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なかなか難しい掴み文句


あれこれ書こうかなと思いながら、
久しぶりのnoteです。

先月、こども茶道教室を開きました。
ありがたいことに今回も嬉しい言葉を聞くことができ、中には新しい場所や企画についてもお声がけいただきました。

教室が終わって一番に思ったことはやっぱり
『あーーー楽しかった!』ということ!
そして参加してくれたご家族、師匠、友人、家族に感謝の気持ちでいっぱいになる。

で、当然、反省点も出てきます。
もう少しこうできたらよかったなとか、
ああいう時こう声をかけたらよかったなとか。
でもまあこればっかりは経験なので、回を重ねて自分のものにして行くしかないんですけど。

で、さらに日が経つにつれ、茶道(教室)について再考しはじめるのがいつもの流れです。

私はどうして茶道を教えたいのか、
そもそも茶道って何か、
私のお教室に来てくれる人はなんで来てくれるんだろうとか。

次回のテーマを考えていると、
改めて茶道ってぼんやりしているなと思うのです。
わかりやすい〝何か〟がない。
これをやったら何ができるとか、
そういった目標、目指すところというのが。

なので教室の宣伝として、キャッチーな言葉が見つからずいつも苦戦します。
そもそも
私自身が『習い事でおかしが食べられる』という不純な動機で始めたのだから。

誰でもなんでも、気になることは検索すればすぐにわかる時代。
しかし、いくら調べてもわかりにくい茶道の世界。

現に同じ師匠の元で学んだ仲間たちそれぞれが
動機も目的も違っていました。
そしてみんな、得意分野も違う。

手順を正確に覚えておきたい人、
道具やそれぞれの作家について学びを深めたい人、全国の和菓子に詳しい人、日常と離れて茶道を楽しみたい人、日常の中にある茶道を見つけて楽しみたい人、などなど。

それぞれが同じ所作、動作を季節をめぐり繰り返えしているのに、茶道という大きなくくりの中で自分なりの学びを見つけています。

それがあいまいであり、懐の深さでもあり、
魅力なのだけど、そこに行き着くまでの道標的な言葉。。。

ん?あれ?
でも、いいのかも。
言葉ばかりを探していたけど、
私が伝える茶道、というのがテーマかもしれん。
それにわかりやすい言葉をつける方が
無理難題なのかも。

結論、どんだけ考えてもキャッチーな掴み文句はみつかりません。

それでも、続けることに意味がある。
続けて行くことで自分で意味を見つける。

何度も考えて結局何度も同じところに行き着くな、私。


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