《詩》思惟 1
巨大な円球に律動がはしる
その放たれたる最後の光は
放射状に広がって惑星をも包み
鼓動の高鳴りとともに新たなリズムを刻み始める
意気天を衝き、現出したところの光の大山は、果たしてその原点にして核なる生命の所以を知っている
遠近なる重なりのむこう
あかねさす光のもたらしたる陰影は、空間を支配し、今日一日の始まりを彩る
広がる音声と響きとは、空間の際に溶けて
現象世界の殻を破り、生まれ出でたるところの新生の息吹が、日常の生命を一段高みへと押し上げてくれる
若々しき貴方よ
全身に本有の心をめぐらせよ
そして、真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに思いのままを叫べばよい
横溢する眩しき生命で、老練なる手練手管を打ち払い
新しき時代に光あるを示せ
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