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PCやスマホの上で起きている革命

1.エンターテインメントのオンライン化が止まらない

コロナ感染の中で、さまざまなエンターテインメントがこぞってリアルからオンラインに向かっています。これまでは映画は映画館へ、ライブはライブハウスやコンサート会場へ、演劇は劇場で見るものでした。
(もちろんテレビやDVDもありましたけど…)

それが今回のコロナで、すべて自宅のPCや自室のタブレット、手元のスマホで見られるものに。いわば、全部Zoomになっちゃったわけです

コンテンツが鑑賞、消費される場所というのも実はきわめて重要です。
映画は映画館で、演劇は劇場で、と、それぞれ映画を映画たらしめていたもの、演劇を演劇たらしめていた大きな要因がいきなりなくなってしまったということです

2.過去の例と今回は何が違うのか

こうしたことは実は過去にも起きてはいます
ひとつは、たとえばテレビの登場です・・・テレビで、これまでは会場にいかなければ、劇場に行かなければ見られなかったコンサートや演劇や映画を楽しめるようになりました。
そのあとも、DVDの登場であったり、最近でもNetflix、Amazon Primeのような動画ストリーミング、あるいはiTunesやSpotifyのようなデジタルツールでも起きている変化ではあります


ただし、今回のオンライン化は、新しいシフトが、あっという間に全世界でほぼ同時に起きちゃったということが特徴です。
それも、みんなの目の前のPCやタブレット、スマホの画面というきわめて身近な場所で一気に起きているのです。

(たとえばテレビの場合、1926年12月25日高柳博士が「イ」の字をブラウン管に表示させ、1953年2月1日に国内のテレビ放送がスタート、テレビ受信契約件数が、2000万件を突破したのが1967年です)

あらゆるコンテンツの送りてにとっては出口、ユーザーにとっては入口がひとつになったということです。例えていえば、ひとつの劇場で、映画も音楽も演劇も見られるようになったのです。

劇団ノーミーツ x DOMMUNE Presents
「ZOOMエンターテインメントとONLINE LIVE大研究!!」
ZOOM演劇、ZOOM 映画、ZOOM LIVE、ZOOM TALK SHOW、ZOOM TV、ZOOM記者会見… オンラインLIVE、テレワークコンサート、無観客LIVE、VR、AR、メタバースからオンラインデモまで。〜コロナ禍に産み落とされた新たな視覚表現の定型を研究し、アフターパンデミックにも継承されるエンターテインメントの様式を考える。

このDommuneの配信イベントでは、自分の知っている限りでは初めて、この世界で起きている大変革について明確に意識して取り上げていました

3.オンライン化が進むと何が起こるのか

これによって、何が変わるのでしょうか?もちろん変わらないものもあるでしょうが、各コンテンツの境目は確実になくなっていくでしょう

音楽ライブから、クラブイベント、クラシックコンサート、ゲームイベント、ファッションショー、さらにはゲームプラットフォーム上での映画上映まで、クロスジャンルで百花繚乱のさまを呈しています

4.オンライン化が進んでいるのはエンターテインメントだけではない

さらにいえば、この変化が起きているのはエンターテインメントにとどまりません。ビジネスもTeamsやZoomに。飲み会もオンラインに、デートも婚活もオンラインに。旅行もオンラインに。実は私たちの生活すべてがオンラインに移行しているのが現在起きていることです



5.これからもっと大きな融合が起こる

ビジネスやプライベート、レジャーとエンターテインメントがオンライン上で融合していくことも起きてくるのではないでしょうか

・コンサートのようなビジネスカンファレンス
・デートのような演劇
・ライブのような就職面接
などがこれからは盛んになってくるのかもしれません

目の前のPCデスクトップやスマホの上で今、大きな革命が起きています

最後に「wired」から下記記事を引用します

拡張現実の技術はいまやリアルとオンラインの境界を次々と溶かしていく。あらゆるSFが描いてきたように、これまでの30年、インターネットではまだ何も起こっていなかったのだと後の教科書には記されるだろう。そして誰もが気づいているように、リアルに暮らす場所についての人類の意識は永遠に変わるはずだ


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