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まるで異国みたい ひとりこの都会で 
まわり道 遠まわり 辿った迷路 
ユーウツな日々 “生きるため” 生きてきた 
イバラ道 果てしなくバトルは続く 

郷に入れば何とやら、、、っていうけれど 
ジャマしないで! これがあたしのID 
お願い、ほっといてね! 大きなお世話 
「とりあえず×テキトー」が あたしのPolicy 

いつか還る その日まで 
ここで まだ うたってるよ 
どうか 君に届け 
遥か あの空へ  


偽善者だらけの この世の中で 
正直者がバカ見る、って教わった 
それでも 嘘つかずそう、生きてきた 
自分にだけは素直でいたいから 

いつか還る その日まで 
ここで まだ うたってるよ 
どうか 君に届け 
遥か あの海へ  


いつか逢える その日まで 
君を まだ 想ってるよ 
さぁ いま 君に届け 
遥か あの空へ  


そらかな's liner notes

生まれ育った街を離れ、
大阪に住みついて、25年以上になる。
大阪は私にとって、第二の故郷だ。

いまでこそ大阪が大好きすぎて
しっかりなじんじゃってるけど、
慣れるまでには10年くらいかかった。

山あり、谷あり、イバラの道。

仕事ができなさすぎて職場を転々としたり、
コミュニケーションがうまくとれずに
トラブルに発展したり。

「ここにいたくない」
「早く帰りたい」

そんなことばかり考えてた。

でもまさか、
こんなに長く住むことになるとは思わなかった。
すっかり私も、大阪人らしくなったかな。


この『ID』は、
大阪という異国でひとり立ち向かう
自分への応援歌だ。

いつか、帰りたかった。
帰ろうと思ってた。

家族と疎遠になって15年が経ったころ
入院している母を見舞うために帰省した。

飛行機から見下ろす、福岡の街。
ずっとずっと、逢いたかったんだ。

こころに想い描いていた景色を目の前にして
堰を切ったようにあふれ出す涙を、
止めることができなかった。

この曲のイントロを聴くと、あのときの景色が
まざまざと目に浮かんでくる。
(音源ないから伝わらないかもだけど)

あれから、10年。

私が育った実家はすでに取り壊され、
父も母も、この世にはいない。
帰る場所はもうどこにもないけれど
私のDNAに、深く深く刻み込まれている。

私を生んでくれた街。

決して消えることのない
これが、私のID。

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ソラノカナタ⭐️言葉をあやつるアーティスト
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