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夏のデトックス&免疫力アップ効果も!サッパリ爽やかなあのジュース

6~7月に店頭に並ぶ赤紫蘇
古くから漢方薬としても珍重されてきた紫蘇には、「蘇葉」と書き、「人を蘇らせる葉」という意味で名づけられ、たくさんの効能があるんです。この赤紫蘇を梅干し作りに利用するだけじゃもったいない!というくらい美容にも健康にも多くの効果があることご存じですか?
私は毎年、この時期に赤紫蘇ジュースのシロップをたくさん仕込んでおきます。
手軽に作れてとっても美味しく、様々な効能がうれしい赤紫蘇酢ジュース。
その効能とともに、赤紫蘇ジュースの作り方をご紹介させていただきます。
夏の水分補給に、是非ご活用ください。

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赤紫蘇のうれしい効能(一覧)

赤紫蘇にはうれしい効能がこんなにいっぱい!
まずは、ざっと効能を一覧でご紹介します。詳しくは次の章で解説しますね。

✔ 強い防腐・殺菌効果
✔ 抗酸化作用
✔ 解毒作用
✔ アレルギー症状を軽減・緩和する効果
✔ 食欲増進効果
✔ 目の健康に働きかける効果
✔ 免疫力を高める効果
✔ 骨や歯を丈夫にする効果
✔ ストレスをやわらげる効果
✔ 疲労回復効果
✔ 貧血を予防する効果
✔ 血液をサラサラにする効果

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赤紫蘇のうれしい効能(詳細)

先ほどの効能を詳しく解説していきます。
早く作り方が知りたい!という方は次の章に飛ばしてみてください。

✔ 強い防腐・殺菌効果
カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄分、そしてカリウムが豊富に含まれているだけでなく、ペリルアルデヒド(シソアルデヒド)という成分が含まれています。これは紫蘇の香りの成分で、強い防腐・殺菌作用を持っているので、お弁当シートなどに使われています。
シソの葉はお刺身などにシソ(大葉)が必ずついているのは、食中毒や食あたりなどを防ぐためと、防腐剤代わりでもあります。

✔ 抗酸化作用
赤紫蘇に含まれているロズマリンというポリフェノールは、強力な抗酸化作用を発揮してくれます。

 解毒作用
抗酸化作用同様に赤紫蘇に含まれているロズマリンというポリフェノールは、肝臓の解毒機能を促進してくれる成分でもあります。

 アレルギー症状を軽減・緩和する効果
花粉症やアトピー、ぜんそくなどアレルギー性疾患は、白血球中のTNF(腫瘍壊死因子)が増加することが原因の1つとされています。紫蘇油に含まれる α-リノレン酸にはこのTNFの増加を抑制する作用があり、毎日続けて飲用することでアレルギー体質の改善に役立ちます。 また、紫蘇に含まれるルテオリンという成分がヒスタミンの発生を抑制し、アレルギー症状を緩和すると言われています。

 食欲増進効果
しそには香り成分であるペリルアルデヒドが含まれています。ペリルアルデヒドが嗅覚の神経を刺激することで、胃酸の分泌が促され、食欲が増進するといわれています。

 目の健康に働きかける効果
目の網膜にはロドプシンと呼ばれる光を感じるためのたんぱく質があります。人間がものを見ることができるのはロドプシンが光に反応し、その刺激が脳に伝わるためです。ビタミンAはこのロドプシンを生成するために必要な栄養素です。
しそのβ-カロテンが体内でビタミンAとして働くことでロドプシンの生成が促され、夜盲症や眼精疲労が予防されます。

 免疫力を高める効果
しそに含まれているβ-カロテンは体内でビタミンAとして、皮膚・粘膜を丈夫にする働きをします。ウイルスから体を守ってくれる大切な役割を果たしている皮膚や粘膜が丈夫になると、体の免疫力も高まります。
また、しそにはビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCは、白血球の働きを強化し、自らもウイルスに対抗する役割を果たしています。しそに含まれるβ-カロテンとビタミンCの相乗効果によって免疫力が高まり、風邪を引きにくく、回復力の高い丈夫な体をつくることができます。

 骨や歯を丈夫にする効果
しそにはカルシウムが多く含まれているため、骨や歯を丈夫にする効果があるといわれています。また、しそには骨を構成するマグネシウムや亜鉛も豊富に含まれています。

 ストレスをやわらげる効果
人間はストレスにさらされると体内で大量のビタミンCを消費します。ビタミンCが不足すると、ストレスに弱くなり体や心の不調が引き起こされます。しそにはビタミンCと精神を落ち着かせる働きを持つカルシウムが豊富に含まれているため、ストレスをやわらげる効果が期待されています。

 疲労回復効果
しそに含まれているビタミンB₁には疲労を回復させる効果があります。
ビタミンB1は食事から摂った糖質をエネルギーに変えるために必要不可欠な栄養素です。糖質をエネルギーに変える力が低下してしまうと、疲労物質である乳酸が溜まりやすくなり、疲労を感じるようになります。
また、赤紫蘇ジュースを作る際にクエン酸を入れますので、赤紫蘇ジュースとして飲むことで、そのクエン酸の効果で疲労回復効果は倍増!

 貧血を予防する効果
貧血とは、赤血球に含まれるヘモグロビン量が減少している状態のことをいいます。貧血状態になると、動悸や息切れ、めまいなどの症状が現れます。
しそにはヘモグロビンをつくる材料となる鉄と鉄の吸収率を高めるビタミンCが含まれるため、貧血予防に効果的であると考えられています。

 血液をサラサラにする効果
紫蘇は、血液の凝固を抑える働きがある抗凝固野菜の代表の1つ。
肉や油の多い食事を摂る方にはお勧めです!

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赤紫蘇ジュースの作り方 ①基本の材料

赤紫蘇ジュースは、基本的に、赤紫蘇の葉+糖+クエン酸というシンプルな材料で作ります。そのシロップを水や炭酸で割っていただきます。
どんな糖(はちみつ?きび糖?白砂糖?…)を使うか、クエン酸(レモン果汁?酢?クエン酸?…)を何にするかで味が決まってきます。
色々作って自分好みの味を見つけてみるのもいいですね。
私は、蜂蜜とレモン果汁という組み合わせが好きですが、この方法でも蜂蜜の種類によってかなり味に差が出ます。
またお酢を使う場合も米酢、リンゴ酢、黒酢とそれぞれの風味が変わりますので、それぞれに合わせて味を見ながら入れる量を好みに調整してください。

ここから、代表的な材料で作るそれぞれの作り方や材料・分量をお伝えしていきます。

赤紫蘇ジュースの作り方 ②はちみつ+レモン果汁編

■はちみつのやわらかな甘みとレモンで爽やかな酸味が特徴。
◎材料

赤紫蘇:300g(一袋)
はちみつ:300~500g(蜂蜜の種類によって糖度が変わりますので、お好みの量で)
我が家では子供たちも飲みやすいようにクセのない安心安全のこちらの無添加はちみつ(こちら★)を使っています。
レモン果汁:150cc(レモン約4~5個)

赤紫蘇ジュースの作り方 ③きび砂糖+黒酢編

■黒酢のコクのある酸味が特徴。
◎材料

赤紫蘇:300g(一袋)
きび砂糖:300g(~500g)
黒酢:150cc
レモン果汁:大さじ2

赤紫蘇ジュースの作り方

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①赤紫蘇の葉だけを摘んで流水でよく洗う。

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②大きな鍋に2ℓの湯を沸かし、沸騰したら中火にして①を入れ15分ほど煮だす。(紫蘇の葉はすぐに緑になります)

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③いったん火を止め紫蘇を全部取り出し、もう一度火をつけて糖(はちみつ、砂糖etc)を加え煮溶かす。

④③にクエン酸(クエン酸、お酢、レモン果汁etc)を足し、火を止める。

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⑤粗熱が取れたらふきんやガーゼで漉す
※この時使ったふきんやガーゼは真っ赤に染まりますので大丈夫なものを使ってください。

⑥冷たく冷やして保存

⑦⑥を水やソーダで4倍くらい(お好みで)に割って飲む。

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赤紫蘇ジュースの活用法

この赤紫蘇ジュースのシロップ原液を
✔ かき氷にかけてかき氷シロップにしたり
✔ 寒天を溶かして冷やし固めゼリーにしたり
ヨーグルトにかけたり
色々アレンジして楽しめます。

また、
✔ 水で割った後に少し岩塩を足せばミネラルたっぷりの経口補水液にも

我が家の夏はポ〇リの代わりにこれで脱水症状予防をしていますよ。

是非上手に活用して夏バテ予防をしてみてくださいね。

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