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なぜ静かな暮らしを求めるようになったのだろう

大勢の人のなかにいることがあまり好きではないことに気づいたのは大人になってからだった。
例えば、グループで飲みに行くとか食事に行くとかの場合、上限は何人かと想像してみると、たぶん10人はすでに微妙。
9人もどうだろう。7人か8人ぐらいまでのような気がする。

なにが好きではないのだろうと考えてみた。
たぶん、自分が会話やひとの認識をできるのがそれぐらいまでだからなのかも。
それと、それ以上になると、自分と同じ波長じゃない人が増えて、そのなかにいるのが苦痛になるような気がする。

本当は7、8人でもないほうがもっといい。
3人がベストかな。4人はぎり。

たしか、これには理由があると何かで読んだ気がする。

そのひとつがこれ。


「前頭葉の処理能力の境界線が3と4の境界線にある」
というもの

「LINEグループは、4人以上になるとうざくなる」らしいです。

そして、
「集団感が生まれるのは4人から」
なのだそうです。

店をやっていると、「8人ですけどいいですか」や「10人ですけど」といって入ってきたお客さんが「テーブルをくっつけてもいいですか」と言って、ガタガタとくっつけるのですが、しばらくすると、だいたい、3~4人のグループに分かれてしゃべっている。ほぼ必ずそうなる。

でも、「バラバラのお席でもいいですか」というと幹事は嫌がる。そういうところが集団心理なのだろうなと思う。
集団行動は空気感が大事なのである。


僕はそういう集団の空気感というものがそもそも苦手。

2次会はいつも隅っこで一人、店の人としゃべってたりする。


でも、このことを調べていると、他にもいろんな記事がでています。

それが2つ目。

「HSPは3人以上が苦手」

この記事を書くにあたり、以前にも読んだことがあるのは上の内容だったのですが、今回、この「HSP」というものと遭遇しました。
さて、この「HSP」とはなんなのか?

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、人一倍繊細な気質をもって生まれた人という意味。
こうした気質を持つ人は職場や家庭など生活の中で気疲れしやすく、生きづらいと感じているタイプの方が多いのです。

https://www.shinagawa-mental.com/column/psychosomatic/hsp/

これは90年代のはじめ、繊細な人についてのHSP研究の第一人者である心理学者のエレイン・アーロン(ElaineAron)博士によって付けられた「人の気質」を表す名称です。

https://www.shinagawa-mental.com/column/psychosomatic/hsp/

上記のサイトによれば、HSPの特徴や気質のチェックリストがありました。
下記はそこからの引用です。

アーロン博士によると、HSPには「DOES(ダズ)」と名付けた4つの特性があるといいます。

1.【Depth of processing】 考え方が複雑で、深く考えてから行動する

  • 一を聞いて、十のことを想像し、考えられる能力がある

  • 調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる

  • お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう

  • 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる

  • その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話が嫌い

2.【Overstimulation】 刺激に敏感で疲れやすい

  • 人混みや大きな音、騒音が苦手

  • 友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲労している

  • 映画や音楽、テレビ番組、本などの芸術作品に感動して泣く

  • 人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない

  • 些細なことに過剰なほど驚いてしまう

3.【Empathy and emotional responsiveness】 人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい

  • 人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする

  • 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する

  • 人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる

  • 言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる

4.【Sensitivity to subtleties】 あらゆる感覚がするどい

  • 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまうほど聴覚が敏感である

  • 強い光や日光のまぶしさなどが苦手

  • 近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる

  • カフェインや添加物に敏感に反応してしまう

  • 肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる

  • 第六感がはたらき、よく当たる

  • この他、絶対的に一人の時間が必要な人、緊張しやすい人、子供のころ親や先生に「繊細」「人見知り」と評価されやすかった人もHSPの可能性が高いといえるでしょう。

しかしながら、アーロン博士は4つのうち1つでも当てはまらない人はHSPではない、と定義しています。例えば、4つのうち3つに当てはまっていたとしても、1つはあまり当てはまらないと感じるなら、あなたは「HSP=人一倍繊細な人」ではなく、性格的に「内向的な人」の可能性が高くなります。


さて自分でもチェックリストをチェックしてみましたが、
完全には一致することはなかったので、僕はHSPということではなさそうですが、結構「そうそう」と思う項目は多かったです。

(HSPの人の、集団のなかでの対処方法とかを書いた記事もあります。気になる方は調べてみるといいかもしれません)


こういうところに都会暮らしより、田舎暮らしが好きと思う理由があるのかもしれません。

でも、田舎暮らしをしているひとがみんなそうかというとそうではないようにも思います。
新しいコミュニティの中でいきいきと活動している人もいますし。

ただ、僕は静かに、そして自分を受け容れてくれている人たちの中で暮らすほうが好きです。

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