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10点【感想】太陽系大図鑑(監修 渡部潤一)

オススメ度 10/10 (太陽系の最新の知識を学べたから)

 本書は,太陽系に関するさまざまなキーワードを,ビジュアルとともにわかりやすく解説した図鑑です。太陽系についてやさしい入門書がほしいという人から,もっと太陽系について詳しくなりたいという人まで幅広く楽しめる1冊です。
 私たちの住む地球は,太陽系を構成する惑星の一つです。太陽系が誕生したのは今からおよそ46億年前だと考えられています。太陽のまわりには八つの惑星がまわっています。水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星です。かつて惑星の一つだった冥王星は,2006年に「準惑星」に分類されました。
 太陽系は,太陽と惑星,準惑星だけで構成されているわけではありません。太陽系とは「太陽と,そのまわりをまわっている天体すべて」です。直径数メートルの岩石も,太陽のまわりを数百年かけてまわる彗星も,太陽系に含まれます。そして,これら太陽系の天体は46億年前,ほぼ同じころにつくられたと考えられています。太陽系には,想像を超える広がりと,気が遠くなるほど長い歴史があるのです。
 本書は,現在の太陽系を構成する天体はもちろんのこと,太陽系のなりたちから最期までを紹介しています。それでは私たちの住む太陽系の世界をどうぞお楽しみください!

出版社HPより)

▷基本データ

【書名】
 太陽系大図鑑
 (たいようけいだいずかん)

【著者等】
 監修 渡部潤一
 (かんしゅう わたなべじゅんいち)

【出版社・レーベル】
 NewtonPRESS

【読む前の独断と偏見によるジャンル】
 太陽系博士になる本

【その本を選んだ理由】
 宇宙の本が好きやから身近な太陽系について学びたい

【貸出日・購入日・もらった日】
 2020/11/25

▷感想

 2020年10月15日発行のNewtonの図鑑やから太陽系について、学生の頃に学んだことの復習だけじゃなく、最新知識にもアップデートできる素晴らしい図鑑やったわ!
 ビジュアルも充実しているからパラパラと眺めるだけでも楽しいし、子供がいるなら家の本棚に是非とも置いておきたい一冊!
 と言うのもわかってることだけじゃなくて、わからないことはわからないと明記してるから知的好奇心を刺激されるし、子供やったら学者になって調べたいって夢を持つかもしれんと思った。

 例えば太陽についてやけども

 太陽の外側にある「コロナ」の温度が100万℃以上ととても高いが、なぜ太陽の表面温度約6,000℃に比べて非常に高くなる原因はまだよくわかっていない。

らしいわ。
 こんな身近に感じている太陽についてもわからんことがまだあるってのがホンマに意外やった。
 宇宙物理学の進歩により138億年前とされる宇宙の始まりとか、すべての恒星が燃え尽きてブラックホールすら蒸発した後の宇宙の終わりとかの果てしないことすら理論を考えられるようになってるのに。

 また、次のようなわかってることについても、太陽の大きさと言うか果てしなさを感じられてとても感動したわ。

 太陽の中心核で発生した光が表面に到達するまでに数100万年から1000万年かかる。理由は放射層のプラズマの密度が高いため。
 地球に届く太陽光は22億分の1しかないがそれでも1370ワット/㎡もある。

 それから太陽系大図鑑やから、太陽だけじゃなくて、水金地火木土天海の各惑星やその衛星は勿論のこと、冥王星やエリスをはじめとした準惑星、火星と木星の間にある小惑星とかについても、大きさとかのデータやら表面写真やらについても掲載されてるし、今、話題の「はやぶさ2」についてもページが割かれていて各パーツの解説とかあるからめっちゃワクワクしたわ!
 NASAの火星探査機「キュリオシティ」が自撮りした火星の大地の写真もめっちゃ未来感があるけど、これが、現実のものやと考えたら人類すごいやんとなんか嬉しなったわ。
 ちなみに巻末には天文現象スケジュールも書かれてて、次の日食は12月15日に南半球で皆既日食があるらしいから楽しみやね。

 てなわけで、太陽系大図鑑の感想でした。
 ほな、またおもろい本とかあれば紹介します。

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