【詩】旅人よ

色鮮やかな過去に別れを告げて
モノクロの未来に飛び込む旅人よ

その瞳が映す朝焼けを　
君はどんな言葉で彩るのだろう

不条理な荒波にもまれても
歩みを止めることない旅人よ

ときおり耳を塞ぐ風の声は
君が望む道に誘ってくれるだろう

正しさも間違いもない世界で
真摯に心を開いて笑う旅人よ

嘘偽りないその姿こそが
希望なのだと私たちは知っている

終わりある旅路をゆく君たちよ
それぞれが思うしあわせを掴むのだ