記事一覧
Pythonでダイクストラ法を書いて半日を無駄にした話
FEの教科書を読んでいて、ダイクストラとかいうやつがわけわかんなかったから自分で書いてみるしかなかった。ダイクストラってなんだよ。ローマの思想家?あとPython、インデックス0からなのほんとにやめてねー。とりあえず教科書の図通りで書いてはみたものの、無駄が多すぎる気しかしない。あと、教科書で距離を無限大に定義してたから、sys.maxsizeとか書いたけど、こんなん書いても大丈夫なんか???
米澤穂信「連想五断章」
5つのリドルストーリーを探しまわる話。結末の入れ替えで真相が見えてくるという伏線回収は、米澤穂信さんらしい驚きと面白さがあった。入れ替わるのは予想できたが、記事に対する回答になっているというのは気づかなかった。最後の話は結末を見ても記事の回答にはなっていなかったが、これはこの小説自体をリドルストーリーとしたという趣なのか、問に対する(愛はあるのか?みたいな問い)、「回答することができない」という回
もっとみる綾崎隼「盤上に君はもういない」
将棋モノで、まあそれなりに予備知識もあったので楽しめた。それぞれの視点で語ってくれるので、心情がわかりやすくてよかった。どうも、諏訪飛鳥と佐竹記者は好きになれない性格だったが、登場人物にそんなことを言っても仕方ない笑。千桜夕妃の語りはかなり引き込まれた。ずっと千桜でもよかったのでは?とも思ったが。というか、千桜の話が重いから、他の人の話が軽く見える感もある。まあ終盤急激に追い上げておもしろくなった
もっとみる三秋縋「三日間の幸福」
とにかくまとまりのない殴り書きになってしまったが、感想を残しておくことにした。
かなり好みだった。あとがきにも書かれているけれど、この本の真価は、命の価値なんかを論じたことではないのだろう。俺に刺さったのも、そうしたシリアスなテーマというより、クスノキとミヤギの日常の描写だった。星空、スーパーカブ、自動販売機。俺が生きている街にも確かにあるそれらがとても魅力的に思えた。そうした日常の美しさを自由