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10点【感想】プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略(プロ奢ラレヤー)


「あきらめる」こそ最強コマンド!
お前を生きづらくさせるものから自分の身を守れ!
世の中に踊らされずに、しんどさとは無縁の
「自分だけの豊かさ」を手に入れろ!
しんどい生き方、もうやめませんか?
絶対に働かない彼は、なぜ生活に困らないのか――。
才能、スキル、何もいらない!
ただ「あきらめる」だけ。
どんな時代でも通用する生存戦略を大公表!!
(出版社HPより引用)

オススメ度 10/10 (自己理解が深まり、充実した人生を送れるから)

▷基本データ

(ぷろおごられやーのあきらめせんりゃく)

【出版社・レーベル】
 祥伝社 出版社HP

【読む前の独断と偏見によるジャンル】
 楽に生きるヒントがある本

【その本を選んだ理由】
 著者の生き方が狂っており、それを垣間見たいから
 これも貸出まで数週間待った人気の本

【貸出日・購入日・もらった日】
 2020/11/3貸出

▷感想

 みんな、最近何か諦めたことはある?

 大きい話やったらワイは、会社で働くことをあきらめてん。
 ちょうど1か月前:10月21日に。

 そしたら、自分がどうなりたいか、どうしたいのかがはっきりした!
 具体的には、10月末で退職して、今は物々交換だけでお客さんと取引するお店を開く準備中
 そしたら、心がめっちゃ軽なって、毎日が最高に楽しいねん!

 ということで、この本で解説されてる「あきらめ戦略」ってのは、身をもって正しいと感じたわ。

 世の中では夢を諦めることはいけないこと、最後まで努力しろとかよう言われてて、夢を諦めることにネガティブなイメージがついてると思うねんけど、この本では、逆に積極的にあきらめることによって、人生は良くなるって語ってはるねんな。

 あきらめる対象は、大事な夢以外全部。

 つまり、

「あきらめる ≠ 努力しない」

 ではなくて、

「不要なものをあきらめることにより、自分が努力すべきものがわかり、夢の実現に近づく」

ってことやね。

 せやから、こんなタイトルやけど、実は夢を叶えるための本でもある。

 ほんで、大事な夢についても、できる限り金銭や努力などのコストをかけないで、それを満たせないかを考えるべきってのが、この本の独自の考え方やと思う。

 例えば、「教師になりたい」って夢が、実は「えらそうに説教したい」ってのなら、低コストで満たすなら「クレーマーになれば良い」とか、極端な書き方がされとるのがウケる。

 あと、著者はテレビゲームとか大好きっぽくて、いろんなことをゲームに例えているのも、ゲーム好きとして楽しい点やったわ。

 ゲームで新しいボスに挑む際に、何がいるかわからへんから、とにかく装備とかスキルを揃えてしまってコストが青天井に増大してしまう。
 でも、いっぺんボスと戦ってみると何が必要かわかって、必要最小限の準備でいけるようになるとか、ゲーマーならわかりみがる話やねん。
 これを人生で例えると、「やりたいこと」、「やりたくないこと」が曖昧な人、つまりボスの正体を知らない人ほど、ムダ金を使ってしまうっていう話。
 やから、あきらめることでボスの正体を見極められたら楽になるよねって話。

 本には書いてへんけど、あきらめて本当に大事な物を見つけることも、ゲームに例えるなら、自分の隠しステータスやスキルを確認することやと思ったわ。

 どういうことかと言うと、ゲームやったら数値とかで表示されてるステータスやスキルが、人生でいう履歴書に書けるような資格や経歴・出身校。

 ほんで、隠しステータスやスキルは、実際に戦ってみて確認するのが必要なように、本当に大事な物も、じっくりと自分を見つめ直して不要な物を捨てんことには見つからへんと思った。

 せやから、この人は何しか、たとえ話が上手いよね。
 自分の能力を部屋の広さ、夢や欲求を家具とかに例えて、部屋の広さは簡単に変えられないから、夢や欲求の量を調整すべきとかなるほどって思うもんね。

 あと、この本であきらめた方がいいとされていることで、「お金」、「見栄」、「安定」の3つは特に大事やと思った。

 お金もたくさんあれば色々解決できて便利やけど、現代日本に住んでいる限り、福祉も充実してるから、実はそんなに頑張って稼がなくてもいいよね。お金のために死ぬねんてもってのほか。
 見栄も張りたくなる気持ちもわかるけど、他人・世間に自分の価値を依存することになるから、キリがない。他人・世間が自分を好むかどうかっていう気持ちなんかコントロールしようがないから考えるだけ無駄よね。
 ほんで安定。将来、何が起こるかなんて、誰にもわからへんねんから、実は全部まやかしやん。だれにも予測できなかったコロナウイルスの影響で、これまで安定と言われた会社(例えば、航空会社)とかでも解雇や倒産が相次いでるし、もちろん、地震や大雨などの天災で人生が狂ってしまうこともあるよね。ワイ自身の経験でも、地方公務員なら適当にボチボチやれる安定した仕事って思ってたけど、深夜に帰らざるを得ない部署に2回も配属されて精神病んで、辞職してしまったから、これも全然安定してへんし。


 とにもかくにも、あきらめることで楽に生きるための具体的なメソッドや思考法が、この本には書かれてるから、今苦しみを感じてる人は、騙されたと思って、いっぺん読んでやってみることをオススメします。(なお、図書館ならタダで読めます)
 ワイも著者の言う「妖怪」(奇異にみられる人)になりつつあって、人生が上向いてきた気がしてるし、毎日笑って暮らしてたらいつ死んでも後悔はないわ。将来の不安のために、今を犠牲にしたくない!

ほなまた!また、おもろい本があったら紹介とかします!

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