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滋賀県長浜市の“建築屋”。新卒採用の予算0から成功させた秘訣は。


滋賀県長浜市にて、“建築屋”として、使う人に喜んでいただける建物をつくることに拘り続けている、株式会社材光工務店様。 創業は大正7年。その歴史は100年を超えています。当時は入社式、内定式、インターンシップ、面接もなく、幹部の方も新卒採用に反対でした。しかし今では新卒採用を行い、組織にも大きな変化が。そんな会社の取り組みとは・・・?


■会社として成長したいが、若い社員が入らなくては未来がない


 会社を成長させるためには若い人材の採用が必要不可欠だと思っていました。しかし、弊社には予算もノウハウもなく、幹部たちは新卒採用にお金を使うことに反対していました。
しかし「人財に投資しませんか」という一言に背中を押され、新卒採用を進めることにしました。

■社員を巻き込むために“目線を合わせる”ことが最も大切


 振り返って一番印象に残っている言葉は、最初の頃に言われた、“目線を合わせることが大切”というものです。いくら社長が新卒採用をやろうと言っても、取締役の納得がないと採用を実行する社員が動かなくなると言われました。確かに大事だと思い、採用に関わる社員を集め、大学生や採用の現状、会社の理想の状態と現実とのギャップを話してもらう2時間程の講演を行ってもらいました。講演を行ったからといって一気に変化があったわけではありませんが、採用に関する意識が高まってきたと思います。

■若手育成は社員育成に繋がる

 リクルートにかける予算は0、就職説明会もそんなに参加していませんでした。大手採用ナビ使用せず、面接、入社式、内定式、インターンシップもありませんでした。しかしそんな弊社に新卒社員が入社し、会社の雰囲気は大きく変わりました。彼らが素晴らしいことはもちろん、30代、40代がどうやって若い人を育成できるかという目線を持つようになりました。若手に教える事で自分の頭の中も整理され、教える事で自分も育っているということもあると思います。

■新卒採用は組織変革のきっかけ

 新卒採用を行うということは、大学生に“こんな会社に入りたい”と思ってもらえる会社を作らないといけないということです。つまり選んでもらう会社になるために自社の強みや弱みを理解し、改善していくことで会社が元気になると思います。
 もし新卒社員を獲得できなくても、長い目で見たら会社を良くしていくことに繋がるので、新卒採用はしたほうがいいと思います。


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