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欧州のコロナパス事情と、ウクライナ危機。ep17

ウクライナ状況が気になりブログを書けなかった、そんな日々のヨーロッパ在住のケイコです。危機の時、コロナパス使用はどうなるのかも、ちらり。

オランダ、コロナパスほぼ終了へ


そんなウクライナ危機の中、一つ素晴らしいニュースが。わたしが長年住んでいるオランダは2月25日からコロナパスがほぼ終了に。一応屋内の大きなイベントには必要ですが、そのときは1Gになるそうです。要するに全員テストしてきてね、ということ。ワクチン接種有無関係なく。トラックコンボイの皆様、デモ頑張ってくれた方々、ありがとうございます! デルフト大学の研究者たちも、2G政策はイマイチ効果薄いと証明してくれてありがとうございます。💓

それにしてもコロナ対策の初期対応が遅れたオランダ 政府、今回はかなり慎重。段階的に緩めるということで、あれだけマスクは必要ないと2年前はいっていたのだけど、今は必要な場所ではしてね、とかなりの変化。

晴れて25日からパスなしでは映画館とか、行けなかった遠い美術館とか色々いけるので、これから予定を立て足を伸ばしてみようと思う。

コロナパスはそれにしても他の国がなくならない限り全て終了とはならない。旅行の時は必需になりそうで怖いです。まぁ、これも一つの目的なんでしょうが……。もはや全て紐付けされているオランダに20年以上いるわたしからしたら、もうそういうのどうでもいいじゃないといいたい。

お隣のドイツはどうかというと?


ドイツはアメリカのように州によって政策が違うのだけどコロナパスが撤廃されたところはまだない。しかしながら、わたしが住んでるオランダの近くの州を見てる限りではオミクロン株がだいぶ弱いということで、3G(ワクチン未接種者も陰性パスで入場できる)のところが増えてきた様子。イベントなどにはまだ2G(ワクチン接種者と、回復者)もあるけれど、その場合も+となっていて、要するにワクチンをしていようと、一度かかった人の回復者であろうと、検査してとなっている。

いろいろな細部への気配りぶりがオランダにくらべたら、細かく日本のよう。でもやはり暗黒のヒットラーの時代などの歴史を踏まえて常に、差別や、独裁主義的なものに対しての警戒心はちゃんとドイツには残ってるなと、少し安心といったところ。これも歴史をふりかえ自分たちを分析している結果なのかも。パチパチ!

日独伊三国同盟だったイタリアはどうなのか?


というと、
「ある家族の会話」を前ブログで紹介したのを時間がある人はちょっと読んでいただきたい。⬇︎このナタリア・ギンズブルグの書いてるこの時代はまさにファシズムが吹き荒れる戦争時代である。


彼女が体験した、ユダヤ人系イタリア人としてファシズムによる迫害やら、夫が拷問で獄死したことなどを、わたしはいまのイタリアを見てるとつい考えてしまう

ワクチンを打ってる人には想像できないことなのであろうけれど、イタリアでは、2月15日から始まった、50歳以上にワクチン義務化で打てない人、打ちたくない人たちが、どのくらい苦しめられているか? もしわたしがイタリアに、まだいたら、その人たちと同じ運命だったと思う。

インフルエンザのワクチンによりギランバレーシンドロームになり死にそうになった義母は、なんとか主治医から免責をもらい罰金から逃れているけれど、彼女のように免責をもらえない人々の元にはこれから政府からひと月100ユーロの罰金が届くはずなのである。そして主治医はなかなか免責を出さない。(ちなみにフランスは3人の医者のサインが必要。でも基本罰金はなし)

なんか、どうなっているんでしょう、イタリア! 打てない人も、打ちたくない人も総じて、陰謀論者であると決めつけられているとも聞く。

一時期イタリア国籍を取る事もちらっと考えたわたしからすると、真面目に悲しくなる。これはオーストリアと変わらない独裁国家である。打たないと決めた家の人は学校へ行く時、仕事場で必要なので陰性証明を取るために15ユーロ、二日に一度払っている。カウンセリングに通う人も増え続けている。戦争時と変わらないと、義母はいう。(ワクチンをすんなり打った人は気づいていないかも)

免責をもらったかといってそれはあくまでも罰金を払わないだけ。
スーパーグリンパスがないと公共機関にも乗れないし、いろいろな場所に出入り禁止になる。50歳以降の人で打ってない人は仕事も長いお休みになる。(お給料はもらえない)

故にというか、未接種者10%であるけれど、いたるとこで、不具合が生じていると聞く。イタリア経済は、EUからお金をいただくのが上手い人がトップにいる間はいいけれど、そのあとはどうするつもりなんだろう? 経済も観光も大打撃になってるのは確実。ちなみにわたしは、打ってないのでイタリア行きの飛行機には乗れない。と思ったら、緩和しておりEU内での移動なので、検査をすれば入れそう。隔離5日間プラスその後また検査だけど、、、、。

でもって、4回目のワクチン接種を噂しているということ。(イスラエルか!)日本の科学者の動物実験で6回で全ての動物が死にました、というのをイタリアの友人に教えたけど全く信じてなかったんで、彼女もそうなったら打つんだろうな。(モヤモヤ)

オーストリアの評判がガタ落ち。


もはや言葉なし。多くのオランダ人や、ヨーロッパの人々がちらりと考えてるのはやはりヒットラーが生まれた国だと考えてること。そして歴史に対しての考え、教育がドイツとは違うのがはっきりした。残念な事である。

18歳からの義務化により、受けない人は2400€、あるいは3600€ の罰金が。

特にワクチン打てば娼婦を一人買うお金だすよという政策は、その辺りめちゃくちゃではないのか? 打った人もそのあたり、なんだよそれって思ってると思う。人は、そんなにバカじゃないよ。次の選挙で、オーストリアの国民頑張ってと言いたい。

欧州評議会について

SNS状でいろいろなデマがたくさん流れている。ファクトチェックで調べてみたらすでに記事にもありました。

噂1 -2022年6月30日-欧州評議会は決議2361を調整し、それに対する強制ワクチン接種に異議はありません。
-EUは、2022年7月1日の時点で、必須のEU COVID 19証明書の「法律」を発表しました。これにより、QRcovid証明書を持っていない場合はすべての自由が奪われます。
Kuipersは2022年5月にこのEU「法律」に署名します。加盟国の過半数がいる場合は、強制予防接種が導入されます!

FB上で。

ファクトチェックの記事を見るとすでにこれは嘘。この上を書いた人にも下のサイトを送っておいた。信じて具合悪くなる前に、ちゃんと調べたい。


危機が迫った時、他国はコロナパスをどうする?


スロベキア、入国希望者への条件がどんどん緩和

ポーランドが一番ウクライナからは簡単に入れるのですが、実はワクチンしてない人に対してはダメで(2G)、それプラス陰性証明書が必要とかなり厳しい。なんだかな、ポーランド

ベラルーシ、相変わらずロシアとの演習を続けている国。基本、レベル3で渡航はやめてくださいということ。日本人はビザがないと入れないので、入国は難しい。そちらへ逃げる人はいないと思う。

ちなみに戦争は天気次第なので、嵐の間はない


いまヨーロッパは、台風が続けてやってきている。一週間に3つ?
連日雨と嵐、昨日は、雹と、雷も。
16日に、ウクライナ侵略が始まるとか、20日になったとか、気づくとその日も過ぎている。戦争コメンテーターたちは口々に煽りまくるし、天気のことをいうので、とりあえず天気は最悪だけど我慢。天気最悪の間には何もないらしいので。
とにかく戦争は起きて欲しくないと切に願うわたし。外交努力よろしくです。

ということで今回はこんな感じで。よかったら、いいねしてくれると嬉しいです。

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