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【魚座の君へ】 星座の神話セラピー

【前書き】

内向型の人向け「神話セラピー」

また魚座のお子さんがいる方に向けても
その星座の赤ちゃんが産まれた月末頃の投稿を目標にしています。

いわゆる「星占い」ではありません。

星座の神話を、只のおとぎ話とせず、そこから見えてくる比喩(メタファー)を心理的象徴や、言葉遊びを交えて解釈します。

自分はそういう星のもとに生まれているんだと知り
神話から勇気を受け取ってください。
内向型のあなたには受け取る能力があります。

これから運勢どうなる?というより、この人生をどう生きる?の指針やヒントになれば幸いです。

最後には神話をより身近にするテクニックも紹介。
よりあなたが自分らしく行動でき、選択できるように願って


【魚座の神話】

魚座は2匹の魚がリボンで結ばれている姿の星座です。

結ばれている魚の正体はギリシャ神話の神々
「美の女神アフロディーテ」と
その息子「エロス」

アフロディーテは美の女神であり
ローマ神話では「ヴィーナス」と呼ばれ
エロスは性愛の神「キューピッド」の名前でお馴染み。

俗に「ヴィーナス=アイドルや憧れの女性」「エロス=性的なこと」
と、言葉にも馴染みあるかと思います。

では、なぜこの2人が魚座になったか…



親子二人でユーフラテス川岸を歩いていた時
テュホーンという厄介な怪物が現れます。

テュホーンはゼウスでさえ手を焼くギリシャ神話屈指のモンスター
突然の襲撃に、神々は大慌てで動物に変身して逃げて行きます。

アフロディーテとエロスは魚に変身します。
大混乱の中、はぐれてしまわないよう互いをリボンで結び
共に逃げ切ることができました。

そして、二人の泳ぐ軌跡は川となり
2つの大河「ユーフラテス川」「ティグリス川」になりました。

この2つの大河の間で生まれたのが「メソポタミア文明」です。

余談ですが、襲われた神々は他にもいました。
羊飼いパンはテュホーン出現に混乱して、上半身ヤギと下半身魚という半端な変身をしてしまいます。
このことから「混乱すること」が「Panic(パニック)」という言葉になりました。
こちらは山羊座の神話にも関係するのでまたその時に😁


【眷属の力】

星座に象徴されている眷属(動物や道具)は
「あなたという神性」に従えるものであると知ることは重要です。

魚(サカナ・ウオ)は
水中にいる生物(ウオ)としてだけでなく
食事として血肉となる魚(サカナ)も

サムネイルに使わせたいただいた美しい双魚のイラストでさえ
メッセンジャーとしてあなたに何かを伝えます。

この記事で
知識として潜在意識にスッと入り込み
水面下で霊魚が泳ぎだすようなイメージ。

どんなメッセージか? を読み解くヒントは
今回も神話から引き出しました。

一見関係ないことも、すべて魚座に内包されます。
何か心にひっかかったものは、あなたの中にもあるものです。

すべてが「あなたの内側の物語」です。

目次
【魚】(潜在意識を移動する)
【襲撃と判断】(美意識と聡明さ)
【美と文明】(大きな軌跡を描く)
【おまけ】(愛のエネルギー)

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