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目の前に現れたドアを開けるか/開けないか?

目の前に現れたドアを開けるか/開けないか?この問いは、あらゆるビジネスパーソンにとって重要な意思決定の分岐路であり、また大きくその人の人生を変え得る分岐路でもあると考えています。具体的にはこんなシーンです。

・カンファレンスで目の前に知らない人がいる時に、自分から名刺交換するか/しないか?
・自分が知っている人があまりいない飲み会に呼ばれた時に、行くか/行かないか?
・今の自分があまり興味がない相手からコンタクトされた時に、受けるか/受けないか?
・自分の仕事に一見関係なさそうなミーティングに呼ばれた時に、参加するか/参加しないか?
・新たなサービス(プロダクト)がリリースされた時に、実際に使ってみるか/使わないか?

これらの選択肢のどちらを取るのかは、個人としてどのように時間的・コスト的なROIの計算式を組んでいるのかによりますが、個人的には時間が許す限り左側の選択肢(ドアを開ける選択肢)を選ぶようにしてきました(最近はスケジュールに余裕がなく余りドアを開けれてないですが)。この理由はいくつかあるのですが、

・自分が見えているのは世界のごく一部に過ぎず、その限定的な視野においてROIを算出する行為は教師データの足りないAIのようなものであり、多くの場合最適解ではないと考えていること
・これまで自分がドアを開ける前には全く気づかなかった新たな学びを得る機会や一期一会に繋がった経験を何度もしていること
・時が経った後にそこからの繋がりで素敵な人や案件を紹介してもらえるなど、中長期でConnecting Dotsすることで、自分の大きな糧に繋がっている経験をしていること

などがあります(歳を重ねるほどこのような経験をする機会は増えますが、多くの人が少なからずこのような経験をしているのではと思います)。また、次から次へと非連続な変化が起こっている現代においては、ドアを開ける意思決定から得られるメリットがより大きくなると考えています。なぜならば、ネットを通じてあらゆるモノやコトの可視化が進む中で、「やったつもり」「体験したつもり」になりやすく、ドアを開けない意思決定をする人が増えていくと考えているからです。しかし、実際に体験・経験した人にしか見えない世界はおそらく存在し続けるので、ドアを開けた人しか気付けない事業機会が増えていくと考えています。

ここまでを纏めると、

・ドアを開けない選択肢は、短期的にはROIが合うように見えるかもしれないが、実は中長期で得られるであろう大きな果実を捨てることになり得る
・これからは体験・経験することの価値が高まり、そこから事業機会を得る機会が増えていく

といった感じです。ライトな内容ですが、チーム内で話した内容を簡単に noteにしてみました。良かったら参考にしてください。

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