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イタリア! ナターレ旅日記1、美味しいものを食べに駆け足。再会、ミラノ 

さてさて、今回はイタリア旅行での美味しいものの話。その土地に住んでる人と一緒に行ったり教えられたレストランやカフェをレポート。暗い話じゃないよ〜。私にしてはものすごく珍しいのですが、美味しい話!

さてまずはトリノ


名前はPastarell 、カフェだがパスティチェリア(お菓子屋)でもある。バーカウンターに、たくさんのお菓子類が並んでいて一気に目が喜ぶ。ナポリ風らしい。

ロケーションはなんだか近未来すぎるかなといつも思うPORTA SUZA駅の前。超便利な場所。これといった良いお店がこの付には全くなかったところにニョキっと出てきた。オープンしてそんなに長くはなく若い人たちが手際よくやっていて活気がある。
寒い中外のベンチに座って食べる若い人たちの姿が冬の光に当たって眩しい。

定番のブリオッシュはどうかというと(クロワッサンのこと)美味しい。
カプチーノ、OK。


くつろぐ犬 夏だと、犬のために水が用意されるのだろう


 Pastarell  (Piazza XVIII Dicembre, 3, 10122 Torino TO, イタリア)


二つのコーヒー代を払うとお金のない他の人がタダで飲めるというナポリの伝統についての話が書かれている窓辺

カフェといったら世界最古のカフェがあるとかいわれるトリノ、市民がチョコレートを食べたのもこの街の人々が最初。というわけでなのかなんなのか美食の街。ミシェランのレストランもイタリア最多。とはいえフランスとのボーダーだから、味が似ていて典型的なイタリアン、を期待すると裏切られるのでそこは注意が必要。


ミラノへ

この日、Freccia Rossaに乗って向かったのはミラノである。セントラル駅の横のホテルをとった。まだ13時前でチェックインタイムは15時からなのに部屋にどうぞ〜と言われサービスの凄さに笑いが出る。今どきヨーロッパでは

なんか豪華ロビー。珍しくボーイさんがいた(老人だけど)

珍しい! ありがたい。
腹ペコな私たちは早速ランチへ。

ホテルから数百メートル行ったところ、駅の広場に、日本食屋がある。レストラン名はサガミ。味はというと、日本の名古屋出身のチェーン店だけあり、安定の美味しさ。私は二度目の訪問である。イタリア人のグループも多くて、前に比べて人気があるのを感じる。店の前で並ぶ人たちもいる。
後でイタリア人の元クラスメート(30年も前からの友人!)イザに聞いたら、やはりここは人気店だそう。

私が今回食べたのは天ぷらそば。なぜか少し前から頭の中で食べたい、食べたいという感じだったからだ。
食べれて幸せ。うっふっふ。自分でも作れるけど、天ぷらは人にあげてもらったものの方が絶対に美味しい気がする。でも、目の前で食べている夫のきしめんを見ているうちに、なんで私はこちらにしなかったのかと、たいへんな後悔

天ぷらそばと、奥は夫の天ぷらきしめん


長野出身なので、愛知フードも、私からしたらソールフード。実は天板焼きナポリタンとか、あ〜いう愛知飯(名古屋飯とかいうの?)も大好きである。よく高校から帰る時に寄ったカフェにあった。のどかな時代。

とにかくホテルにしてもこのレストランにしても室内が異常に暑い。30度設定にホテルはなっていて、一応切手はあったけど暑かった。おそらくここもそうなんだろう。めちゃ暑い。私は汗だくダクで食べた。これなら冷たいお蕎麦で頼めばよかった。


死ぬほど汗をかいたけど私はここまで脱げないなあ。

それにしても30度設定ってどうよ、この時代! みんなダウンを脱ぎ捨て、人によるとこのようにタンクトップになる人も。
どこへ行ってもイタリアでは店内の室内が超暑かった。ちなみにオランダとかと違いeco意識はゼロなのは確かである。。。

外と中での寒暖がきついから、風邪を引く人も多いのはあたりまである。(ボソッボソッ)

でも、とにもかくにも、サガミオランダにも来てほしい。私の住んでいる街に。定食屋、最高。

この後、ミラノのドゥオモを通りながらクリスマス用の最後のショッピング(義母へのプレゼントも)をして一度ホテルに荷物を置き、30分ほど休憩。

この夜、夫と向かったのは私たちの思い出の場所、ナヴィリオ運河だ。
そこが観光地化されすぎて度肝を抜かれたが、とりあえずレストランへ行く前。観光客と一緒にアペリティボ。夫がミラノに来た時はこの通り沿いにちょこっと住んでいた。3ヶ月? 


これはない! ぼそっ
派手になったナヴィリオ運河 夜中は危ないらしい


それがこの下の、扉のアパート。なんともファンキーなことになっていた。

ちなみに私もこの近くのVIA TORTONA に住んでいた。
あちらの変化もすごい。日本ではトルトーナ地区として有名になってるかも。
ナヴィリオのベネツィア化した変化に二人とも動揺しながら、レストランが開く時間までカフェで待つ。イタリアはどう転んでもいいレストランが開くのは7時以降だからもうお腹はすいている。ここがスペインでなくて良かったと、つい思う。
予約していたのはプーリア料理のレストラン。なんともメトロからも遠い住宅地の中にある。

で、お味の方はというと?

残念なことに、私の口には合わなかった。がっくし。

洗練されすぎてる!


いや〜。。。もっとまともな意気のいいプーリア料理を期待していた身としては、ミラノ風に洗練モダンになってるこの料理には実はがっかり。
ボンゴレとか美味しいのは美味しいけど、う〜ん。クレモーサ、いらない!

この手のボンゴレを考えてなかった


大胆な見た目すぎてキモイ感じ


夫が色々探してくれて、一度行ったことのあるこのレストランを探すのに手間取ったのを考えると、文句は言っていられない。美味しいことは美味しいので、ありがとうございました。

ビジネス用のレストランだわね

そしてミラノ的に言うと、美味しいのだから。(泣)

二人で150ユーロ! ほぼ二万五千円也。自分の誕生日にお祝いしなかったのをここでしたと思い込み、ケチな私はなんとか気を宥める。オランダではこの値段は高くないけどイタリアでは高く感じる不思議。

後ろでは、8時半を過ぎて集まってきた30人レベルのグループは、おそらく会社の忘年会だと思われる。ボスらしい人が軽く挨拶をして食事会が始まっていた。

ミラノ二日目


朝食をカフェで軽く食べ、向かったのがフォンダッツオーネ プラダ。
この美術館に関してはnoteにアップする予定なので、どんどん飛ばしていきます。巨大な場所。
足が棒になった。ここは4時間は見ないとダメだと思う、最低でも。

その後、タクシーで、ミラノの友人と待ち合わせしたのが、こちら、Aquabella(アクアベッラ)。典型的なミラの伝統料理のお店。
ランチ価格はかなり安い。私は定食のオッソブッコとミラネーゼ。25ユーロ。夫はコトレッタ アッラ ミラネーゼ(トンカツ)とリゾット。
食べれない、こんなにと言いながら夫はペロリ。私も美味しくいただいた画ボリュームはとにかくある。
本当にここは最高! ありがとう、Riekoさん!
Riekoさんの夫と4人で喋る喋る。話が終わらない。
夫同士はイタリア語で健康話題。


典型的なミラノ料理

ただし、ここには日本人の期待するような、スパゲッティ系や、ピザはない。一応書いておく。パスタであるのは、Pasta e faggiori(白インゲンとパスタが主の煮込み)である。………パスタ好きにはおすすめはできない。

来てるお客さんも、家族連れだったり友人同士だったり。
いわゆる典型なミラネーゼの小さな食事会にぴったりな場所。

二日目のランチが終わった後、私は病気中の友人へお見舞い。
またもや彼女の住むトルトーナ地区へ。(同じ地区に住んでいた)この友人は30年来の友人である。郵便局で声をかけられてそのままカフェで喋りまくったのを時々思い出す。

夫はフォンダッツィオーネ アルマーニへ。

その後、二人で落合い、前住んでいたアパートを通り過ぎながら、ナビリオ運河へ向かう。なんと前まであった歩道橋、私が落ちた場所は封鎖されていたので少し遠回り。

この日の夕食は適当に決めることにした。
もう歩くのが嫌な夫。「どこでもいいよ」
決めるのは私?
子供か! いや、足が痛いたらしい。
フォンダツィオーネ ジョルジ アルマーニは、墓場のようだったという。
墓場。う〜む。墓老婆を感じさせるようなババアや、ジジイにはなりたくないなぁ。

ナヴィリオの運河沿いに昔からあるpizzeriaに入ることにした。
似た外観の店が増えているので、入るまでその店が昔からあった店だと確かめられなかったけど、勘を信じて。

ウエイターの人に、この店は昔からありますよね、と聞くと、
「ちょうど30周年記念の年なんだよ」と。さすがの私である。
Pizzeria tradizionale

この店では、簡単な一皿を二人とも頼んだ。

夫はアーティチョークが目立つ。魚料理。

FIRETTO DI BRANZIONO CARCIOF
 アーティチョークがのってるシーバース(スズキ)

私は性懲りも無く、シーフードパスタ。イタリアでは義母が魚嫌いで彼女の家では肉オンリーなので外食はとにかく魚系。

ピザを食べてる人もいたけど、家族連れも多く、みんな私たちのように色々なアラカルト一品で食べてる人も多かった。アラカルトも美味しいと知れ渡っているからだと思う。

カジュアルでよそ行きじゃないお店。値段もそこそこ安い。まぁピザ屋ではあるからねぇ。おすすめの店ではある。

やはり30年前から変わってない
向こう側をこの後、30人くらいのグループが駆け回るというようわからないシーンを目撃

このお店の後、いつものようにナヴィリオ運河に昔からある本屋を見たりしながら、ポルタ ジェノバ駅からメトロに乗りこの日は終わり。

ミラノ、1万歩以上歩いてるので、おそらく夫は歩き過ぎで湿布。

とこのあたりで、長くなってきたので、「美味しいもの備忘録」は第二へ続くことにする。



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