超初心者!就活回顧録〜ESの書き方:強み編〜

大学生の就活なんて、みんな初心者です。

ただ、私は超がつく初心者でした。大学生活なんてバイトにサークルに授業に、みんなと同じことしかしてませんでした。

ビジネスについてはおろか、将来についてなんて、まともに考えてなかったです。

ちょうど外出もできないところだし、老婆心で就活超初心者のためのESの書き方について、自分の就活を回顧しながら書いていきます。ぜひ誰かの参考になれば~

対象:

・学生時代「頑張ったこと」がなかった人

・高望みはしないけど、名前は聞いたことあって、初年度月20万くらいもらえて、そっからもまあ平均以上くらいに稼げて必要な福利厚生があればいいなくらいの企業に就きたい人

簡単自己紹介(興味ない人は飛ばしてください)

2018年卒。数打ちゃ当たる戦法で東証一部上場企業にESを送りまくり、某ネズミ王国の運営会社やスーパーゼネコンなど30社程度のES選考を通過。東証一部上場企業に内定をもらい、1年で転職()。

ESを書くにあたり準備すること

・「頑張ったこと」を2~3種思い出しておく(できれば順位や数値が出せるもの)

・それぞれ短文用(50字ほど)と長文用(300字ほど)をコピペ用に作成しておく。

・「頑張ったこと」の結びになる「このように〇〇があるとこが私の強み」の部分をそれぞれ3種ほど作成しておく。(希望企業や業界の求める人材に合わせて「チームワーク」「成果をだす分析力」「リーダーシップ」用など)


強みも頑張ったこともないんだがwww

なくない?ないよね。ないと思ってたんですよ。

でも別に就活ってナンバー1やオンリー1を探してる訳じゃなくて、「企業の風土に合ってて」「まともで」「辞めない」人が欲しいんですよ。

1年で新卒の会社を辞めて、辞めるって超迷惑なんだなーと思いました。研修費とか超かけてくれたもんね…。

それぞれを詳しく見ていくと、自ずと「頑張ったこと」として書けることが見えてくると思います。


企業の風土に合ってる

金融系とITベンチャーでは、求める人材が違うのは想像つきますね?もっと簡単に言えば、乃木坂46のオーディションに受かりたいとき、日サロで灼いた肌にコーンローヘアのへそ出しルックで挑む勇者はいないですよね?でもギャルコンセプト系の地下アイドルのオーディションなら重宝されそうです。

自分の行きたい業界がどんな人を求めているのか、HPや就活口コミなどを見て、お堅い人が欲しいのか、個性的な人が欲しいのか、雰囲気をつかむことが大事です。

行きたい企業が特にない人や、私のようなアナーキストの場合、自分が良いと思ったことを貫いてそれを認めてくれる企業を逆にふるいにかける方法もあります。

私は私服OKの面接に遠慮なく古着で行ったり(割りと通る)、赤髪や金髪で面接したり(割りと通る)してましたよ。(だってダメってかいてないもん。)

ESで言えば、読みやすいように大事なところをハイライターなどで強調したりしてました。(だってダメってかいてないもん。)

ダメって書いてないのに「常識でわかるだろ!」というブラック校則みたいなこと言う昭和野郎のいる会社には行きたくなかったので、敢えてそうしてました。


まとも

さっきの「常識でわかるだろ!」の”常識”の部分が合わないと、会社の人はもちろん新入社員自身も苦労します。ミスマッチを防ぐために「おまいらの言う常識、あるで」というのを示しましょう。

ESでの示し方は、「読みやすさ」「文章構成」「内容」です。

読みやすさは字の丁寧さです。下手でも読める字なら問題ないです。字だけで私のプリントだと特定されるほどの汚い癖字の私でも通りましたから。

後は個性を認める会社なら私みたいにハイライターを使うとか、改行を使うとかです。

文章構成は、

・目的や目標を持って、計画的にやったことを伝える

・結論の位置を効果的に使う(いい結論なら最初と最後に書くとか。「結果がでませんでした」とかの結論なら、共感されるほど頑張ったエピソードの最後に提示するとか。プレゼンの手法です。)

・ポイントは〇個あります、一つ目は~ の書き方をする(これもプレゼンの手法です)

・相手の知らなそうな専門用語は避けるか言い換える(例:マーシャルの匂いでトぶ→音楽機材の匂いでいい気持になる)

・誤字脱字、若者・ネット言葉(超、秒で、など)、ら抜き言葉(食べれない、など)、言葉の誤用(飲めれないなど。正しくは「飲めない」です。)、二重敬語(やらさせていただきました、など)、略語(バイト→アルバイト)に気を付ける。*曖昧な言葉は調べて使いましょう!

・オチをつける(エピソードの後「実はこんなに頑張れたのは貴社の製品のおかげもあり、~」と書いたら人事にめっちゃラブコール受け内定もらいました)

がポイントになります。

オチを付ける、というのは企業の雰囲気に合ってれば有効です。

まともで読みやすい構成で書けることで、とりあえず面接するに値する程度にまともであることは示せます。


内容は、

・盛りすぎない、バレるような大嘘はつかない

・盛ったり嘘をつくなら、面接で突っ込まれることを想定して書く(数値を盛るなら内訳を考えとく)

・数値を盛り込む(忘れたら、嘘にならない程度にでっちあげる☆)

・いいところだけでなく反省点も書く(説得力のある文になり、本当にやったんだぞ感がでる)

・トリガー(気になるポイント)を作り、面接で突っ込まれた想定で答えを考えておく(例:無難に「文学の授業」と書くより具体的に「シェイクスピア非実在説に言及した授業」とした方がトリガーになる。突っ込まれた時も、その内容を語れれば印象アップ。)

枚挙にいとまがないところですが、超初心者ならここらへんを考えて書くとまともな内容になります。


めない

辞めないアピールをサブリミナル的に盛り込むのも大事です。

逆に、「辞めそう」感は排除しましょう。

例えば「アルバイトを5個経験しました」とだけ書くと「短期間で辞める人なんじゃ?」という印象を抱きますね?

でも、「現在アルバイトを5個掛け持ちしており、そのうち3つは1年生から続けております」と書くと、辞めない上に器用でマメでマルチタスクが可能で努力家な印象を与えます。

ものは言い様です。事実なら、効果的に伝えちゃいましょうよ。

後は「勤続30年の父のような社会人になりたい」「幼少期より続けているピアノ」系エピソードも、サブリミナル辞めないアピに効果的です。


これらを踏まえて思い出してみる

はい、つらい時間ですよ~

大学時代、虚無だった人はいないでしょう。バイト、サークル、旅行、家事、授業、実験、ボランティア、留学、映画鑑賞、SNS、ゲーム、ギャンブル、遊び、、、。

どれもエピソードがあるんです。目的や計画がなかったとしても、思い出せばあるし、どうしてもなきゃ結果から逆算して後付けすればいいんです。


「でも書けることないよ!目的とか思いつかないし!数値エピソードとかないし!」という甘えん坊さん。しょうがないな~。

私が面接や友人のES、就活サイトで見て「これなら書けそう」と思ったものを紹介します。(自分でも調べてみるんだゾ☆)

・カレーが好き→自分の好みの味を追求し15種のスパイスを集めた→煮込み時間や材料で変化が出ることを知る→追求すると周辺知識が身に付き世界が広がった

・サークルの飲み会の幹事をした→去年は部員の5割が出席したので、幽霊部員を除く9割を参加させる目標→行った理由と行かない理由を調査→幽霊部員含む9.5割参加→分析し結果を出すことを学んだ

・歩合制のバー(恐らくキャバやホストのこと)で売り上げ1位を目指す→売れてる人を観察→自分にないものを武器にしていることに気づき落ち込む→逆に自分ならではの魅力を見つけた→1位にはなれなかったが売り上げは前月比250%伸び、楽しくなった→他と比較することで見えてくることがあると学んだ

・卒論でマイナーな実験法を扱うことにした→この実験をしたい人を集め先生に講義を依頼(本当はもとからそういう授業があったらしい)→一人ではできない授業なので仲間と協力して実験を学べた→目標達成のための交渉やチームワークが身についた


趣味、飲み会、バイト、授業。これなら書けそうですよね。

具体的な数値や目標・目的、学んだことは後付けでいいんです。(大嘘にならない程度に)

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