル京都  始発に乗り9時前に京都に到着(早すぎ)。いつものイノダコーヒと思ったけど、初めてのところに行きたくてエースホテル京都のカフェへ。素晴らしい空間設計で、新旧の素材感の使い方がとてもよかった。柚木

          【オープン社内報#49】京都雑感

          2024年5月のよんだ みた きいた

          ライフ・イズ・カミングバック? やっと、本を読む習慣が少しずつ戻ってきた。後述するが、なぜ本を読めなかったのかが客観的に理解できたこともあり、視界がひらけた。 仕事も家庭も相変わらず忙しく、忙しすぎて最後の31日は体調が悪くなってしまった。でも、文脈としてはもうこれでいける、ということがわかったからこそ本を手に取る余裕も出てきたんだと思う。 本も音楽も映画も、それ自体を受け取っている時に自分が没頭できている時間と体験そのものが素晴らしい。そしてそれが、いつか心を温めてくれ

          2024年5月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#48】視線の向かい先

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  いま福岡に向かう空の上。本来の締め切りをとうに過ぎてしまったので、飛行機が着陸するまでに原稿を書き上げるタイムアタックを始めます。  5月も終盤、あと1ヶ月でFY24の第1Qが終わってしまいます。前期末に立てた予算や目標に対して予定通り進行しているかを確認する良い機会。僕は、大きなビジョンや事業目的といった北極星さえずれていなければ、それを構成する星座は柔軟に変わっていくべき、というスタンスです。  3カ年計画とか5カ年計画

          【オープン社内報#48】視線の向かい先

          【オープン社内報#47】「ってふつうは思うじゃん」思考法

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  GWがすでに遠い過去。僕はほとんど家にいたら終わってしまったのですが、円安の影響もありインバウンドの旅行者がたくさん日本に来ていました。いま箱根本箱の3~4割は外国人のお客様をお迎えしていて、それに合わせて、今回台湾の映画監督や撮影チームをお呼びし、海外向けのプロモーション映像を撮ってもらいました。どんな仕上がりになるのか、とても楽しみです。  先週金曜日のたった半日だけでしたが、台湾のクリエイターの方達の撮影風景を見ていて、

          【オープン社内報#47】「ってふつうは思うじゃん」思考法

          2024年4月のよんだ みた きいた

          1月に末っ子が生まれて、2月は育休を取り、3月は期末で死ぬ思いをし、4月は期首で大変なことばかりだった。ほうぼうの体で迎えた5月の大型連休も、アレよあれよという間に過ぎてしまった。その間に、庭の草刈りをし、あやめは三つ花を咲かせた。 まだ確証は持ててないことが(というかまだ信じてないことが)起き、そのことを通じて久しぶりに友人たちと連絡を取り合った。夜遅く、雨の降るコインランドリーの駐車場で、20分ほど電話で話した。 いま僕は、仕事と家庭の両面で自分が頑張れば頑張るだけ良

          2024年4月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#46】きれいな窓です

           こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  今年の桜は長く楽しめたと思ったら、今度はユキヤナギが白く咲き誇り、ツツジは今年も強烈なピンク色の花を咲かせています。春は楽園ですね。ここから5月なかばくらいまでの新緑の季節が、僕は一年のうちで一番好きです。  そして、ひらくが進めてきたプロジェクトも大きな花を咲かせるタイミング。文喫チームが数年に渡って仕込んできた二つの大型案件が開業を迎えます。表参道交差点のハラカドにできる「COVER」、名古屋中日ビルの「文喫 栄」。どち

          【オープン社内報#46】きれいな窓です

          2024年3月のよんだ みた きいた

          2月は育休期間で、ひたすら家事と雑務に追われていた。新生児が家にいる生活はやはりハードで、とてもじゃないが「休」ではなかった。そして3月。仕事に復帰していきなりフルタイムで月から金。そして土日稼働が2週連続、その翌週も土曜日に働く。 とてもじゃないがいきなり働きすぎだ。別に家に赤ちゃんがいなくても、ここまで仕事を入れすぎると疲れ果てる。挙げ句の果てに、3月末は会食や送別会も重なり、いよいよパンクした。 なんと、3月も通読できた本が一冊もない。ひどすぎる。いまエツィオ・マン

          2024年3月のよんだ みた きいた